ども!
節約投資家のぱんだマンです。
国内最大級のビットコイン取引所 bitFlyerからビットコインが貯まるクレジットカードが登場しました。
その名も「bitFlyerクレカ」!
毎日の買い物や支払いでポイントではなくビットコインが貯まるクレジットカードは日本初となりますので、気になっている方は多いと思います。
なので今回はこのカードについて、クレカオタクな私の意見を紹介したいと思います。
『ポイントの代わりにビットコインを貯めたい』『手軽に仮想通貨を手に入れられるカードが欲しい』という方は参考にしてください。
基本情報

それではまず、それぞれのカードのスペックを紹介します。
bitFlyerカードは「スタンダードカード」と「プラチナカード」の2種類がありますので、それぞれ比較しながら見ていきましょう。
特に重要なところは赤字になっています。
スタンダードカード | プラチナカード | |
ブランド | Mastercard | Mastercard |
還元率 | 通常0.5% カード申込月と翌月ご利用分は2% | 通常1% カード申込月と翌月ご利用分は2.5% |
年会費 | 初年度、翌年度以降も無料 (利用条件なし) | 初年度のみ無料、翌年度以降16,500円 年間150万円以上利用で翌年度の年会費無料 |
付帯サービス | カード盗難紛失補償 | カード盗難紛失補償 旅行傷害保険 ショッピングガーディアン保険 空港ラウンジ Mastercard® Taste of Premium® |
貯まるポイント | とっておきポイント 毎月20日頃に自動的にビットコインに交換 | とっておきポイント 毎月20日頃に自動的にビットコインに交換 |
有効期限 | ビットコインの現物保有なのでなし | ビットコインの現物保有なのでなし |
その他特徴 | ナンバーレスな券面 Apple Pay、QUICPay 対応 | ナンバーレスな券面 Apple Pay、QUICPay 対応 |
2021年12月1日(水)~2022年3月31日までの間に入会すると、先着6,000名にもれなく¥500相当のビットコインが貰えて、申し込み月翌月まで還元率がアップするキャンペーンを実施中です。
また今のところポイントサイトでの案件は確認できませんでした。

私の評価は100点中20点

このカードの個人的な評価ですが、正直『もったいないかな』ってところです。
ポイントの代わりに直接ビットコインが貯まるってのは、仮想通貨取引所が発行するクレジットカードならではで面白いと思いますし、怖くて直接仮想通貨に投資できない層には刺さるものだと思います。
しかし以下の点で私はこのカードを勧めることができません。
- 通常カードの還元率が0.5%と低すぎる
- bitFlyerの口座開設する手間がある
- 販売所価格での取得は手数料が痛い
- 取得タイミングが選べない
- 直接ではないが、ポイント→ビットコインにするサービスはすでにある
まず通常カードの還元率0.5%というのは少なすぎます。
今時1%カードが珍しくない中、0.5%還元では価値の上昇が見込めるビットコインであっても物足りないですね。
その上まだbitFlyerアカウントを持っていない人は口座開設からしないといけません。
仮想通貨ガチ勢はこんなカードでちまちま買わず、現金でまとまって購入しますから必要としませんし、ライト層は口座開設する手間をかけてまでこのカードを発行しようと思わないでしょう。
またビットコイン取得の際は取引所ではなく販売所価格での取得になるので、手数料(スプレッド)がネックになります。
bitFlyerの販売所は取引所に比べて片道3%近くスプレッドが広いですから、この時点でかなりロスが発生します。
例えばbitFlyerカード(スタンダードカード)で年間100万円分の買い物をして得られるビットコインは、約5,000円分です(通常還元率の0.5%で計算しています)
これに片道スプレッド3%がかかったら約4,850円。
現金化のために売却すればさらに3%引かれて約4,705円。
出金するのに手数料として220〜770円かかりますから、ただでさえ少ない還元がどんどん減っていきます。

これならポイントのままショッピング等に利用できる楽天カードや2%還元のVISA LINE Payカードの方がお得だと思います。
また取得タイミングは変換日当日(毎月20日頃)の換算レートが適用されるので、安い時に一気に仕込むということができません。
私はビットコインは下がった時にまとめて買いたいので、この点も個人的にはマイナスですね。
最後にbitFlyerカードのように直接ビットコインを付与されるカードはありませんが、一部のクレジットカードは還元されるポイント(楽天ポイントやTポイント等)をビットコインに交換することができます。
この場合も割高な販売所価格での取得ですが、上記ポイントであれば高還元カードがあるので、還元率0.5%のbitFlyerカードよりはまだいいと思います。

個人的にはポイントで仮想通貨に投資するよりポイントを現金化して、現金で取引所を使って投資するのが一番良いと思いますけどね。
ただ無料でもらえたポイントなら投資しても良いという人は一定数いると思いますので、ポイントのまま投資したいなら上記の方法がいいと思います。
楽天ポイントならポイントビットコインby楽天PointClub、TポイントならTポイント投資です。
まとめ
bitFlyerから登場したビットコインが貯まるクレジットカードを紹介しました。
個人的には満足できないものでしたが、コンセプト自体は面白かったので他の取引所からさらに高還元なカードがでないか期待しています。
税制上このような取得方法は面倒くさいと思われるかも知れませんが、毎月販売所で購入するのとほぼ一緒だと思うので、そっちの心配はそこまでいらないと思います。
年間取引報告書は発行されますから、大きく利益が出れば確定申告すればいいだけです。
まぁ、この還元率では税金を心配するほど利益を出すのは難しいと思いますけどね。
※他の用事で確定申告する際は、原則全ての所得を出さなければいけないので仮想通貨で得た利益も所得に含めなければいけません。
含み益は大丈夫ですが、売却して得た実現益は対象なのでお忘れなく。
今回は以上です。
それではまた次回!
have a pandaful day
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