ども!
節約投資家のぱんだマンです。
『車買うなら中古車っしょ!』って方に朗報です。
10月1日から中古車販売の価格表示ルールが改定され、販売事業者は車両購入時に最低限必要な全費用である「支払総額」と「その内訳」を表示することが義務化されます。

つまり今後は「車両購入に必要な実額が一目で分かる」ということですから、表示価格の安さに釣られて行ったら高額な諸費用やオプションで結局高くなったってことがなくなるんじゃないかと言われています。
そこで今回は中古車の総額表示義務化についてご紹介しますので、購入を検討している方は参考にしてください。
中古車の販売表示価格の支払い総額とは?

今回新ルールとして販売会社に課せられた支払総額の表示義務化とは
- 車両価格
- 諸費用
この2つを合算した価格となります。
車両価格とは消費税を含む車両本体価格のことで、ナビやオーディオ、ETC車載器などの装備品や定期点検整備や保証が付いている場合も含まれます。
諸費用とは自賠責保険料や自動車関係諸税(自動車重量税、自動車税種別割、自動車税環境性能割、法定費用、リサイクル預託金相当額)、車の登録に伴う費用(検査登録手続代行費用、車庫証明手続代行費用)のことを指します。

少し小難しく感じるかもしれませんが、要は購入するにあたり最低限必要な費用は全て「支払総額」に含まれますから、こだわり等がなければ表示金額を支払うことで購入できることになります。
逆に以下のような費用は最低限必要な費用には当たらない内訳(購入者によって要否が異なる費用)ですので、支払総額には含まれません。
- 任意保険料
- 希望ナンバー申請費用
- リサイクル料金
- 下取車諸手続代行費用
- 下取車査定料
- 管轄外登録(届出)費用
- 納車費用
背景は悪質な販売手法の取り締まり

こういった新ルールができた背景には、これまで実際には購入できない安価な価格を表示することで消費者を呼び込み、商談の際に表示価格を大きく上回る金額を請求する悪質な販売手法が常態化しつつあることにあります。
特に
- 異常に安すぎる価格表示
- 強引すぎる販売方法や実際には購入できない価格での販売
- 見積もりには載っていなかった諸費用の請求
など、売るためにはどんなことでもする販売店が特に中古車業界には多い気がします(ビッグモーター、ネクステージの件もありますし)
実際私も以前乗っていた車を購入した際、似たようなことでかなり無駄足を踏まされました。
当時は欲しい車が決まっていたのでグーネットやカーセンサーで探して遠方まで見に行っていたんですが、最安価格に近い販売店ほど諸費用がかかっていて結局トータル金額では他店と同額程度でした。
そんな店舗がマジで何店舗もありましたし、『なんでこんなに表示価格と乗り出し価格が違うんだよ』と当時はかなり憤りましたね。

まぁ、販売店側も検索サイトで上位に表示される・されないで集客が全然変わってきますから事情はわかるんですが、それでも消費者は希望通りの値段で買えないし、ちゃんとやっている販売店は損するしで害しかありません。
なので顧客とのトラブルを未然に防止し、販売店間でも公平・公正な競争を促す今回の改正はかなり評価できると思います。
ただ、おそらく悪質な販売店はそのうち新ルールの抜け道を見つけてやるでしょうから、結局最後は私たち消費者が見分けなければいけないのは変わらないんでしょうけど…
中古車購入の際に少しでも本記事が役に立つと嬉しいです。
それではまた次回!
have a pandaful day
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