ナスダック100?FANG+? 長期運用なら絶対ナスダック!!

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投資

ども!
節約投資家のぱんだマンです。


皆さんは「FANG+」というのはご存知ですか?
ここ数年とりわけ人気の企業群で、リターンでもS&P500やナスダック100を圧倒している指数です。

個人投資家の中には『FANG+だけに投資していれば将来安泰』と考えている人たちもいるかもしれませんね。

しかし個人的には、長期の資産形成が目的ならオススメしません。
あまりにFANG銘柄にに依存しすぎです。

詳しく解説します。

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FANG+とは?

https://www.daiwa-am.co.jp/ifree_series/next/fang.html

米国市場に上場している大手テック企業で構成されている株価指数”NYSE FANG+指数”の構成銘柄です。

FANGとは「Facebook」「Amazon」「Netflix」「Google」の頭文字をとった呼称です。

日本ではどちらかというと「GAFA」や「GAFAM」などをよく聞きますが、米国ではこのFANGという略称の方が一般的らしいです。
またFANGにAppleが加わって、「FAANG」などと呼ぶこともありますが、この指数に関してはあくまでFANGが対象です。

構成銘柄数はFANG+6銘柄の10銘柄を均等加重で組入されており、四半期ごとに均等になるようリバランスされます。

米国市場に上場していれば海外企業も対象になるので、中国企業であるアリババやバイドゥも入っています。

月次レポートによると、21年3月時点での組入比率はこんな感じでした。

リバランスが定期的にされているので、ほぼ均等に投資していますね。

S&P500やQQQなどのインデックス投資の弱点

ここ10年ほどの米国経済はとても調子が良いです。

S&P500を見ても、2010年から右肩上がりに成長していますし、グロース株ETFであるQQQやVGTなどはさらにパフォーマンスが良いです(水色S&P500、青QQQ、紫VGT)

しかし指数全体を買うインデックス投資は弱点もあります。

それは指数に入っていれば、業績の悪い企業にも一部投資しなければいけないということです。

実際S&P500から上位5社を抜いたS&P495は、日本のTOPIXと変わらないリターンです。

それだけTOP5が凄いのか、他が足を引っ張っているのかは不明ですが、リスクを回避するメリットと引き換えに足手まといを受け入れるデメリットがインデックス投資にはあります。

これはS&P500だけということではなく、QQQやVGTでも同じです。

セクターがまとまっている分S&P500ほど酷くないですが、構成銘柄を一つ一つ見るとリターンが良くない不良銘柄が混じっており、全体のリターンを押し下げています

これが指数全体を買うインデックス投資の弱点です。

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FANG+の狙いとパフォーマンス

そこで銘柄を今後も成長が期待できる10に絞って、リターンを上げようとしたのがFANG+です。

ただでさえリターンが高いハイテク企業の中から選りすぐりの10社にしたことで、その企業のリターンをほぼ薄めず享受できます

もちろんリスクはそれ相応にありますが、それを超えるリターンが出せる可能性があるのも事実です。

実際、この指数が出来てからの6年のリターンがこちらです。

© Copyright 2020 Intercontinental Exchange, Inc.

2020年からわずか1年で+116%

他を寄せ付けない圧倒的なパフォーマンスですね〜。
そして上昇も下落も激しいな….

もうFANG+はインデックス投資ではなく、リバランス自動の個別株投資ではないでしょうか?


日本からFANG+に投資するとしたら、大和アセットマネジメントの投資信託「iFreeNEXT FANG+インデックス」が選択肢になると思います。

SBI証券や楽天証券など多数の証券会社で取り扱われています。

投資信託なので信託報酬がかかりますが、毎月決まった額を積立できたり、カード決済できたり、投資信託ポイントなどを獲得することができます(証券会社による)

オススメできない致命的欠陥

あまりに素晴らしいリターンを叩き出すFANG+ですが、致命的な欠陥もあります。

それは長期保有には向かないということです。
むしろ長期的な資産形成には不向きです。


その最大の理由がFANG+と銘打ち10社に絞った指数ですので、銘柄入替が行われる可能性が低いことです(他6社については可能性少ないが有り)

事実今まで銘柄が入れ替えられたことはありません。


他の代表的な指数であるS&P500やナスダック100、VGTなどは定期的に銘柄が入れ替えられ、常にその会社の価値にあった組入比率になります。

簡単にいうと企業価値の高い優等生企業の組入比率が増え、価値の低い不良企業は組入比率が減って最悪除外されます。
まさに弱肉強食の世界で、そこには激しい競争があります。


しかしFANG+ではどんなに落ちぶれようが組入比率を下げられたり、除外されたり、新たな企業と入替をされる可能性は少ないです。

FANGからフェイスブックやアマゾンが消えたら、それはもうFANGではないですからね。
一体どうするのか…..

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盛者必衰の理

これは約30年分のS&P500組入銘柄上位10社です。

そして2021年の組入銘柄上位10社がこちらです。

https://www.renosy.com/magazine/entries/4716


約30年の時が流れ、同じ上位10社に残されている企業は一つとしてありません
それだけ世界の競争は過激なんです。

その当時の人たちは皆『この企業は10年後も20年後も安泰』だと思っていました。

しかしその当時世界一の会社でも10年後も同じ地位にいれる保証はないのです。


だからこそ銘柄入替のないこのFANG+インデックスはオススメできません
今はいいですが、いつか時代の流れに取り残されます。

S&P500・QQQが素晴らしいのは自動で銘柄が入れ替わるため、その時代最強の企業に投資できることです。
リバランスも自動でやってくれるので、税金を支払わずに済みます。

そしてこれこそが長期資産運用、長期保有には最も大事なことではないでしょうか?
何十年ホールドしてもその時代の強者の株を保有できるのですから。

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FANG+を持っても良い人

散々ボロクソ言いましたが、それでも保有するメリットはあります。
この1年で2倍以上になるパフォーマンスは賞賛すべきものですからね。

だからこそFANG+に投資するなら短期または中期にすべきです。

これら企業が数年で衰退するとは思えませんし、更なる成長が期待できるのも事実。

ならば売却のゴールを決めて投資するのはアリだと思います。

まとめ

FANG+は長期投資には向きませんが、短・中期ではQQQやVGTを凌駕する可能性を持っています。

投資したいと考える人はそのリスクを承知の上で、かつ売り時を考えつつ投資してください。

私はそんな難しいことできないので、QQQ投資信託である「iFreeNEXT NASDAQ100インデックス」を生涯保有したいと思います。
FANG+で数年で2、3倍にしても、生涯QQQを運用すればそれ以上になりますからね。



それではまた次回!

have a pandaful day

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