ども!
節約投資家のぱんだマンです。
個人向け国債の金利上昇が止まりません!
財務省が新たに発表した「個人向け国債 変動10年」の利率が年率0.43%と、9年ぶりの高さだった先月8月の0.39%からさらに上がりました(+0.04%)

この背景には長らく続いた日銀のゼロまたはマイナス金利政策の修正がついに始まったことで、長期金利がじわじわと上昇していることが大きいですね。
というのも個人向け国債(変動10年)の利率は長期金利によって決まり、長期金利✖️0.66をかけたものが利率となります。
※元本は金利に左右されず保証されます。
つまり日銀の方針転換によって長期金利が上昇し始めている今、個人向け国債は安全資産の置き場としてかなり使える可能性が高いです。
実際、年0.43%の金利は現在確認できる全ての銀行の定期預金金利より高いですし、私が推しに推しまくっている「島根銀行スマートフォン支店」すら圧倒しています(普通預金金利で年0.25%)

また金融機関が破綻した際のペイオフに関しても、銀行は一金融機関につき1000万円とその利息までが保護されるのに対し、個人向け国債は国が破綻しない限り全額が保証されます。
これ、使わない理由あります??
ちなみに変動10年といっても、個人向け国債は購入から1年経てば一部〜全額まで中途解約が可能です(3営業日程度で口座に着金)
直近1年間に受け取った利子相当額が天引きされるペナルティはありますが、天引き分を加味しても
- 1年後に全解約したら利率0%(ほぼ元本のみ返却)
- 2年後は0.215%(元本+利子1年分)
- 3年後は0.286%(元本+利子2年分)
- 4年後は0.3225%(元本+利子3年分)
- 5年後0.344%(元本+利子4年分)
このようにかなりの高金利ですから、中途解約前提でも使い道はかなりあると思います。
加えて冒頭にも紹介しましたが、今の長期金利は趨勢として上昇傾向にあります。

つまり個人向け国債(変動10年)の適用金利はさらに上がることが想定されますし、その場合は購入済みの個人向け国債の利率も新しい金利が適用されます(適用金利が随時更新されるのは変動10年のみ)
なので例えば、
- 生活防衛資金の一部を個人向け国債で持つ
- 数年後使う予定がある運用しないお金を個人向け国債にする
こんな使い方などをすれば、資産を守りながらも定期預金より稼ぐことができると思います。
予想が外れて長期金利が暴落したとしても、元本+金利0.05%は国が破綻しない限り保証されますから元本割れすることはありませんしね。
今は個人向け国債の購入でキャッシュバックをやっている証券会社も多いですから、購入する場合は以下を参考に投資額に合う証券会社を選んでください。
ちなみに個人的には他の投資商品と一緒に管理ができて、オンラインで中途解約などの手続きが完結するSBI証券がオススメです(SBI証券以外はコールセンターに電話する必要あり)
購入金額/証券会社 | SBI証券 | みずほ証券 | 大和証券 | SMBC日興証券 | 野村證券 |
---|---|---|---|---|---|
50万円 | 500円 | ー | ー | ー | ー |
100万円 | 1000円 | 1000円 | 1000円 | ー | ー |
200万円 | 2000円 | 2000円 | 2000円 | ー | ー |
300万円 | 3000円 | 4000円 | 4000円 | ー | ー |
400万円 | 4000円 | 5000円 | 5000円 | ー | ー |
500万円 | 5000円 | 7000円 | 7000円 | 7000円 | ー |
600万円 | 6000円 | 8000円 | 8000円 | 8000円 | ー |
700万円 | 7000円 | 9000円 | 9000円 | 9000円 | ー |
800万円 | 8000円 | 1.1万円 | 1.1万円 | 1.1万円 | ー |
900万円 | 9000円 | 1.2万円 | 1.2万円 | 1.2万円 | ー |
1000万円 | 1万円 | 1.4万円 | 1.4万円 | 1.6万円 | 1.4万円 |
それ以降 100万円ごと | +1000円 | +1400円 | +1400円 | +1600円 | +1400円 |
50万円という少額からキャッシュバック対象なのもありがたいですしね!
購入自体はSBI証券ログイン後、【債券】→【個人向け国債】→【個人向け国債(変動10年)】から申し込むことができます。
どの証券会社においても額面1万円から1万円単位で購入することができますので、ご興味ある方はぜひお試しください。

それでは今回は以上です。
また次回!
have a pandaful day
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