つみたてNISAと一般NISAが運用一体化へ!同一口座で運用できるとなにができる?

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ども!
節約投資家のぱんだマンです。



NISA制度改正に関する新たな情報が出てきました!

NISA「つみたて」と「一般」、同一口座で運用一体化へ…口座数・投資額拡大を後押し
【読売新聞】 政府・与党は、少額投資の運用益を非課税にする「NISA」について、つみたてNISAと一般NISAを同一口座で運用できるように改正する方針を固めた。わかりやすい仕組みにして、口座数と投資額の拡大を後押しする。 現行制度で
NISA 生涯投資上限は1800万円で調整 | TBS NEWS DIG
政府、与党は少額投資非課税制度=NISAの生涯の投資上限を1500万円とする方向でしたが、その後の調整で1800万円に引き上げる方向で検討していることが分かりました。つみたてNISAで投資信託への年間投資額はいまの3…


簡単に記事の内容をまとめると、一般NISAとつみたてNISAを一本化して口座数と投資額の拡大させるとのこと。

また、年間投資枠上限が360万円になることも案として上がっています。


これまでの政府案をまとめると、生涯投資上限額(1800万円)は設定されるものの

  • 非課税期間無期限
  • 一般NISAの機能を引き継ぐ「成長投資枠(仮称)」の創設
  • どちらの利益に対しても非課税

こんな感じでかなり個人投資家が望む理想的な展開になってきました



特に以前までは『つみたてNISAと一般NISAは一本化されずにそれぞれが残る方向で進んでいる』と言われていたので、一本化は個人的にかなり良かったですね。

また、このまま本当に一本化されれば、

  • つみたてNISAで資産のコアとなるインデックス投資
  • 成長投資枠でサテライトとなるアクティブ運用

このようなコア・サテライト的な投資法も非課税で行えますから、多くの人にとって資産の大部分を置ける場所となりそうです。


そこで今回は上記事項が達成されるとどうなるか、さまざまな角度から検証して見たいと思います。

つみたてNISA・一般NISAを利用している・利用しようと考えている人は参考にしてください。

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資産運用に幅が生まれる


これまでつみたてNISAの利用者は、20年という比較的長い非課税期間が認められていたものの、金融庁が定めた特定の投資信託・ETFの中からしか投資する商品を選ぶことができませんでした。

逆に一般NISAは割と自由に投資商品を選ぶことができましたが、ロールオーバーしなければ5年という短いスパンで非課税期間が終了してしまう欠点がありました。

これが一本化すれば自身のリスク許容度や取りたいリスクによって、好みのポートフォリオを非課税口座内で組むことができるようになります。


例えば、

  • 手堅いインデックスファンドをコアにして、バラエティ豊富な海外ETFを混ぜたポートフォリオ
  • セクターETFや個別株で非課税制度をフルに狙う攻めたポートフォリオ
  • インデックス投資と高配当株投資を混ぜたバランス型ポートフォリオ
  • 債券ファンドを多めにして防御力を高めつつ、投資額の大きさで目標リターンを狙うポートフォリオ

どれもこれまでは特定口座で自分で組み合わせるしかなかった投資法が、実現できれば一つの口座で完結します。

管理の手間も楽になりますし、個人的にはかなり個人投資家にとってプラスになると思います。

高配当株および増配株への投資は旨みが出てくる


資産形成期において、配当金は再投資して複利で資産の最大化を図ることが最も効率的だと言われています。

つまり配当金に日本や海外の課税がある高配当株および増配株は、配当が少ないグロース株や内部で自動再投資される投資信託より不利とされてきました。


加えて、米国株の配当には米国と日本の両方で課税されており、二重課税になっているという問題があります。

一応、米国で引かれた所得税の全部または一部を「外国税額控除」で還付させることができますが、確定申告が面倒だったり、申告方法によっては保険料や納税額が上がってしまうデメリットがあって中々初心者には難しいです。


しかし一本化されたNISA口座で高配当株および増配株に長期投資できるとなると、配当金にかかる税金は国内株・国内ETFなら0%、米国株・米国ETFなら現地課税10%のみとなり、一方的なまでに不利な状態ではなくなります。

むしろキャッシュフローを重視する投資家にとっては特定口座で保有するより圧倒的にお得になることから、実現すれば間違いなく利用することになるでしょう。


個人的にもリスク分散のために配当貴族指数である「Tracers S&P500配当貴族インデックス」に投資しようと考えていたので、つみたてNISA対象外のこのファンドは一本化したNISA口座で購入したいと考えています。

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出口戦略が不要になる


つみたてNISAにしろ一般NISAにしろ、これまで数多くの出口戦略が検討されてきました。

一般NISAはロールオーバーしなければ5年と期間が短いため、『5年後までに値上がりして利益確定できる会社に投資する』という投機的なことが要求されてきました。

つみたてNISAも『20年後には売却すべきなのか、特定口座で移された時の時価で運用続けるべきなのか』っていう疑問がよく挙がっていました。


これはひとえに終わることが前提にある制度だからです。

これが一本化して非課税期間が無期限になれば、必要になるまでとりあえず持っておけばいいという最強の出口戦略が可能になります。


つまり移管前後の税金のことも、売却タイミングのことも考えなくていいんです!!



価格変動リスクが怖ければ、国債などの債券インデックスでも十分です。

銀行預金ですらわずかな利息に20.315%の税金がかかるんですから、同じ利率でも税金がかからないNISA口座の方が税引き後リターンは高くなりますからね。


必要な時に必要な額を非課税で売却する。

これほど誰でもできる簡単な出口戦略ありませんから、これは早く実装してほしいですね。

まとめ


つみたてNISAと一般NISAの運用が一体化されたことを想定して、変わりそうなところを考えてみました。

まだまだ色々ありそうですが、もし他にも『こんな感じになるんじゃね?』みたいな意見ありましたら教えてください。


それにしてもマジで大きく改善されそうでめっちゃ楽しみですね(● ˃̶͈̀ロ˂̶͈́)੭ꠥ⁾⁾

今後数日中にも税制調査会で詰められて、いよいよ12月中旬には与党税制改正大綱の策定ですよ!


本当につみたてNISAと一般NISAが一本化されるのか、非課税期間は無期限化するのか、年間投資枠はいくらになるのか、なにか大きな動きがありましたらすぐお知らせしますね。


それではまた次回!

have a pandaful day

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