ども!
節約投資家のぱんだマンです。
2022年7月28日、auアセットマネジメントから新たなレバレッジナスダック100投信「auAMレバレッジNASDAQ100」が新規設定されます。
これに伴い、NASDAQ100指数に連動する2倍のレバレッジ投信は、以下の3商品となります。
- iFreeレバレッジNASDAQ100
- 楽天レバレッジNASDAQ100
- auAMレバレッジNASDAQ100 ← 新登場
※ちなみに全て為替ヘッジあり
そして今のところ、auAMレバレッジNASDAQ100(以後、auレバナス)は auカブコム証券からしか購入できないようですが、その信託報酬は他2つを凌駕する低コストさを実現し、レバナスホルダーの中で衝撃が走っています。
そこで今回は、新たな登場したauレバナスの基本情報と特徴を紹介するとともに、どのレバナス投信が最も良いか個人的意見を述べたいと思います。
基本情報と特徴
基本情報はこんな感じ。
- 設定日 2022年7月28日
- 連動対象 NASDAQ100の2倍程度
- 購入時手数料 最大2.2% (auカブコム証券なら無料)
- 信託報酬 0.4334%
- 主な販売会社 auカブコム証券
- 信託財産留保額 なし
運用方法は大和レバナス・楽天レバナスと同じく、先物取引を利用して買建玉の時価総額が、原則として信託財産の純資産総額の2倍程度になるように設計されています(楽天レバナスは一部連動債券を利用)
基本的には他と似たような作りですが、突出しているのは ”信託報酬の圧倒的低さ”
通常、ベンチマークが同じインデックスファンドにおいては、信託報酬は低ければ低いほど良いです。
運用する上で必ずかかる経費のようなものが、その分低くなるわけですからね。
新たに登場した「auレバナス」は、この信託報酬が異常なほどに低い!
- 大和レバナス・・・0.99%
- 楽天レバナス・・・0.77%
- auレバナス・・・・0.4334%
ご覧の通り圧倒しています。
※売買委託手数料・有価証券取引税・保管費用・監査費用などの隠れコストは、実際に運用をしないと確定しないコストのため、一年後の決算まで不明です。
個人的にこれだけ低いと、例え隠れコストが比較的高かったとしても大和・楽天レバナスより実質コストが下回ることが予想されるので、期待というかかなり面白いんじゃないかと思います。
どのレバナスに投資すべきか
さて、このような状況になるとどこに投資すべきかって悩みますよね。
- 純資産総額が最も多く、どの証券会社でも取り扱いがある「大和レバナス」
- 信託報酬が大和レバナスよりも低く、猛烈な勢いで投資家からお金を集めている「楽天レバナス」
- 信託報酬がとにかく安い「auレバナス」
あくまで私の意見ですが、これからレバナス投資を始めようと考えているなら「auレバナス」も良いと思いますが、やはり大部分の人には「大和レバナス」をオススメしますね。
理由は3つ
- 信託報酬の差より、運用実績の方が大事
- 主要ネット証券会社での取り扱い
- クレカ積立の可否
信託報酬の差より、運用実績(パフォーマンス)の方が大事
まず第一に、いくら経費(実質コスト)が低くてもパフォーマンスが他のレバナス投信に劣っていては話になりません。
これは楽天レバナスの話になりますが、楽天レバナスは信託報酬が大和レバナスより0.22%も低いにも関わらず、パフォーマンスは大和レバナスに劣っています。
以下は、2021年11月〜2022年6月までの楽天レバナス・大和レバナスの基準価額の推移です(基準価額のスタートを同日に合わせています)
これを見れば分かりますが、たった7ヶ月ぽっちの運用ですら楽天レバナスが大和レバナスをアンダーパフォームしています(約1%の劣後)
運用が上手くいってないのか、余計なコストがかかっているのかは今のところ不明ですが、これだけパフォーマンスの差があったら信託報酬の差など簡単に吹っ飛びます。
auレバナスが同じ結果になるかは分かりません。
しかしこうなった事実がある以上、最低でも半年〜決算が出る1年ほどは様子見してもいいと思います。
長期でレバナスを保有する場合においては、多少コストが高くても安定的に運用する投資信託の方が結果的には良いリターンに繋がる、私はそう思います。
主要ネット証券会社での取り扱い
続いてのポイントは、投信を購入できる証券会社数です。
大和レバナスは現状、主要な証券会社で購入することができますが、
- auレバナスはauカブコム証券のみ
- 楽天レバナスも楽天証券でしか購入することはできません
この差は正直大きいと思います。
というのも、投資信託の安定的運用にはある程度の規模の純資産総額が必要ですし、私たち個人投資家的にも管理はできるだけ楽な方が好ましいです(また他証券会社で取り扱いがあれば移管もできます)
その点において、「現状まだ利用者の少ないauカブコム証券限定での販売のauレバナス」、「利用者は多いものの、楽天証券でしか買えない楽天レバナス」はデメリットでしかないと思います。
今後「他の証券会社でも取り扱いがでてきて、純資産総額が増える」もしくは「決算後の隠れコストや他のレバナス投信との乖離を確認できた」
これらができてから乗り換えを考えても遅くないと思います。
クレカ積立の可否
最後はここ数年人気になったクレカ積立の可否になります。
大和レバナスに関しては主要ネット証券3社でクレカ積立ができ、楽天レバナスも楽天証券のみですがクレカ積立が可能です(楽天キャッシュ積立含む)
しかしauレバナスは、主要ネット証券どころか自社グループのauカブコム証券でさえクレカ積立対象外の銘柄とされています。
auレバナスはここが残念すぎです!
せっかくau PAYカード積立が始まって1%還元で投資できるのに、これでは利用者が集まらないですよ。
投信保有ポイント制度も弱いんですから、ここはなんとか改善してほしいところです。
まとめ
新登場するauレバナスを紹介しつつ、レバナス投信3つのうちのオススメを一つ挙げさせていただきました。
私的にはダントツで「大和レバナス推し」なんですが、皆さんはどれが良いと思いました?
ナスダック100指数自体魅力ある指数なので、今後とも各社からレバなし・レバありのナスダック投信が出てくることを楽しみにしたいですね。
「eMAXIS Slim NASDAQ100」とか登場したら震える!ww
リリース直後に追加情報があれば追記いたしますし、楽天レバナスの決算が3ヶ月後に控えているので、詳細が分かり次第また記事にしたいと思います。
それではまた次回!
have a pandaful day
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