ども!
節約投資家のぱんだマンです。
今回は新たに登場した『楽天レバレッジナスダック100』(以後、楽天レバナス)について紹介したいと思います。
今大人気の大和『iFreeレバレッジナスダック100』ですが、とうとうライバル登場です。
しかも信託報酬を大幅に下げて本気でトップを狙っています。
「すでに投資している人は乗り換えた方がいいのか」、「これから投資する人はどっちに投資するべきか」考えてみたいと思います。
それではいってみましょう。
楽天レバナス概要と比較
まず楽天レバナスの基本情報を見るとともに、iFreeレバナスと比較してみましょう。
ファンド名 | iFree レバレッジNASDAQ100 | 楽天レバレッジNASDAQ100 |
---|---|---|
運用会社 | 大和アセットマネジメント | 楽天投信投資顧問株式会社 |
設定日 | 2018/10/19 | 2021/11/17 |
信託報酬 | 0.99%(税込) | 0.77%(税込) |
信託財産留保額 | なし | なし |
為替ヘッジ | あり | あり |
ベンチマーク | NASDAQ100(米ドルベース)の 日々の騰落率の概ね2倍 | NASDAQ100(米ドルベース)の 日々の騰落率の概ね2倍 |
投資対象 | 株価指数先物取引及び債券 | 株価指数先物取引及び債券 |
基本的にほぼ同じで、唯一大きく異なっているのが信託報酬です。
0.22%ポイントの差です。
今までiFreeレバナスの方に積立していた人たちは衝撃が走ったんじゃないでしょうか?
正直、かなり魅力的な信託報酬だと思います。
米国ETFのレバナス「QLD」ですら経費率0.95%なので、レバレッジをかけたナスダック100の投資信託、ETFでは楽天レバナスが最安になります。
この0.22%は大きいですね。
100万円運用して年間2,200円が浮くと考えると安いかもしれませんが、その金額を投資していれば複利でもっと増えていくと考えると数十年後には大きな差になっていると思います。
また運用年数が長くなればなるほど資産が爆発的に増える可能性があることから、レバナスをコツコツ毎月積み立てる「ツミレバ」を実施している人もこの0.22%は見過ごせないでしょう。
どっちに投資すべきなのか?

これだけ信託報酬が安いとどっちに投資するか悩みますよね。
個人的意見ですが、まだ投資していない人なら楽天レバナスに投資することをオススメします。
まだ運用開始前で不確定要素の多い投資信託ですが、それでも信託報酬0.22%の差が覆るようなことはないと思います。
すでにiFreeレバナスに投資している人であれば、『どれだけ利益が出ているか』で決めるべきです。
今保有しているiFreeレバナスが評価損、もしくは評価益があっても少額の場合は全売却からの乗り換えがベストです。
取られる税金がゼロもしくは少額なので、資産効率が悪くなりません。
評価益が膨らんでいる場合は、売却はせずに次の積立から楽天レバナスに切り替えて暴落を待つのがいいと思います。
売却をしないで運用し続けることで税金の支払いを繰り延べし、評価益をどんどん上げていく。
そしてレバレッジの特性上、数年に一度は評価益が大きく減る暴落が来るでしょうから、その時全てを売却して安くなった楽天レバナスを購入します。
もちろんお金が必要になれば高値だろうが売却して現金化でいいんですけどね。
使う予定がないなら運用は続けましょう。
注意点
そんな一見パーフェクトな楽天レバナスですが、注意した方がいいこともあります。
それが以下の3点です。
- 隠れコストが不明
- 純資産総額が低いうちはベンチマークからの乖離がある
- ファンドの規模がどれだけ増えるかわからない
まず投資信託には信託報酬の他に隠れコストといった目論見書には記載されていない諸経費(売買委託手数料、保管費用、監査費用など)があって、この隠れコストを足した実質コストが一番重要なんです。
これは実際に運用が始まって最初の決算の運用報告書を見ないと分かりません。
ちなみに運用会社である楽天投信投資顧問株式会社は、楽天バンガードファンドという信託報酬が最安レベルの大人気投資信託シリーズを運用していますが、第1期運用報告書においてどれも隠れコストが高く、コストにこだわるインデックス投資家を震撼させたことがありました。

これと同様のことが楽天レバナスでも起こる可能性は残念ながら否定できません。
慎重な人は第1期運用報告書が出るまで待ってみるのもいいと思います。
また特に純資産総額が低いうちは隠れコストが高くなったり、ベンチマークからの乖離が激しかったりします。
これはナスダック投信のNZAM・ベータNASDAQ100のパフォーマンスをiFreeNEXT NASDAQ100と比較すれば一発でわかります。
隠れコストが高いせいでどんどん乖離していってますから。
最後に可能性としては低いですが、お金が集まらない場合は早期償還のリスクもあります。
まあ、信託報酬を下げた上で「愛称レバナス宣言」までしているので大丈夫だとは思いますが…..
まとめ
新登場した楽天レバナスについて解説してみました。
正直、まだ詳細が判明していないのでそれが分かってからですね。
個人的には大和さんに頑張ってもらって、iFreeレバナスの信託報酬を同率以下まで下げてくれるのに期待したいです。
そうすれば乗り換える手間も売却時期も考えなくていいので(笑)
ただレバナスという投資信託は、下落時はジェットコースターのように下がる万人にはオススメできない投資商品でもあります。
少額から投資するか普通にS&P500またはナスダック100連動の投資信託でも十分だと思います。
私もメインはレバレッジのない通常ナスダック100ですし、あくまで当選確率が高い宝くじ感覚のつもりです。

ちなみに私は今のところ1回目の運用報告書を待ってから決めようと思っています。
純資産総額がどれぐらいのスピードで増えるのかも気になりますし、隠れコストも重要なので。
それではまた次回!
have a pandaful day
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