【CXSE】中国株投資21ヶ月目でまた下落。テンセント・アリババに対しての罰金で懸念再燃

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定期経過報告

ども!
節約投資家のぱんだマンです。



ここ最近、中国での新型コロナウイルス新規感染者数がまた増加しており、マーケットは再度のロックダウン(都市封鎖)を懸念しています。

特に前回、深刻なダメージを受けた中国の主要な産業都市である深圳上海長春などは、今のところ大規模なPCR検査や数日間の行動制限で済ませていますが、今後の感染者数次第ではどうなるかは分かりません。


以前も紹介しましたが、現在の中国政府の方針はゼロコロナ政策の堅持

それが今年秋の党大会までは少なくとも続くことから、現在のマーケットは非常に不安定です(加えて世界の情勢不安や再燃している不動産市場の不安等もある)


そこで今回は、そんな中国株ETFでも成長性が高い民間企業に分散して投資できる「CXSE」の投資結果を公開しつつ、直近のマーケットを振り返ってみようと思いますので、気になる方は参考にしてくれると嬉しいです。



このブログでは、米国株インデックスメインのリスクヘッジとして中国株に積立投資した結果を毎月公開しています。

現在の中国株は、政治不安によるカントリーリスクで割安になっているもののポテンシャルはかなり高く、10年〜20年後にはマジでアメリカに比類する強国になると私は思っています。


広大な国土と圧倒的な人口、豊富な天然資源、主要産業における支配的地位、米国に対抗できるIT企業群を鑑みれば、中国の台頭は近い将来では必然です。

なんで一応、米国の覇権が崩れた場合の備えとして、資産の一部は中国株に変更しています。


積立設定と投資方針はこんな感じです。

投資金額:約3万円/月
利用証券会社:SBI証券
投資期間:21ヶ月
投資方針:ポートフォリオの5%まで積立投資
投資目的:米国株と相関の低い中国株でリスクヘッジしつつ、ハイリターン狙い


それではよろしくお願いします。

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2ヶ月続いた上昇トレンドは終了し、6%の下落


まずは株価の動きですが、この1ヶ月のパフォーマンスは▲5.93%と下落し、連続上昇記録は2ヶ月で終了しました…orz
(先々月+4.71%、先月+19.6%)

『ようやく底入れしたか?』なんて思いましたが、やはり今の相場では一本調子の回復にはならないですね。


上がるとしても何度も上値を押さえつけられ、跳ね返されながらも少しずつ上昇すると思います。


今回の下落の原因は、「中国の不動産市場をめぐる不安」や「ネット大手に対する罰金」、「ロックダウン懸念」など複数言われていますが、CXSEの不動産セクターは全体の約1.8%なので、不動産市場をめぐる不安に関しては直接的な影響は小さいです。

米上場の中国株が大幅安、アリババに中国当局の罰金-都市封鎖懸念も
米国上場の中国株は11日に急落。中国当局による大手ハイテク企業への罰金や、新型コロナウイルス感染の流行を受けたロックダウン(都市封鎖)懸念の再燃で先行き不安が広がった。


逆にネット大手に対する罰金については、CXSEのセクター割合が1番高いとこに直接的に影響する事柄だったので、そっちの方が個人的には問題だったかなと思います。

まぁ、ここについては後半で深く掘り下げますね。



これを受けて私の運用状況は再び含み損が増大しました。
せっかく2ヶ月連続で減ったのにな〜(T-T)

現在は米ドル建てで▲26.13%の含み損(4月▲37%、5月▲32%、6月▲20%)

金額ベースだと1,628ドルもしくは8.1万円の含み損です。

上がドル換算、下が円換算です
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テンセント・アリババに対しての罰金で懸念再燃


今回の株価下落の最も大きなトリガーは、テンセントとアリババに対する罰金命令です。

理由は独占禁止法違反

中国当局によると、テンセントは12の買収案件について、アリババは子会社の取引5件についての報告をしなかったとして、それぞれに総額600万元(約1億2200万円)、250万元(約5000万円)の支払いを命じました。


テンセントはCXSEの組入第1位、アリババは第2位で、この2銘柄で全体の約20%を占めます
この2社への罰金命令は、CXSEにとって大きなマイナス材料でしょう。


また今回のことを皮切りに、『中国当局による規制がまた厳しくなるのでは?』ってことで、美団(第3位)やJDドットコム(第5位)、百度(第9位)、拼多多(第16位)などのハイテク関連銘柄も全面安になり、CXSE全体の株価を押し下げました


実際、この1ヶ月のCXSE組入上位5銘柄の動きはこんな感じ(ちなみにこの5銘柄で全体の31%)


1ヶ月前とは打って変わってボロボロの状態です。

まぁ、ちょうど先月の6月24日に独占禁止法の改正案が可決されましたから、このようなことがあれば懸念はどうしても広がってしまうでしょう。

エラー|NHK NEWS WEB


しかし、罰金額も最悪期に比べたら大したことないですし、締め付けは少しずつ緩んできていることは確かです(かつてアリババに課した罰金は182億元、美団に課したのは34億元と、今回とは桁が違います)


コロナの流行&ゼロコロナ政策による生産力の低下で、製造業は思ったより利益を上げられていませんし、中国経済を引っ張ってきた不動産市場は今は死に体。

そんな状況で5.5%の経済成長目標を達成するには、コロナの影響を受けにくいIT産業・ハイテク関連しか頼みの綱がない中、それら企業への規制強化はまさに致命的になりかねません。

ってことで短期的には下がることもありますが、中長期的には引き続きCXSEの株価は上がると思います。



皆さんの参考になると嬉しいです。
それではまた次回!

have a pandaful day

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