ども!
節約投資家のぱんだマンです。
人気米国ETFを買付手数料無料で購入できるマネックス証券のサービス「米国ETF買付応援プログラム」が9月1日より新しくなります!
新たに「米国株ETF買い放題プログラム」と名称変更し、対象の米国株ETFも大きく入替。
この銘柄入替により対象銘柄は13銘柄と増え(以前は9銘柄)、その中には【QQQ】や【SPYD】などの人気銘柄も含まれています。
そこで今回は、この米国株ETF買い放題プログラムについて詳しく紹介します。
SBI証券や楽天証券にはない大きなメリットもありますので、投資信託ではなくETFに直接投資している方、ETFに投資したいと考えている方は参考にして下さい。
それではお願いします。
「米国株ETF買い放題プログラム」について
まず簡単にこのサービスの概要を紹介します。
「米国株ETF買い放題プログラム」の前身である「米国ETF買付応援プログラム」は、2020年1月から始まったサービスで、米国ETFの買付手数料を全額キャッシュバックしてくれる米国株投資家にとってはありがたいサービスです。
通常、米国ETFを購入する場合は売買時に約定代金の0.495%、上限22ドルの取引手数料がかかります。
この取引手数料が高いことが米国ETFに投資する上での最大のネックといっても過言ではないんですが、これが対象銘柄は限られますが買付手数料が無料になります(経費率や売却時の取引手数料はかかります)
マネックス証券が新たに発表した対象銘柄は以下の通り。
シンボル | 個別株名称/ベンチマーク(指数) | 経費率 |
---|---|---|
VTI | バンガード・トータル・ストック・マーケットETF | 0.03% |
VOO | バンガード・S&P 500 ETF | 0.03% |
VT | バンガード・トータル・ワールド・ストックETF | 0.07% |
VWO | バンガード・FTSE・エマージング・マーケッツETF | 0.08% |
QQQ | インベスコ QQQ トラスト シリーズ1 | 0.20% |
SPYD | SPDRポートフォリオS&P 500高配当株式ETF | 0.07% |
HDV | iシェアーズ・コア 米国高配当株 ETF | 0.08% |
QYLD | グローバルX NASDAQ100・カバード・コール ETF | 0.60% |
LIT | グローバルX リチウム&バッテリーテック ETF | 0.75% |
BUG | グローバルX サイバーセキュリティ ETF | 0.50% |
DRIV | グローバルX 自動運転&EV ETF | 0.68% |
PFFD | グローバルX 米国優先証券 ETF | 0.23% |
XYLD | グローバルX・S&P500・カバード・コール・ETF | 0.60% |
個人的には結構いいラインナップじゃないかと思います。
全世界・全米・新興国・グロース・高配当などのコア資産となるようなものから、最近人気のカバードコール戦略もの・セクターETFなどのハイリスクだけど当たればデカいものまで一通り揃っています。
以前、SBI証券の同様のサービス「SBI ETFセレクション」が銘柄入替した時も紹介したんですが、最近はこれら買付無料ETFだけである程度希望のポートフォリオを作成できるぐらいバラエティに富んだETFを対象にしてくれているのがいいですね。
なので投資信託ではなく現物ETFを使って資産運用を考えているなら、これら買付無料ETFはかなり使えます!
