楽天オルカン・楽天S&P500が信託報酬を単独最安値に引き下げ!投資価値は?

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ども!
節約投資家のぱんだマンです。



10月末に設定された楽天の業界最低水準の運用コストを目指す新しいインデックスファンドシリーズの「楽天オルカン」・「楽天S&P500」が早くも信託報酬の引き下げを発表しました。


気になる信託報酬は以下のとおりで、どちらも同指数への連動を目指すファンドとしては単独最安値になります。

楽天・オールカントリー株式インデックス・ファンド
信託報酬:年 0.05775% → 0.0561%
変更日:2023年12月1日

楽天・S&P500インデックス・ファンド
信託報酬:年 0.09372% → 0.077%
変更日:2023年12月1日


『いきなりどうした?!楽天!』って感じですよねww

ここで現時点での類似ファンドとの比較をするとこんな感じ。


全世界株式インデックス

ファンド信託報酬
楽天・オールカントリー株式インデックス・ファンド0.0561%
eMAXIS Slim 全世界株式(オール・カントリー)0.05775%
Tracers MSCIオール・カントリー・インデックス(全世界株式)0.05775%
はじめてのNISA・全世界株式インデックス(オール・カントリー)0.05775%


S&P500インデックス

ファンド信託報酬
楽天・S&P500インデックス・ファンド0.077%
つみたてiシェアーズ 米国株式(S&P500)2026年5月7日まで 0.0586%
それ以降 年0.09072%
eMAXIS Slim米国株式(S&P500)0.09372%
たわらノーロード S&P5000.09372%
はじめてのNISA・米国株式インデックス(S&P500)0.09372%
SBI・V・S&P500インデックス・ファンド0.09380%
iシェアーズ 米国株式(S&P500)0.09380%
例外:ニッセイ・S⽶国株式500インデックス0.05775%


う〜ん、確かに安いことは安いですね。


ただ先日復活した投信保有ポイントについては、信託報酬の引き下げに合わせて引き下げられるようです。

この点は少しだけ残念ですが、信託報酬のうち販売会社報酬を全額還元するというスタンスは変わっていませんので、個人的には仕方のないことかと。


むしろ楽天オルカン・楽天S&P500の実質的なコストが更に引き下げられたことは、個人投資家にとってはメリットしかありませんし、この引き下げによって他社の類似ファンドが追随値下げすることも期待できます。

それを考えると楽天にはグッジョブと言わざるおえませんが、だからといって『これらファンドに投資するか』って言われると答えはNOですね。

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ここからは私の個人的意見になりますが、オルカンとS&P500連動ファンドの信託報酬はもうすでに最低水準と言っても良いレベルです。

ゆえにここからは0.01%を争うコスト競争で1位になったファンドを選ぶのではなく、

  • いかに隠れコストを含めた実質コストを抑えられるのか
  • ベンチマークとの乖離が少ないか

これらがファンドを選ぶ上で重要な要素になってくると思います。


だからこそ表面上のコストは確かに安いですが、実質コストが高くなりそうな楽天の新シリーズはオススメできませんね。

楽天オルカン・楽天S&P500誕生!ライバル超えられず投資価値なし
【辛口評価】まさかの今更の参入と他社と同率の信託報酬。これに投資するならスリムか野村にしとき!


少なくとも1年間は様子見し、最初の運用報告書を確認してから購入しても全然遅くはありません。

信託報酬が0.0968%を謳っていたにも関わらず、実質コストは0.291%も掛かっていた「My SMT S&P500インデックス」みたいなこともありますからね。



またもう一つの可能性として、それだけの期間があればスリムシリーズやたわらシリーズが追随値下げする可能性が高いです。

特にスリムシリーズは楽天の新シリーズが誕生する前から『業界最低水準の運用コストを目指す』と宣言し、それを過去何度も実行してきた歴史がありますから、今回も間違いなく追随値下げしてくるでしょう。


もしかしたら楽天よりも安い擬似S&P500連動の「ニッセイ・S⽶国株式500インデックスファンド」に合わせてくるかもしれませんがね!ww

ニッセイ・S米国株式が0.5575%で誕生。S&P500とほぼ同じって本当?
スリム超えの神ファンドなるか?!ほぼS&P500と同じパフォーマンスでコストは半分。乗り換えあり!!


そうなった時、果たして楽天は本当に追随値下げをしてくれるのか…

スリムシリーズほどの信頼も実績もないこのファンドをあえて選ぶ必要はないというのが私の結論ですね。


インデックス投資なら今後数十年付き合っていくファンドですし、新NISAで購入するとなると途中でファンドを乗り換えることは心情的に難しいです。

それだったら楽天証券の利用者であっても無難にスリムシリーズにするか、S&P500ならダントツに安いニッセイの擬似S&P500ファンドで良いと思いますよ。



それでは今回は以上です。

また次回!

have a pandaful day

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