テック系投信が続々登場!大型テック20銘柄ファンドとマグニフィセント7ファンド

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投資

ども!
節約投資家のぱんだマンです。


大和アセットマネジメントと三井住友トラスト・アセットマネジメントから面白いファンドが登場しました。

それが米国IT企業20社に集中投資できる「一歩先いくUSテック・トップ20インデックス」と、米国を代表するビッグテック7社に超集中投資できる「米国大型テクノロジー株式ファンド」


どちらもハイテク大好きな個人投資家には突き刺さるファンドでしたので、今回はこれらファンドを皆さんにご紹介しようと思います。

レバナスや普通のナスダック100インデックスファンドに投資している方の新たな選択肢になるかもしれませんから、気になる方はぜひご参考ください。

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一歩先いくUSテック・トップ20インデックスについて

設定日2024年3月13日
信託期間2050年3月10日
連動対象FactSet US Tech TOP20指数
(配当込み、円換算ベース)
為替ヘッジなし
販売手数料
(購入時手数料)
なし
信託報酬年率0.495%(税込)
リバランス年2回(6月、12月)
主な販売会社SBI証券
楽天証券
auカブコム証券
マネックス証券(2024年3月28日より)
新NISA対応成長投資枠のみ


まずは大和アセットマネジメントから出た「一歩先いくUSテック・トップ20インデックス」ですが、こちらは名前の怪しさの反面、意外と好きな人がいるファンドかもしれません。笑

というのもこのファンドが連動を目指す「Factset US テック・トップ20インデックス」という指数が面白い!


NASDAQ上場の大型テック20銘柄で構成された指数ではありますが、その構成銘柄の選び方は

  • ロボティクス
  • クラウド
  • コンテンツ/プラットフォーム
  • eコマース
  • 半導体

という5つのテーマに合致する銘柄から、時価総額が大きい各上位3銘柄+各テーマで4位以下の銘柄の時価総額上位5銘柄の計20銘柄で構成されている指数です。

そして特定のテーマや銘柄への集中投資を避けるために1銘柄の上限を原則8%とし、1つのテーマの上限も25%に設定されています。


つまり今最も熱いこれら5つのテーマで独占的な地位を築いている銘柄にまとめて投資しつつも、テーマごとに分散を効かせているファンドって感じでしょうか。

事実、最新の月報から構成銘柄を見てみてもNVIDIAやAmazon、Microsoft、Apple、Alphabet(Google)、Meta、Teslaなどの最強銘柄に加え、BroadcomAMDなど業界二番手、三番手銘柄にも投資しています。


これで信託報酬は年0.495%ですから、個人的には悪くないと思います。


また各テーマごとに分かれつつも時価総額順で銘柄が選ばれるので、構成銘柄は時代ごとの最強銘柄に自動でアップデートされます。

なので銘柄が一部固定されるファンドよりかは長期投資向けだと思いますね。

ちなみにここ1年ぐらいのパフォーマンスはナスダック100やFANG+をアウトパフォームする上昇を見せるなど、最強20銘柄への集中投資の成果が出ていますね。

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米国大型テクノロジー株式ファンドについて

設定日2024年3月22日
信託期間無期限
連動対象なし
為替ヘッジなし
販売手数料
(購入時手数料)
最大2.2%
(SBI証券や楽天証券なら無料)
信託報酬0.594%
リバランス年2回
主な販売会社SBI証券
楽天証券
新NISA対応成長投資枠のみ


続いて三井住友トラスト・アセットマネジメントの「米国大型テクノロジー株式ファンド」ですが、こちらはマグニフィセント・セブンに均等に投資するファンドなので連動を目指すベンチマークはありません。

そのため各銘柄への投資配分は14.3%と、シンプルながらもかなり思い切ったファンドとなっています。

ただいずれの銘柄もすでに世界中でサービスを展開していて市場シェアを独占している企業でもありますから、更なる成長が実現すれば集中投資している分、莫大なリターンが期待できるでしょう。


気になる信託報酬は0.594%

7銘柄なら自分でファンドを作れなくもないですが、リバランスの手間や100円から投資できることを考えるとこれぐらいのコストならアリな気がします。


直近1年のパフォーマンスは上記の通りナスダック100は上回っているものの、前述のUSテック・トップ20やFANG+にはアンダーパフォームしています。

各銘柄の投資割合が高い&均等荷重の分、どれか一つの銘柄が大きく下げるとパフォーマンスが大きく引っ張られてしまうことが原因だと思われます(直近1年だとテスラがそれ)

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投資すべきか?