ETFは投資信託にはない「リアルタイムでの取引」や「指値などの注文方法」、「低コストかつ豊富な商品」など、数多くのメリットがありますからね。
他社(SBI・楽天証券)との比較
続いて、同様のサービスを展開しているSBI証券・楽天証券と比較してみます。
このブログを読んでいる方の多くは複数の証券口座を保有していると思うので、投資したい買付無料ETFで利用する証券会社を使い分けても良いと思います。
ちなみに対象銘柄は半年に一度程度見直しが行われますので、いつまでも無料で買付できるわけではありませんので注意してください。
まぁ、上位5〜7程度のETFは固定だと思いますけどね。
以下がマネックス証券・SBI証券・楽天証券の買付無料ETF銘柄です。
マネックス証券 | SBI証券 | 楽天証券 |
---|---|---|
VT(全世界) | VT | VT |
VOO(S&P500) | VOO | VOO |
VTI(全米) | VTI | VTI |
VWO(新興国) | EPI(インド) | EPI |
QQQ(グロース) | QQQ | QQQ |
SPYD(S&P500高配当) | SPYD | SPYD |
HDV(米国高配当) | GLDM(金) | GLDM |
QYLD(米国超高配当) | VGT(米国ハイテク) | VGT |
LIT(リチウム電池) | AGG(米国債券) | AGG |
BUG(サイバーセキュリティ) | IYR(米国不動産) | IYR |
DRIV(自動運転) | SPY(S&P500) | |
PFFD(米国優先証券) | RWR(米国REIT) | |
XYLD(米国超高配当) | AIQ(人工知能) | |
FINX(フィンテック) | ||
GNOM(ゲノム) |
こうして見ると、コア資産となるようなETFはほぼ同じですね。
唯一、新興国株式となる部分が「新興国全体なのか」、「インド単体なのか」で違いがありますが、ここは好みで良いと思います。
個人的にはリスク分散できるマネックスの【VWO】の方が好みですけどね。
あとは高配当株ETFの【HDV】に投資できるのが新しくて良いですね。
HDVはSPYDより財務健全性が重視されていますから、高配当株ETF御三家(HDV・VYM・SPYD)の中で最も手堅いと言われています。
なので安定的な配当収入を目指しているなら、マネックス証券いいと思います。
その他にもマネックスはカバードコール戦略が、楽天証券はARKのような「破壊的イノベーション」をもたらせそうなセクターへ投資できるのが面白そうです。
マネックス証券は為替手数料無料かつ自動再投資サービスあり
これ意外と知られていないんですが、マネックス証券は2019年7月からずっと買付時の為替手数料が無料となっています(3ヶ月ごとに見直されているが、今まで無料期間が延長されている)
つまり円→ドルの両替についてだけ言えば、現状最安の住信SBIネット銀行の外貨積立(片道3銭)より安いです。
ちなみに楽天証券は片道25銭なので一般的なレベル。
米国ETFに投資する上でのもう一つのネックがこの為替手数料ですから、買付時だけとは言え無料になるのはめちゃめちゃお得だと思いませんか?
例えば3万円分の米国ETFを買付する場合、為替手数料の目安は以下の通り(1ドル=135円)
- マネックス証券・・・0銭(無料)
- SBI証券・・・6.6円(片道3銭)
- 楽天証券・・・55.5円(片道25銭)
そこまで高くないとは言え、長期・積立投資となるとチリツモです。
しかも、円貨決済の場合もマネックス証券は0銭(無料)となっています。
インデックス投資の基本はこういったコストを極限まで下げることですから、抑えられるコストは抑えるべきです。
それが長期でのパフォーマンスを向上させますからね!
またマネックス証券独自のサービスとして、配当金や分配金の自動再投資サービスがあります。
これは保有している米国ETFから配当金・分配金が支払われたとき、同じ銘柄を自動的に買付できるサービスです。
例えば、直近の【HDV】配当利回りは約2.19%なんですが、100万円投資していたらだいたい税引き後利益が1.6万円程度になります。
このお金が入金されたと同時に、1株100ドル前後で推移しているHDVを1株自動で購入してくれるってわけです。
いつまでも現金で持っておくのは機会損失にもなりますから、自動で再投資できるのはめっちゃ便利なサービスだと思います。
こういう地味だけど便利なサービス、嫌いじゃないぜ(● ˃̶͈̀ロ˂̶͈́)੭ꠥ⁾⁾
まとめ
マネックス証券の「米国ETF買い放題プログラム」、個人的にはかなり良いと思います。
対象銘柄もSBI・楽天証券と違った魅力がありますし、買付時の為替手数料無料、配当金自動再投資サービスも良い!
売却時の為替手数料が25銭ということで不安視する人もいますが、まずは資産を築きましょう。
それに、SBI証券は定期的に『米国株式移管入庫手数料まるっとおまかせプログラム!』という米国ETF移管手数料を全負担してくれるキャンペーンをやっています。
投資信託の移管手数料無料プログラムは恒久化したので、いつかはこのプログラムも恒久化されるかもしれません。
そしたら全てSBI証券に移管して、住信SBIネット銀行経由で円転する。
そうすれば為替手数料が25銭から6銭に下がりますので、出口戦略としては使えると思いますよ!
それでは今回は以上です!
また次回。
have a pandaful day
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