ども!
節約投資家のぱんだマンです。
前回、インデックス投資の投資先として全世界株式、先進国株式、新興国株式を比較しました。

今後の投資先としては勉強になりましたが、肝心の米国株式に関しては調べきれなかったです。
そこで今回は米国株式でもNYダウ・S&P500・ナスダック100について調べてみようと思います。
特にS&P500はつみたてNISAで毎月積立し、ナスダック100はそれ以上に特定口座で積立しているので、私自身もどうなるか楽しみです。
米国株式に主に投資している人や米国株式一択と考えている人は是非参考にしてください。
それではいってみましょう♪
NYダウインデックス

まず最初に紹介するのは、この3つの指数の中で最も歴史のあるダウ工業株価平均指数です。
NYダウやダウ30とも言われ、1896年に作られた指数です。
名称に「工業株」が含まれているものの、工業株に限らず公益事業と輸送事業以外は組み入れられており、ニューヨーク証券取引所やナスダック市場に上場している米国の超優良企業30銘柄が厳選されています。
30銘柄と数は少ないものの、一定の業種に偏らず幅広い業種から選定されていることや世界的な企業が名を連ねていることから、信頼できる指数として多くの機関投資家にも使われています。
銘柄入れ替えは不定期で行われ、最近では2020年に3社入れ替わりました。

また3つの指数の中で唯一、株価をベースとした「株価平均型」を採用しているので、各銘柄の株価に左右されやすい一面があります。
簡単に言うと、1日で急落した銘柄が複数あると株価の平均値は下落しますし、1日で株価が大きく上昇した銘柄があれば前日よりも株価の平均値は上昇します。
どちらが良いとは言えませんが、ここは時価総額加重平均型のS&P500やナスダック100と異なるので注意しましょう。
過去最大の下落率は2007年11月〜2009年2月に-47.05%を記録しました。
主な投資商品としては、国内ETFで1546、海外ETFでDIA、投資信託でiFree NYダウ・インデックスがあります。
ここ10年の年平均リターンは13.72%で、1999年からの設定来リターンは8.46%%です(DIAの場合)
下記は1999年の設定来からの対数チャートです(インフレ調整済み)

S&P500インデックス

米国株インデックスを始める場合、多くの人が購入するのがS&P500指数に連動したインデックスファンドだと思います。
実際その歴史はNYダウの次に長く、1941年から開始しています。
構成銘柄は「ニューヨーク証券取引所」「NYSE American」「NASDAQ」に上場している米国の大企業から500銘柄が選ばれ、時価総額荷重平均で算出されます。
現在の時価総額はおよそ25.5兆ドルで米国株式市場の約80%を取得しており、米国経済全体の動向を見る指標としてS&P500は非常に有効です。
また独自の委員会により四半期ごとに銘柄入れ替えが検討され、最近ではテスラが組み入れられてビッグニュースになりました。
ここ10年ほどは情報・通信産業(いわゆるハイテク)分野の成長が著しく、S&P500における情報・通信産業の構成割合も高くなっております。
ここが株価平均型のNYダウの違いですかね。
しかし成長や衰退に合わせて自動で構成比率が変化するので問題ないと思います。
過去最大の下落率は2007年11月〜2009年2月に-50.80%を記録しました。
主な投資商品としては、国内ETFで1547、海外ETFでVOO、投資信託でeMAXIS Slim 米国株式(S&P500)があります。
ここ10年の年平均リターンは15.23%で、1994年からの設定来リターンは10.48%%です(SPYの場合)
下記は1994年の設定来からの対数チャートです(インフレ調整済み)

ナスダック100インデックス

最後に紹介するのが、アメリカのベンチャー企業向け株式市場として有名なナスダック100です。
現在、ニューヨーク証券取引所と並ぶアメリカの代表的な株式市場となっており、ナスダック総合では約3000以上の銘柄が上場しています。
この中から金融セクター以外の銘柄で、流動性が高い時価総額上位約100社をナスダック100の銘柄にしています。(現在は104銘柄)
NYダウやS&P500と異なり米国の企業と限定していないので、米国以外の国の企業も含まれるのが特徴です。
まぁ、ほとんどは米国企業ですけどね。
iFreeNEXT NASDAQ100インデックスの月次レポートだと米国以外は2021年7月末時点で1.9%のみです。

これも構成銘柄と同じように、上場していれば他国の企業が成長すればするほど構成比率は自動で増えるので投資家は楽ですね。
構成銘柄の入れ替えは毎年12月に行われ、10月または11月の時価総額を基準として順位をつけることで入れ替えがされます。
だいたい以下のルートになります。

個人的に3指数の中で最も基準がシンプルでわかりやすいので、透明性や信頼性が高いです。
そして最大の特徴はハイテク (IT) 銘柄の影響力が強いことです。
実際に組み入れ割合を確認すると、情報・技術セクターが45%、コミュニケーション・サービスが18%とS&P500よりかなり高いです。
特に組入上位10社で全体の51%を占めているので、この10社の影響がすごい大きいです。

だからこそ、インデックスファンドでありながら高いリターンが期待できるんですけどね!
それでもリスクは他の2つの指数より格段に高いので忘れずに。
リターンが期待できる反面、下落する時の勢いは凄まじいです。
過去最大の下落率は2000年4月〜2002年9月に-81.08%を記録しました。
うひやぁぁぁ〜((((;゚Д゚)))))))
主な投資商品としては、国内ETFで2631、海外ETFでQQQ、投資信託でiFreeNEXT NASDAQ100インデックスがあります。
ここ10年の年平均リターンは21.39%で、2000年からの設定来リターンは7.32%です(QQQの場合)
下記は2000年の設定来からの対数チャートです(インフレ調整済み)

どれがいいの?

米国株インデックスはどれも個性が強いため、まず始めるなら最もバランスのいいS&P500インデックスをオススメします。
ただナスダック100のリスクに耐えられるなら、そちらもアリです。
実際私はリターン狙いでナスダック100に集中投資していますし!
強いて言うならNYダウは不要だと思います。
リターンは高いですが30銘柄と分散されていませんし、投資商品もS&P500の方が豊富です。
下記は3つの投資先を一つのチャートで表したものです。
一番設定日が新しいQQQの2000年からの対数チャートです(インフレ調整済み)

青がDIA(NYダウ)、赤がSPY(S&P500)、黄がQQQ(ナスダック100)です。
リターンの高い順はDIA>QQQ>SPYでした。
NYダウが一番なのはちょっと意外でした。
そしてナスダック100はITバブル崩壊の一撃がデカすぎましたね。
ちょうど回復したところでリーマンショックも喰らってますし。
ただ逆に2009年からのチャートは無双していますし、今後ハイテク分野がよりインフラになれば同様の暴落は起きにくいと思っています。
個人的意見
この3つの中なら私はナスダック100一択です!
ハイテクはこれからの未来のことを考えても発展しか考えられませんし、よりすごい近未来がすぐそこまで迫っています。
実際、私のメイン投資先はナスダック100です。

S&P500も良いんですが、私はつみたてNISAで積立している分で十分だと思っています。
20年続ければ老後資金の足しになりますし、2000万円問題もクリアできます。

老後の心配が要らないなら億万長者の夢みたいじゃないですか!笑
だからこそのハイリスク投資です。
ただし、暴落は今後も必ずあります。
そこで必ず脱落しないぐらいの投資金額がいいですよ。
インデックス投資は焦って売ったら負けなので、狼狽売りにだけは気をつけましょう。
以上が今回の検証になります。
皆さんのファンド選びの参考になったでしょうか?
それではまた次回!
have a pandaful day
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