ども!
節約投資家のぱんだマンです。
今回は、ネット証券の王者”SBI証券”が改善祭りを行う予定になっているので、紹介したいと思います。
ネット証券といえば、SBI証券と楽天証券が二大ネット証券会社として人気ですが、楽天証券を有する楽天グループが最近、様々な改悪を行っています。

この改悪がいつ楽天証券まで波及するかは、正直わかりません。
そんな中、発表されたSBI証券の改善は、我々ユーザーにとっては希望の光です。
改善されたポイント・新たなキャンペーンは3つあるので、それぞれ紹介していきます。
投信マイレージの付与率アップ
みなさんは、各証券会社が実施する投資信託保有額のポイントまたは現金バック制度は知っていますか?(現金バックは松井証券のみ)
主要ネット証券のポイントバック制度は過去まとめていますので、こちらをご覧ください。

松井証券の毎月現金還元サービスについてはこちら。

このSBI証券の投信マイレージですが、この度特に人気な低コストファンドの付与率を最大0.02%引き上げることになりました。
最近はNISA制度やiDeCo(個人型・企業型確定拠出年金)などで、個人で老後資金を作ろうとしていたり、FIREなどを目指す人も増えているおかげで、全世界株式や全米株式などのインデックスファンドが大人気です。
その低コストファンドの付与率アップは、かなりの朗報だと思います。
具体的な銘柄と新たな付与率はこちらです。

個人投資家に大人気なeMAXIS Slimシリーズ、楽天バンガードなどが上がっているのは嬉しいですね。
楽天証券のポイントバック制度”ハッピープログラム”は還元率一律0.048%ですから、商品によってはまだ楽天証券の方がいいです(eMAXIS Slimシリーズなど)
ですから商品によって『改悪するまでは楽天証券、改悪したらSBI証券』など、臨機応変な対応がいいと思います。
投信お引っ越しキャンペーン

これは新たに実施されるキャンペーンで、他社で運用している投資信託を無料でSBI証券に移管できるサービスです。
『以前、他の証券会社で投資信託を購入していたのだけれど、ネット証券の方が手数料が安いからそっちで新たに積立して、昔のは放置している』って人いませんか?
もしくは『ポイントバックサービスを後から知って、SBI証券の方がお得だった』と知るパターンですかね。
通常、投資信託を移管すると証券会社によって手数料は変わりますが、約3300円かかります。
しかしこの期間中に移管を行えば、SBI証券が手数料を後払いですが負担してくれます。
かなり凄くないでしょうか?
私自身、楽天証券で以前まで積立していたインデックスファンドがあって、そちらはSBI証券の投信マイレージで0.5%のポイント付与があるので、SBI証券に移管するつもりです。
またSBI証券では、投資信託の保有額が1000万円を超えると、通常銘柄の還元率が0.1%から0.2%に上がる特典があります。

なのでポイント還元率が低い投資信託で保有金額を1000万円以上にして、通常銘柄のポイント還元率を0.2%にするのもいいと思います。
長期投資なら1000万円は遠い目標に見えても、いずれ到達する金額ですからね。
移管する上での注意点が4つあります。
- 一般口座から特定口座など、口座の種類が違うと移管できないこと
- SBI証券が取り扱っていない投資信託は移管できないこと
- 移管手続き中は売買できないこと
- 移管完了までは数週間かかることもあるので、早めに申し込むこと
移管する際は、これらに注意して移管しましょう。
クレジットカード決済が始まる

楽天証券が楽天カードで投資信託を購入できるように、SBI証券も三井住友カードで投資信託が購入できるようになります。
開始予定日は2021年6月30日です。
上限金額は月5万円までで、還元率は楽天カードより少し劣る0.5%です。
これ毎月5万円以上投資する人にとっては、最高のニュースではないでしょうか?
5万円を超えた分は、今まで還元率0%ですからね。
それに今まで幅広い投資信託をクレジットカードで購入できるのは、楽天証券✖️楽天カードのみでしたが、それにSBI証券が加わったのは最高すぎます!(tsumikiやセゾンは指定銘柄のみ)
ちなみにマネックス証券でもマネックスカードによる購入を21年春から開始するみたいですよ。
こちらは還元率1%!

SBI証券という”ネット証券の巨人”が、このサービスを始めてくれたのは本当に嬉しいですね。
これで5万円は楽天証券、5万円はSBI証券、5万円はマネックス証券と、最大15万円までクレジットカード還元を受けながら投資することができます。
クレジット還元は、それだけ信託報酬の実質的な値引きのようなものですから、非常に重要です。
(ETFはカード払い不可)

例えばS&P500に投資できる米国ETFのVOOの経費率は0.03%。
これに売買手数料(証券会社によっては無料)や為替手数料がかかります。
国内ETFの上場インデックスファンド米国株式 (1547)でも、信託報酬は0.162%かかります。
これが投資信託のeMaxis Slim米国株式なら、実質コストで0.1421%です(2021年3月時点)
ここから楽天証券なら1%、SBI証券なら0.5%還元されるわけですから、実質プラスです。
人気のNasdaq100でも同じです。
QQQなら信託報酬0.2%に売買手数料や為替手数料。
国内ETF最安のナスダック100上場投信(2631)でも、信託報酬0.275%です。
投資信託のiFreeNEXT NASDAQ100インデックスの実質コストは0.586%ですから、クレジット決済の方が圧倒的にお得です。
投資信託で同じ指数に連動しているものがあるのなら、基本的には米国ETFや国内ETFよりクレカ還元のある投資信託の方がお得です(純資産残高が少なかったり、乖離率が気にならなければ)
いずれにせよ、投資の選択肢が増えることはいいことじゃないでしょうか?
まとめ
SBI証券の改善祭りを紹介しました。
- 投信マイレージの付与率アップ
- 投信お引っ越しキャンペーン
- 投資信託のクレジットカード決済開始
この改善によって、個人投資家の投資環境はさらに良くなったものと思います。
そしてますます投資する者としない者とで、差が開くことになるでしょう。
だからせめて我々は投資している者として、豊かな人生を送れるようこれからも頑張りましょう。
今回はここまでです。
ではまた次回!
have a pandaful day
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