ども!
節約投資家のぱんだマンです。
新NISAの開始まであと1ヶ月を切りましたが、SNSではどうやら年初一括投資なるパワーワードが人気を呼んでいるようですね。
年初一括投資とはその名の通り、年初に「新NISAの年間投資枠360万円を埋めてしまおう」という考えなんですが、なんとも思い切りが良い考え方ですよね。
少し羨ましいです…w
まぁ、なんでそんな投資法をするかというと理由は簡単。
市場の先行きは誰にも予測することはできないが、長期的には右肩上がりに成長するのは確か。
なら出来るだけ早く市場にお金を入れておくことが複利の恩恵を受ける上では有利だし、将来的なリターンも理論上最も多くなる可能性が高い。
というのが彼らの理屈です。
実際、2024年の1月に年間投資枠の360万円を一括投資してしまえば360万円が一年中運用されるわけですから、毎月30万円を積立投資している場合とでは金融市場で働いている金額も期間も異なります。
そのため理論上は一括投資した方がトータルリターンが高くなる確率が最も高くなると言えるでしょう。
ですが、これはあくまで理論的にそうなるのであって重要な視点が一つ抜けています。
それが
- 株式相場は乱高下を繰り返すこと
- 我々投資家は感情的な生き物なこと
- 長期投資をする上での1番の敵は自分自身なこと
仮に1月に一括投資したとして、3月・4月に下落が来ても落ち着いていられますか?
一時的な下落だと分かっていたとしても評価損益率「-20%」、評価額「-72万円」に心が揺らぎませんか?
私はおそらく売却には至りませんが、少なからず後悔すると思います。
『フツーに積立してればこの時も買えたのにな』とか『高値で買っちゃったな』とか。
私としてはこの後悔とか失敗感をしたくないんですよね。
積立投資であれば上がったとしても『先月は安いところで買えている』と思えますし、下がったとしても『今月は安いところで買えそう』と考えることができます。
ですが年初一括で購入してその後下落した場合、次に買い増せるのは翌年の1月です。
つまり最悪の場合、ほぼ1年間後悔するかもしれないってことを考えるとやっぱメンタルにくると思うんですよね。
私自身、長期投資をする上では些細なことでも気にしたくありませんし、少しでもメンタルに悪影響をもたらすようなことは避けたいです。
なので個人的には一括投資が理論上は良いと分かっていても、心が荒れない積立投資で臨むつもりです。
以上が私が年初一括投資をしない理由なんですが、リスク承知で一括投資する場合は特に最初の3年に気をつけてくださいね。
この期間が最も損する可能性が高く、含み損の額も大きくなりがちですから(その後は徐々に平均リターンに収束していく)
当たり前のことですが、インデックス投資家にとって最も大事なことは投資を継続することです。
もっと具体的に言えば
- 運用中の資金を売却しないこと
- どんな相場でも決められた金額の買付を続けること
これらが最も大事なことですから、自身のメンタルが最悪のケースでどうなるのかを想定して一括投資するのか、それとも積立投資するのかを決めてもらえればと思います。
皆様の参考になると嬉しいです。
それではまた次回!
have a pandaful day
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