ども!
節約投資家のぱんだマンです。
今月27日、中国EV最大手の「BYD」がレベル3の自動運転車を高速道路で試験する認可を条件付きで取得しました。
レベル3といえば一般的な場面において全ての運転操作をシステム側が行うことができ、ドライバーは目を離してメールをチェックしたりビデオを見たりすることができるレベルですから、かなり高度なレベルと言っても構いません。
またすでに認可を得ているBMW、メルセデスベンツに続いて中国メーカーが認められたことで、EVだけでなく自動運転技術までかなり高度なレベルであることが明らかになりました。
これは一日本人としては悔しい気持ちですが、中国株投資家としては嬉しい限りです。
なんせこういう次世代技術をひた走る企業にまとめて投資できるのがCXSEですし、こういった企業がいるからこそ株価は上昇しますからね。
それでは今月も中国株ETFに投資した結果と、中国経済の近況についてご報告しようと思います。
このブログでは、米国株インデックスメインのリスクヘッジとして中国株ETFに積立投資した結果を毎月公開しています。
現在の中国株は政治不安によるカントリーリスクで割安になっているものの、そのポテンシャル自体はかなり高く、中長期的には米国・米ドルの覇権国・基軸通貨の地位に取って代わる可能性があると私は思っています。
積立設定と投資方針はこんな感じです。
投資金額:約3万円/月 利用証券会社:SBI証券 投資期間:38ヶ月(3年2ヶ月) 投資方針:ポートフォリオの3.3%まで積立投資 投資銘柄:中国のトップ民間企業に分散投資できる米国ETFの「CXSE」
やってくれたぜ中国政府!
まずはCXSEの株価の動きですが、この1ヶ月のパフォーマンスは▲7%超と最悪でした。
- 12月11〜12日に開催された中国経済工作会議での景気支援策への失望
- 格付け会社ムーディーズによる中国国有銀行8行の格付け見通し引き下げ
- 景気低迷による企業業績の悪化
- 中国政府による新たな規制
これらがガツンと株価に響いたと思います。
特に中国経済を最も引っ張っている不動産セクターが経済に暗い影を落としている中で、中国政府による景気支援があまり進まないこと。
それどころか外需を獲得でき、経済を牽引できる成長産業を締め付けるような規制を発表したこと。
それらによって国内の企業は二重の責苦を味わい、『経済の急回復は見込めない』と外資系企業や機関投資家に判断されたことが大きいです。
またインフレが収まり経済が順調に回復している米国や欧州などと比較すると、その気配が一向に見えないのも資金が流出している原因だと思います。
実際、年初来でのパフォーマンスを確認してみても中国経済の弱さは顕著。
- CSI300(中国)・・・▲14%
- 上海50指数(中国)・・・▲14%
- 上海総合指数(中国)・・・▲6.5%
- 香港ハンセン指数(中国)・・・▲17.5%
- CXSE(中国)・・・年初来▲24%
- S&P500指数(米国)・・・+24%
- ヨーロッパ50指数(欧州)・・・+13.5%
- 日経平均(日本)・・・+30%
これでは誰も中国に投資しませんよね…orz
こんな状況もあって現在の投資状況はかなり悪いです。
ご覧の通り米ドル建てで▲38%、金額ベースだと3,654ドル(34万円)の含み損となりました。
投資したお金がどんどん溶けていく最悪の状況ともいえますが、今はひたすら耐えるしかありません…泣
CXSEの構成上位5銘柄の動きはこんな感じ。
特にこの中だと中国ゲーム大手のネットイース(網易)が一時25%超の大幅下落と目立ちますね。
これは中国政府が22日に発表したオンラインゲームに関する包括的な規制案が原因です。
発表された規制案では、
- ログインボーナス禁止
- 初回や連続課金へのリワード禁止
- 未成年の投げ銭、ガチャ禁止
などが記されており、ネットイース以外にもテンセントやXD.com、37Gamesなど中国を代表するゲーム会社は軒並み大打撃を受けています。
中国のゲーム市場は年間売り上げ6兆円を誇る一大産業ですし、海外でも莫大なユーザーを抱えるドル箱です。
経済が冷え込んでいる中でこのような強硬策はないと思っていたんですが、やっぱり独裁色が強い中国の動きは予測できませんね。
改めてチャイナリスクというものを強く認識した1ヶ月となりました。
ただそうは言っても中国経済の未来に希望があるのは事実。
今の厳しい状況を乗り越えるまでは我慢していきたいと思います。
それではまた次回!
have a pandaful day
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