ども!
節約投資家のぱんだマンです。
新NISA開始まであと4ヶ月を切りましたが、皆さんはどのファンドに投資するか決めましたか?
おそらく『投資先は決めた』って人は多いと思います。
ですが最近は新しいファンドが続々と出てきてることもあって、どのファンドするかってのはまだ決めてない人の方が多いんじゃないでしょうか。
そこで今回は私の独断になりますが、新NISAのつみたて投資枠で投資すべきオススメファンドを投資先ごとに紹介しようと思います。
信託報酬はもちろん、SBIの投信保有ポイント(投信マイレージ)も加味した実質的な信託報酬も合わせてご紹介しますので、ファンド選びの参考にしてもらえると嬉しいです。
成長投資枠編についてもそのうちご紹介する予定ですので、そちらも合わせて参考にしてもらえると嬉しいです。
全世界株式ファンド

まずはオルカンとも言われる万人にオススメできるファンドから行きましょうか。
この投資先は
- 新興国を含めた全世界に分散投資したい
- 世界経済の成長に合わせて安定的なリターンを獲得したい
- どの国が栄える、衰退するなど気にしないで長期で保有したい
そんなことを考える人にピッタリの投資先になります。
オススメファンドは先日信託報酬の引き下げを発表した「eMAXIS Slim 全世界株式(オール・カントリー)」

MSCIオール・カントリー・ワールド・インデックスへの連動を目指し、これ一本で先進国23か国、新興国(エマージング)24か国に上場する約2,900銘柄に投資することができます。
これまでオルカンの最安ファンドと言ったら野村の「はじめてのNISA・全世界株式インデックス」で私も一推しだったんですが、スリム全世界株が同率の信託報酬に引き下げたことで状況が一変。
純資産総額が大きく低コストな運用を5年も続けてきた実績もありますから、選ぶべきはスリム全世界株になるでしょう。
ファンド | 信託報酬(A) | 投信保有ポイント(B) | 実質信託報酬 (A-B) |
---|---|---|---|
eMAXIS Slim 全世界株式 | 0.05775% | 0.0175% | 0.04025% |
はじめてのNISA・全世界株式インデックス | 0.05775% | 0.0175% | 0.04025% |
たわらノーロード 全世界株式 | 0.11330% | 0.05% | 0.0633% |
まぁ、個人的に全世界株式ファンドは「リスクの高い新興国株式の割合を自分で調整できない」というデメリットが気になるので投資することはないんですけどね。

先進国株式ファンド

続いては元祖インデックスファンドとも言える先進国株式ファンドをいきましょうか。
この投資先は
- 地政学リスクや金融法制が未発達な新興国には投資したくない
- 先進各国には分散投資したい
- リスクを抑えて、ある程度のリターンを期待したい
そんなお考えの方に向いている投資先です。
オススメファンドは「たわらノーロード 先進国株式」
MSCIコクサイ・インデックスへの連動を目指し、これ一本で日本以外の先進国22カ国に上場する約1300銘柄に投資することができます。
たわら先進国株にした理由はその安定した運用実績もあるんですが、信託報酬における販売会社報酬の割合が他ファンドより多いためSBI証券の投信マイレージと非常に相性が良いんですね。
特にSBI証券は0.05%以下の販売会社報酬を全額還元していますから、その差が投信保有ポイントの差となって実質的に一番お得なファンドとなっております。
ファンド | 信託報酬(A) | 投信保有ポイント(B) | 実質信託報酬 (A-B) |
---|---|---|---|
たわらノーロード 先進国株式 | 0.09889% | 0.05% | 0.04889% |
<購入・換金手数料なし>ニッセイ外国株式インデックスファンド | 0.09889% | 0.0351% | 0.06379% |
eMAXIS Slim 先進国株式インデックス | 0.09889% | 0.0349% | 0.06399% |
米国株式ファンド(S&P500)

