ども!
節約投資家のぱんだマンです。
ネット証券でSBI証券と楽天証券に次ぐマネックス証券が、ついに本気になってきました。
なんとマネックス証券だけでしか購入できない超低コストS&P500ファンド「つみたてiシェアーズ 米国株式(S&P500)インデックス・ファンド」を今月17日リリースします。

その信託報酬は驚くなかれ、わずか0.0586%!
ちょっとしたカラクリはあるものの、S&P500に投資するインデックスファンドとしては最安ファンドとなっております。
また投資信託の保有でもらえる投信保有ポイントについても大きな発表がありました。
それがこれまでポイント付与対象外であった一部の全世界株式インデックスファンドにもポイント付与再開のお知らせ!

その付与率は絶対王者であるSBI証券と全く同じですから、1.1%還元のクレカ積立と組み合わせることで更に強力になるでしょう。
そこで今回はマネックス証券に関わるこれらニュースをご紹介しますので、インデックス投資家の方々やマネックス証券利用者はぜひ参考にしてください。
新たなS&P500ファンドの実力は如何に

まず最初に言っておきますが、今回新たに設定されたS&P500ファンドはマネックス証券の専売ファンドになります。
そのためSBI証券や楽天証券などの他証券・他銀行から購入することはできません。
ですが販売会社をマネックス証券に絞ったことで、信託報酬における販売会社報酬を徹底的に下げることに成功し、わずか0.0586%という超低コストファンドの組成に成功しました!
これは既存のS&P500連動ファンドにおいては最安の信託報酬ですから、来年の新NISAにおいても活躍する可能性があります(つみたて投資枠、成長投資枠のどちらにも対応予定)
ファンド | 信託報酬 |
---|---|
つみたてiシェアーズ 米国株式(S&P500)インデックス・ファンド | 0.0586% |
eMAXIS Slim米国株式(S&P500) | 0.09372% |
たわらノーロード S&P500 | 0.09372% |
はじめてのNISA・米国株式インデックス(S&P500) | 0.09372% |
SBI・V・S&P500インデックス・ファンド | 0.09380% |
iシェアーズ 米国株式(S&P500)インデックス・ファンド | 0.09380% |
もちろん肝心の中身についても問題ありません。
このファンドは以前紹介した「iシェアーズ 米国株式(S&P500)インデックス・ファンド」とほぼ同じ仕組みで、投資家から集めたお金を米国ETFの「IVV」に投資するだけのファンドです。

運用会社も同じブラックロックですから、販売会社がマネックス証券に限られるぐらいでパフォーマンスはほぼ同じと見て良いでしょう。
気になる「iシェアーズ米国株式」とベンチマークであるS&P500種指数との騰落率を比較してみても指数との乖離は見られませんし、スリム米国株ともほぼ同じ水準で運用されているのが分かると思います。
騰落率 | S&P500種指数 | iシェアーズ米国株式 | スリム米国株 |
---|---|---|---|
1ヶ月 | -2.5% | -2.5% | -2.5% |
3ヶ月 | 1.2% | 1.2% | 1.2% |
6ヶ月 | 19.6% | 19.6% | 19.7% |
1年 | 23.4% | 23.6% | 23.7% |
3年 | 88.3% | 87.2% | 89.4% |
5年 | 106.5% | 104.6% | ー |
また運用報告書で分かる「iシェアーズ米国株式」の隠れコストもスリム米国株と同等(むしろ若干低い)です。
ですから、おそらく「つみたてiシェアーズ 米国株式(S&P500)」においても指数に一致した運用を低コストで実施してくれると思われます。
ただ一つ注意点があって、それが「0.0586%」という信託報酬が2026年5月7日までの期間限定なこと。
この日以降は「年0.09072%」となるそうです。

まぁそれでも他ファンドより信託報酬は安いので、2026年以降も活躍すると思います。
あとこれは個人的意見になるんですが、先日登場した擬似S&P500ファンドである「<購⼊・換⾦⼿数料なし>ニッセイ・S⽶国株式500インデックスファンド」と比較すると、優位性はかなり失われてしまうと思いますね。
というのも、あちらは恒常的に信託報酬が0.05775%とコストで優っていますし、パフォーマンスもほぼS&P500ファンドと変わらないことが予想されますから。

それを考えると私だったらニッセイを選択しますかね(更なる値下げ余地もありそうだし)
一部の全世界株式インデックスファンドにもポイント付与開始

マネックス証券二つ目のニュースは、これまでポイント付与対象外であった一部の全世界株式インデックスファンドにおいても投信保有ポイントが付与されるようになることですね。
具体的な銘柄と新たな付与率は次のとおり。
- eMAXIS Slim全世界株式(オール・カントリー)0%→ 0.0175%
- eMAXIS Slim全世界株式(除く日本) 0%→ 0.0175%
- eMAXIS Slim全世界株式(3地域均等型) 0%→ 0.0175%
- SBI・全世界株式インデックス・ファンド 0%→ 0.0220%
- はじめてのNISA・全世界株式インデックス 0%→ 0.0175%
- Tracers MSCIオール・カントリー・インデックス(全世界株式) 0%→ 0.0175%
いずれのファンドも0%から大幅アップ!
冒頭で紹介したようにSBI証券の投信マイレージと同率になり、業界トップクラスの付与率となりました。
これはマネックス証券で投資していたオルカン保有者にとっては最高のニュースですね。
ちなみに付与開始は2023年11月からと新NISA開始前から付与されるので、すでに投資している人も今月から付与されるようになります。
ただ依然として以下の銘柄はポイント付与対象外なので注意してください。
- PayPay投信 米国株式インデックス
- SBI・新興国株式インデックス・ファンド
- SBI・先進国株式インデックス・ファンド
- SBI・V・S&P500インデックス・ファンド
- SOMPO123 先進国株式
- iシェアーズ 米国株式(S&P500)インデックス・ファンド
まとめ

個人的に今回の変更は『マネックス証券、マジやん!』となった内容だったんですが、皆さんはどう受け止めました?
特に専売ファンドを作ってまでS&P500ファンドのシェアを獲りにきたのは意外でした。
まぁ、楽天証券も最近全世界株式ファンドとS&P500ファンドをリリースしましたし、業界の三番手の座を守るのも大変なんでしょうね。

私としてはSBI証券一強は望ましくないので、楽天やマネックスには引き続き頑張ってもらいたいです。
今後も期待してるぞ!
ってことで今回は以上です。
また次回!
have a pandaful day
コメント