テック株大好きな私としてはどちらのファンドも面白くはあるんですが、個人的には投資するつもりはありませんし、皆さんにもあまりオススメはしません。

というのもそれぞれ気になる点があって、それが原因で安心して保有できないと思うんですよね…泣


まず大和のUSテック・トップ20インデックスについてですが、このファンドは

  • 信託期間が2050年と定められている
  • 中国・香港企業は除外するとあるが、完全に除外できていない
  • テーマが5つと決められている

これらが非常に気になります。

信託期間は純資産額が増えればほぼ100%無期限に変更されるでしょうが、他2つは制度設計上の不備でもあるのでおそらく変わらないでしょう。



まず中国系企業が紛れている問題ですが、このファンドは最初のスクリーニングによって中国・香港に本社がある中国系企業は排除されます。

しかし租税回避のために本社をアイルランドに移しているガチガチの中国企業「PDD Holdings Inc」が普通に構成銘柄として採用されていることから、100%排除できているわけではありません。

その組入比率も5%以上と低くありませんから、中国系企業を避けたい方が多い今の状況で皆さんには勧められませんし、私自身も中国株はそれ単体で投資したいのでデメリットになりますね。

Moomoo証券より


またテーマが5つと決められているのも個人的には不満です。

今後、革新的な技術進歩が期待されるのはなにもこれら5つのテーマだけでなく

  • 宇宙開発
  • ナノテクノロジー
  • 遺伝子工学
  • フィンテック

などもあります。

それなのにこのファンドは5つのテーマに絞っていることで、ナスダックに上場するこれらテーマで活躍する銘柄を取りこぼしているんですよね。

どのテーマが当たるかは誰にも分かりませんから、個人的には幅広いテーマを含むナスダック100の方が魅力的だと思います。

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続いてマグニフィセント・セブンに投資できる「米国大型テクノロジー株式ファンド」ですが、こちらは基本的に銘柄が固定されているのが最大の懸念です。

確かに現時点でマグニフィセント・セブンは最強銘柄と言えますが、数十年後も同様の地位を維持しているかは怪しいです。


事実、数十年前は日本のNTTや日本興業銀行が時価総額1位と2位の時もありましたが、その数年後には米国のGEやエクソンモービルにとって変わり、そのGEやエクソンモービルもAppleやマイクロソフトに変わっていきました。

永遠に成長する企業がないことからも銘柄を固定したファンドは長期投資には向かないと思います。


一応、リバランスのルールとして銘柄入替の可能性も以下のように示されていますが、

信用状態の著しい悪化等今後継続的に株価下落が見込まれると委託会社が判断した場合には、これを売却することがあります。この場合、委託会社の判断で他の米国大型テクノロジー株式を新たに組み入れることがあります。

三井住友トラスト・アセットマネジメントの有価証券届出書より

これを判断するのは委託会社です。


つまり判断が遅れれば遅れるほど下落し続ける銘柄を半年ごとにナンピン買いし続けるわけですから、その間のパフォーマンスは死んだも同然となります。

1銘柄あたりの投資比率も14.3%と非常に高いですから、2銘柄、3銘柄と没落する企業が出てきたらと思うと怖くて持てません。



以上のことから、私は時価総額上位100社に投資できるナスダック100がやはり好きですね。

どのテーマが伸びてもナスダック100なら拾えますし、時価総額加重平均なので数十年後も安心してその時代の最強銘柄に投資することができます

それでいてS&P500よりも銘柄を絞ることで上位銘柄への投資比率は高いですから、得られるリターンも必然的に高くなります。


まさに長期投資向けな指数ですから、私はやっぱりナスダック100を推しますね。

新ファンドに期待している人がいたらすみません…orz



ただ今後も面白そうなファンドがありましたら紹介しますので、ぜひ皆様の投資にお役立てください。

それでは今回は以上です。

have a pandaful day

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