3つ目は最も購入者が多そうな米国株式ファンドをいってみましょうか。
この投資先は
- 株主還元を重視し、しっかりとした金融法制の国に投資したい
- 世界を牽引する米国のトップ企業に投資したい
- 長期で比較的高いリターンに期待したい
そんなお考えの方に向いている投資先です。
そんな人にオススメなファンドは「eMAXIS Slim米国株式(S&P500)」
S&P500インデックスへの連動を目指し、これ一本で米国株式市場全体に対し約80%の時価総額比率を占める約500銘柄に投資できます。
実質的な信託報酬が下記の通り他社ファンドよりちょっとだけ高いんですが、ファンドの純資産総額の大きさや指数への乖離率の低さなどを総合的に判断してこのファンドを選びました。
ファンド | 信託報酬(A) | 投信保有ポイント(B) | 実質信託報酬 (A-B) |
---|---|---|---|
eMAXIS Slim米国株式(S&P500) | 0.09372% | 0.0326% | 0.06112% |
iシェアーズ 米国株式(S&P500)インデックス・ファンド | 0.09380% | 0.0420% | 0.05180% |
たわらノーロード S&P500 | 0.09372% | 0.0346% | 0.05912% |
はじめてのNISA・米国株式インデックス(S&P500) | 0.09372% | 0.0336% | 0.06012% |
SBI・V・S&P500インデックス・ファンド | 0.09380% | 0.0220% | 0.07180% |
ただスリム米国株式は保有株式の一部を第三者に貸付しているため、他ファンドより信用リスクは高いです。
それが気になる人は現物株で運用されていて、貸付もしていない「たわらノーロード S&P500」がベストだと思います。

新興国株式ファンド

最後は最近注目されることも多い新興国株式ファンドをいってみましょう。
この投資先は
- リスクを取ってでも高いリターンを得たい
- 次の10年は米国や先進国よりも新興国が伸びる
- 成長著しい新興国に投資したい
そんなお考えの方に向いている投資先です。
オススメなファンドは「eMAXIS Slim 新興国株式インデックス」
MSCIエマージング・マーケット・インデックスへの連動を目指し、これ一本で世界の新興国24か国の約1300銘柄に投資することができます。
こちらも全世界株式同様、信託報酬が引き下げられてスリム新興国株が単独最安値のファンドになりました。
純資産総額も最も大きく運用も安定しているこのファンドを選んでおけば間違いありません。
ファンド | 信託報酬(A) | 投信保有ポイント(B) | 実質信託報酬 (A-B) |
---|---|---|---|
eMAXIS Slim 新興国株式インデックス | 0.1518% | 0.05% | 0.1359% |
たわらノーロード新興国株式 | 0.1859% | 0.05% | 0.1359% |
<購入・換金手数料なし>ニッセイ新興国株式インデックスファンド | 0.1859% | 0.05% | 0.1359% |
はじめてのNISA・新興国株式インデックス | 0.1859% | 0.05% | 0.1359% |
ちなみに似た指数に連動するSBIアセットの
- 「SBI・新興国株式インデックス・ファンド」
- 「SBI・V・新興国株式インデックス・ファンド」
がスリム新興国株と同率の信託報酬ですが、どちらもETFを買うだけのファンドなため三重課税されるというデメリットがあります。
また新NISAのつみたて投資枠にも採用されていませんから、投資するならスリム新興国株が個人的にはオススメです。
まとめ

以上が新NISAのつみたて投資枠におけるオススメファンドですが、結論ほとんどのファンドで『スリムシリーズを選ぶのが最適解』です。
どれも信託報酬が最安もしくは最低水準レベルですし、それ以上に安いファンドが現れても追従してくれます。
また運用自体もここ数年運用報告書を見てきましたが、乖離が少なく隠れコストも抑えられています。
新NISAにおける出口は人によって30年後、50年後、果ては死ぬまでとなりますから、超長期で保有できるスリムシリーズのような商品を選んだ方がその分複利を効かせられるため有利になります。
また売却しても投資元本分しか投資可能枠が復活しませんから、一度埋めた枠は使う時まで売らないつもりの方がいいかもしれませんね。
まぁ2024年の開始まではあと3ヶ月ちょっとありますから、それまでゆっくり考えて自身が納得する投資先を見つけてください。
成長投資枠のオススメファンドもお楽しみに!
それではまた次回!
have a pandaful day
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