ども!
節約投資家のぱんだマンです。
ついに、ついに、長年待ち続けたナスダック100に連動する超低コストインデックスファンドが誕生しました!
その名も、「<購入・換金手数料なし>ニッセイNASDAQ100インデックスファンドファンド」
ちょっと長くて呼びにくいので今後は「ニッセイNASDAQ」と呼びますが、このファンドを作ってくれたニッセイさんには心からの感謝を申し上げます。
思えばまだインデックス投資自体が認知されず国内のインデックスファンドも数が少なかった時代に、一早く使えるインデックスファンドを提供してくれたのがニッセイさんの先進国株式ファンドだったと思います。
そこから今では有名な「たわらノーロードシリーズ」や「eMAXIS Slimシリーズ」が誕生して低コストファンドがどんどん設定されるようになったんですから、ニッセイさんはパイオニア的存在ですよ。
そんなニッセイさんが新たに発表したナスダック100連動のインデックスファンド。
世界の株式市場を牽引しているGAFAMやテスラなど、米国が誇るビッグテックにまとめて投資できるナスダック100指数に連動してますから、『S&P500やNYダウが物足りない』って人にはピッタリな商品かもしれません。
しかも同じ指数に連動する他社ファンドより圧倒的に低コストなものになっていますから、長期投資を考えている人にもいいですね。
そこで今回は新たに発表された「ニッセイNASDAQ」を紹介するとともに、個人的な使い道なんかも紹介しようと思います。
ナスダック100への投資を考えている方は参考にしてください。
ファンド概要について
設定日 | 2023年3月31日 |
---|---|
信託期間 | 無期限 |
連動対象 | NASDAQ100指数(配当込み、円換算ベース) 為替ヘッジなし |
販売手数料 (購入時手数料) | なし |
信託報酬 | 年率0.2035%(税込) |
信託財産留保額 | なし |
主な販売会社 | SBI証券、楽天証券 |
まずファンド概要は上記の通りで、米国のナスダック市場に上場している株式に投資することで「NASDAQ100指数(配当込み、円換算ベース)」への連動を目指しています。
この指数はナスダックに上場している約3,000以上の銘柄から金融銘柄を除いた時価総額が高い上位100銘柄を抜き出し、時価総額加重平均で算出された株価指数です。
主に米国株式に投資していて時価総額加重平均ってことでS&P500と比較されることが多いですが、
- 金融銘柄を除いている
- 情報・技術などテック系業種が中心
- 構成上位5銘柄で全体の約40%、10銘柄で約55%を占める
- 少ないが米国以外の国の株式も含まれる
など、より攻めた指数なのが特徴です(ちなみに私の推し指数ww)
そんな指数に投資できるインデックスファンドは今まで5本あったんですが、どれも信託報酬が高かったんですよね。
S&P500の信託報酬が年0.09%の時代に、一番安い「PayPay投信 NASDAQ100インデックス」でも年0.418%ですからね。
順位 | ファンド | 信託報酬 | 純資産総額 |
---|---|---|---|
1 | <購入・換金手数料なし> ニッセイNASDAQ100インデックス | 0.2035% | 0円 |
2 | PayPay投信 NASDAQ100インデックス | 0.418% | 12億円 |
3 | eMAXIS NASDAQ100インデックス | 0.44% | 579億円 |
3 | NZAM・ベータ NASDAQ100 | 0.44% | 19億円 |
5 | インデックスファンドNASDAQ100 (アメリカ株式) | 0.484% | 629億円 |
6 | iFreeNEXT NASDAQ100インデックス | 0.495% | 553億円 |
それがニッセイNASDAQなら驚きの年0.2035%。
0.4%程度で足並みを揃えていた他社に対して、全く空気を読まないニッセイさんの参入にはシビレました!ww
これだけ低ければ隠れコストを加味した実質コストも低いことが予想されますし、他の<購入・換金手数料なし>シリーズでトラッキングエラーが少ない(運用が上手い)ことも分かっているので、個人的にはナスダック100連動の投資信託で最も投資適格なファンドになると思います。
ちなみに、運用コストが安いと言われるETFと比較してみても破恪の安さです。
順位 | ファンド | 信託報酬 経費率 | 純資産総額 |
---|---|---|---|
1 | Invesco QQQ Trust Series 1(QQQ) | 0.2% | 21.4兆円 |
2 | <購入・換金手数料なし> ニッセイNASDAQ100インデックス | 0.2035% | 0円 |
3 | iFreeETF NASDAQ100(2840) | 0.22% | 37億円 |
4 | MAXISナスダック100上場投信(2631) | 0.22% | 155億円 |
5 | 2568上場インデックスファンド米国株式 (NASDAQ100) | 0.275% | 55億円 |
6 | NEXT FUNDS NASDAQ-100(1545) | 0.495% | 495億円 |
米国ETFの「QQQ」にだけ僅かに負けていますが、その差は誤差レベルですし、購入・売却のための為替コストを考えればニッセイNASDAQに軍配が上がるでしょう。
まぁ、ETFは「指値で買える」というメリットがあるので一概に経費率で選ぶべきではありませんが、それでも長期投資なら買いのタイミングはそこまで気にしなくていいですからね(大事なのは長くも持ち続けること)
新NISAはニッセイNASDAQで決定

これだけ優良なファンドかつ個人的な期待度もめちゃくちゃ高いので、私は来月から早速投資しようと考えています。
ちょうど現在、特定口座で運用している「iFreeNEXT NASDAQ100インデックス」が含み損になりましたから、スイッチングするには絶好の機会なんですよね。
金額は約800万円なので、ざっくり年間2.3万円ほどニッセイNASDAQに乗り換えると信託報酬が安くなります。

同じ指数に投資しているにも関わらず、フツーに無視できないレベルで大きい金額ですよね。
それに信託報酬が浮いた分はそれだけ複利で増えていきますから、数十年後にはどえらいことになっていますよ。
ちなみに、私は来年から始まる新NISAの成長投資枠についてもこのファンドでいこうと思っています(つみたて枠ではおそらく購入できない)
理由は2つ。
- 期待リターンが高いものを非課税枠で買いたいから
- 分配金が出ない、もしくは内部で自動投資される投資信託の方がお得だから
まぁ、この辺は過去記事は参考にしてください。


今後新たなる懸念として、「eMAXIS Slimシリーズ」など他社の低コストファンドが参入したり、先ほど紹介した既に設定されているファンドが信託報酬を引き下げてくる可能性もあります。
しかし、その点についても個人的にはあまり心配していません。
ニッセイさんは過去、他の<購入・換金手数料なし>シリーズにおいて何度も信託報酬を引き下げてきた実績があります。
下記はMSCIコクサイインデックスに連動する「<購入・換金手数料なし>ニッセイ外国株式インデックスファンド」の信託報酬率の推移ですが、設定時から何度も引き下げて現在は年間0.1023%。
これはあの「eMAXIS Slimシリーズ」の先進国株式ファンドと同じ報酬率ですから、どれほどコストにこだわっているかは分かると思います。

つまりeMAXIS Slimシリーズ並みに低コストかつ、今後も低コストであり続けるだろうナスダックファンドができたんですから、仮に他社が参入しても既存ファンドが値下げしても『ニッセイさんに任せておけば大丈夫』ってことです。
多少安いファンドが誕生しても、しばらくすれば同じ信託報酬率またはそれより安くしてくれますよ。
ってことでナスダック100への投資に興味がある人の参考になれれば嬉しいです。
ではまた次回!
have a pandaful day
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