ども!
節約投資家のぱんだマンです。
ついにウクライナとロシアの戦争が始まりました。
これにより株式市場とりわけ欧州の株式市場は大荒れの日々ですが、さらにひどいのはロシア株です。
特に銀行間の国際金融取引を仲介するSWIFTから排除されてからは、総崩れと言っても過言ではなく年初来で42%もの下落を記録しています。

ただそうは言ってもロシア株をメインで投資している人は少ないでしょう。
そこで今回は投資している人が割といるであろう新興国株式インデックスでのロシア株比率を見ていきたいと思います。
これを知ることで新興国株については多少なりとも安心できる(欧州株は分かりません….)と思いますで、不安な方はご参考ください。
3/5追記:MSCIとFTSEの主要指数からロシア株が除外されることになれました。
詳しくはコチラ
※私はいかなる理由があろうとも武力による侵攻には反対です。
元陸上自衛隊の一人として、戦争が外交の一つの手段と知っていても許容できません。
ウクライナの人々が1日でも早く平穏な日常に戻れるよう、一個人として尽力いたします。
新興国株式インデックスについて

まず新興国株式インデックスには主に2つの代表的な指数があります。
それが
- MSCI社・・・MSCI Emerging Markets Index
- FTSE社・・・FTSE Emerging Index
採用国に微妙な差はあれど、ロシア株の比率が大きいのはFTSE社のものです。

なので今回はFTSE社のインデックスファンドを基準に考えてみたいと思います。
ちなみにFTSE Emerging Indexを指標とする代表的な投資商品は以下の通りです。
- SBI・新興国株式インデックス・ファンド【愛称】雪だるま
- 楽天・新興国株式インデックス・ファンド
- iFree 新興国株式インデックス
- VWO
ロシア株比率は?
さてそれでは本題であるFTSE Emerging Indexの最新のロシア株比率を見てみましょう。
※投資商品によってはその時のパフォーマンスで比率が微妙に異なります。
FTSE社から得られる最新のデータは2022年1月末時点ですから、まだ侵攻前のデータですね。
ですが、暴落前ですらロシア株の比率はたったの3.19%。
最も保有割合の高いガスプロム(半国営で世界最大の天然ガス企業)でもその比率は0.34%です。
この程度でしたら言い方は悪いですが、例えSWIFT排除やより強力な経済制裁によってロシア株の全てが紙切れになっても、新興国株式インデックスへの直接的な影響は限定的です。
むしろこれらロシア企業と繋がっている欧州株の方が甚大なダメージを受けるでしょうね。
現にSWIFT排除で欧州の銀行株は下落しましたし。

そうなると結果的に新興国を含む全世界にその影響は波及しますので、間接的なダメージは間違いなく受けます。
今は良くも悪くも世界の金融市場は連動性が高いですから、影響の大小はあれどほぼネガティブな方向に世界の金融市場は引っ張られるでしょう。
ただもともと新興国株式はこのようなカントリーリスクがつきものですから、狼狽えている方は意外と少ない気がします(むしろ積極的に買っているような?)
個人的にも長期で見れば新興国市場は今後間違いなく伸びると思いますので、ある意味買い場とも考えられます。
最悪の想定は、この戦争がより長期化してNATO軍や米軍と直接ロシア軍が事を構えることですが、そうなる可能性は低くロシア経済もそこまで長期戦は保たないでしょう。
なので慌てず今まで通りコツコツ積立、これで問題ないと思いますよ!
今回の記事が少しでも参考になると嬉しいです。
それではまた次回!
have a pandaful day
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