【CXSE】中国株投資30ヶ月目。アリババが事業別に6社に分割ってどうなの?

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定期経過報告

ども!
節約投資家のぱんだマンです。



先日、出先で中国EV最大手の比亜迪(BYD)の展示会が行われていたので、一投資家としてどんなもんかと思って見てきました。

私はそこまで車に詳しい方ではないので詳細はご容赦いただきたいんですが、正直『そこまで悪くないかな』という印象でしたね。


特にスポーツセダンの「SEAL(シール)」という車はBYDの誇る最先端技術が詰め込まれた最新モデルというだけあって、見た目はもちろん内装も超カッコよかったです。

EV車の懸念とされている航続距離についても1回の充電で500キロ超と同社モデルの中では最長で、現時点での最高傑作と言われるだけの逸品でしたね。

BYD SEAL


もし皆さんもお近くでBYDの車が見れる機会があれば是非ご覧ください。

フツーにかっこいいですよ!♪( ´θ`)ノ



さて、今回はそんな次世代車を作っているBYDにも投資できる中国株ETFの定期報告回です。

このブログでは、米国株インデックスメインのリスクヘッジとして中国株ETFに積立投資した結果を毎月公開しています。


現在の中国株は政治不安によるカントリーリスクで割安になっているものの、そのポテンシャル自体はかなり高く、中長期的には米国・米ドルの覇権国・基軸通貨の地位に取って代わる可能性があると私は思っています。

なんで一応、米国の覇権が崩れた場合の備えとして資産の一部を中国株にしています。

中国株への長期投資を考えている、もしくは少額でも中国株に投資したいと考えている人がいましたら参考にしてください。


積立設定と投資方針はこんな感じです。

投資金額:約3万円/月
利用証券会社:SBI証券
投資期間:30ヶ月
投資方針:ポートフォリオの3.3%まで積立投資
投資銘柄:中国のトップ民間企業に分散投資できる米国ETFの「CXSE」
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ほぼ横ばいの1ヶ月


まずはCXSEの株価の動きですが、この1ヶ月のパフォーマンスは+0.15%とほぼ変わらない結果。

途中アリババの再編計画の発表で大きく上げる場面もあったんですが、その他銘柄の下落や地政学リスクの再燃等で結局戻してしまいました。


このアリババ再編計画の発表、個人的には良かったと思っています。

内容自体は巨大なアリババグループを以下の6つの事業分野ごとに分社化して、各社に取締役会とCEOを置いて業績に対する全責任を持たせるというもの。

  • クラウド
  • ネット通販など中国国内コマース
  • 海外デジタルコマース
  • ネット出前など生活関連サービス
  • 物流
  • 動画配信など娯楽やメディア


これによって各社それぞれが独自の判断で機動的な経営が可能になりますし、なにより事業の多角化によって市場評価が上がりづらくなる「コングロマリット・ディスカウント」が解消すれば、株主への価値還元にもつながります。


また、これまで散々苦しめられてきた中国当局からの規制も和らぐことが期待されています。

というのも、これまでは「アリババクループが市場への影響力を持ちすぎている」ということで、当局からは独占禁止法違反で巨額の罰金を課せられたり、アントグループのIPOを邪魔されたり、事業への様々な規制を受けてきました。

しかし分社化すれば大きな影響力が各社にバラけるわけですから、そこまで目をつけられることもないでしょう。


ただ、当面の不安として「分割された各部門が長期的に競合他社に勝つことができるかどうか」というのがあります。

一応、アリババは中核となる中国のEコマース事業(旗艦のショッピングサイトのTaobaoとTmall)の経営権を維持するようですが、この部門の利益でこれまで赤字の娯楽・メディア部門や生活関連サービス部門を維持してきました

なのでそれぞれの部門が独立した後もやっていけるのか、ここは注目ですね。


あと忘れちゃいけないのはアリババがこれまで各サービスで得てきた「ビッグデータ」の収集が難しくなること。

アリババはこれまで小売、金融、公共サービス、交通、医療などいくつもの業種で得た膨大な個人情報を使って、ユーザーに最適なサービスを業種を超えて提供してきました。

これがある意味「独占的だ」と当局には思われていた訳ですが、このビッグデータをあらゆる業種で活用することが強みだっただけに分社化してどう維持していくのか気になりますね。

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投資戦略は変わらない


まぁ、色々とアリババについて語ってきましたが、投資戦略は変わりません。

私はCXSEというETFを通じて中国のトップ民間企業に投資しているわけであって、アリババに直接投資しているわけではありませんから。


例えアリババがダメになっても後ろには「美団」「網易」「JD.com」などがありますから、それら企業が伸びれば指数は自動でアリババの保有比率を下げることでしょう。

すると指数はアリババがなくても成長していきますから、私に損はありません。

この点は「Appleに投資するか、S&P500に投資するか」みたいなものですね。



現時点での保有状況は米ドル建てで▲30%、金額ベースだと2,390ドルもしくは21万円の含み損となっています。

上がドル換算、下が円換算です


なかなか含み損が解消する感じがありませんが、いつになったらプラ転してくれるんでしょうかね。

中国株は上がる時は激しいんですが、米国株のようにコンスタントに上昇してくれるわけじゃないのでメンタルはかなり必要です。

構成銘柄トップ10とその月間パフォーマンスはこんな感じ。


新たにバイオ医薬品の開発受託会社である「WuXi Biologics」がトップ5(右側)に入ってきました。

この会社は製薬メーカーから医薬品の製造を受託するCMO(いわゆるレシピ通りに薬を製造する)会社であり、医薬品の安定供給と製造技術の維持を担う重要な役割を担っています。

近頃は製薬企業が創薬や臨床開発に経営資源を集中するために、医薬品の製造はCMOに委託するのが世界的なトレンドとなっているため時流にあったビジネスとも言えます。


このように新しい企業が古い企業を押し退けて出てくるあたり、非常に好ましいですね。

18日に発表された第1・四半期の国内総生産(GDP)も前年同期比4.5%増と市場予想より良かったですし、意外と底堅い経済をしているのが中国です。

今年の中国GDP予想、大手金融機関の上方修正相次ぐ
BofAグローバル・リサーチは21日、今年の中国の国内総生産(GDP)伸び率予想を5.5%から6.3%に上方修正した。今週発表された第1・四半期の成長率が市場予想を上回ったことを受け、予想の引き上げが相次いでいる。


この調子で徐々にでも上昇してくれれば良いんですが….

引き続き長期を見据えてのんびり投資を続けますよ。



それではまた来月の報告会で!

have a pandaful day

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