ども!
節約投資家のぱんだマンです。
有事の金。
世界的になにかが起こって株価が暴落する時、金の価格が跳ね上がるのはご存知ですよね?
きっとその時に備えて、資産の数%〜数十%を金に投資している方もいると思います。
では〇〇ショックなどの株価暴落時、金価格に連動し、かつ金価格以上に値動きが激しい金鉱株はさらに爆益なのか?
私は素人ながらふとそう思ったので、今回はそれを調べてみました。
結論からいうと、長期投資なら金鉱株より金一択です。
金鉱株の魅力と特徴
金鉱株は、金などの貴金属の採掘・精錬に関わる企業の株式のことをいい、有名な企業ではバリックゴールド(カナダ)やニューモント(アメリカ)などが挙げられます。
金そのものへの投資とは違いますが、通常その株価は金価格と同じ方向に、そしてより大きく動く傾向があります。
それは金鉱株最大の特徴であるレバレッジを、現物株式なのに効かせられることができるからです。
これはオペレーティングレバレッジといい、金価格が上がれば、金鉱株はそれ以上に上がり、下がればそれ以上に下がります。
ですから金鉱株投資は、金投資よりもハイリスクハイリターンといったところでしょうか。
検証してみた
比較対象は金ETFのGLDと金鉱株ETFのGDX、それから上記2社(GOLD,NEM)とS&P500のSPYも加えてみましょう。
期間は2005年から2021年1月までです。
青色が金ETFのGLD、オレンジがGDX、黄色がバリックゴールド、水色がニューモント、紫がSPYです。
どうでしょうか。
2009年リーマンショック、2016年チャイナショック、2020年コロナショックでは、株式が大きく下落しているものの、金がかなり上昇しています。
しかし金鉱株は少しは上がるものの、予想していたよりかなり低いのではないでしょうか?
短期ではどうなのか
次は短期で見てみましょう。
期間は2018年から2020年までです。
いかかですか?
さっきとは180度違う景色ですね。
金鉱株が完全に金もS&P500もアウトパフォームしています。
気になったので、さらに値動きの激しい南アフリカのハーモニーゴールドという金鉱株も入れてみました。
下のチャートのピンクの線がハーモニーゴールドです。
これは危険と分かっていても、投資したくなるような上がりっぷりです。
改めて、オペレーティングレバレッジの凄まじさを感じますね。
結論
こちらから分かる通り、金鉱株は長期投資に向きません。
将来の株価暴落に備えての金鉱株積立投資は、過去のデータを見ると愚策でしかありませんでした。
将来の暴落に備えるなら金を積立し、暴落が起きたら瞬時に短期で金鉱株を買う。
そして株価が回復し始めたら、すぐ手放すのがベストかな?
それか素人は割り切って、金鉱株には手を出さないのがいいかもしれません。
素直に暴落している株を買い増ししていきましょう。
ではまた次回!
have a pandaful day
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