ども!
節約投資家のぱんだマンです。
今回は毎月恒例のつみたてNISA結果公開回ですが、ここのとこ米国の重要イベントがありすぎて忙しすぎました。
まずは13日に発表された「米国消費者物価指数(CPI)」
これについては総合CPI・コアCPIともに市場予想を超えるほどの持続的なインフレ後退が確認されました。
特にFRBが重視するコアCPIが9月からずっと下がっていたのが良かった!

そして15日の「連邦公開市場委員会(FOMC)」
ここでは市場予想通りの利上げ幅である0.5%の利上げを決定。
ただ、その後の会見では思った以上にタカ派な発言が目立ち、市場が期待した利下げについては時期尚早と一蹴していたのが気になりました。

まぁ、長期投資家の我々は今の景況感だけ知っておけば十分ですから、相場がどうなろうと慌てず淡々と続けていきましょう。
そこで今回はつみたてNISAの投資状況を振り返るとともに、2023年相場がどうなるか考察してみようと思います。
このブログではつみたてNISAが開始された2018年からの資産推移を毎月公開しているので、『投資するとこんな感じになるんだな〜』と多くの人に知ってもらえると嬉しいです。
そして少しでも多くの人が投資を始めて、より良い人生にしていきましょう!
つみたてNISAに関する設定はこんな感じです。
投資銘柄:eMAXIS Slim米国株式(運用のみ銘柄が別であり) 投資金額:月33,333円 利用証券会社:楽天証券 投資方針:30歳・独身・会社員とリスク許容度高く、運用可能年数も長いので米国株インデックスに集中投資
結果発表

早速結果ですが、57ヶ月目での資産は297万円になりました!(投資元本は199万円)
この1ヶ月は株価が大きく変動することはなく最終的には僅かにプラスぐらいなんですが、評価額は先月から3万円ぐらい減っちゃいましたね(先月はちょうど300万円)
まぁ、同期間のドル円が3%ほど円高方向に動いたので、評価額が減ってしまったんでしょうね。

私が保有している「eMAXIS Slim 米国株式」も「楽天・全米株式インデックス」も為替ヘッジなしの投資信託なので、これは仕方ありません。
為替の影響は投資リターンと同じで長期で均せばそこまで影響はないので、短期的な円高・円安は気にしない方が精神衛生上良いです。
どうしても為替の影響をなくしたいなら為替ヘッジありの投資信託を選ぶべきですが、ヘッジコストがかかる分だけ長期リターンが為替ヘッジなしの投資信託をアンダーパフォームする可能性があることは忘れずに。
これがつみたてNISAを始めた2018年からの資産推移と銘柄別のリターンです。


今は全額eMAXIS Slim米国株式に投資しています。
アップダウンはあるものの、順調に資産は右肩上がりに増加していますね。
この上昇率ってのは月5千円しか投資していなかろうと、私みたいに3.3万円投資していようと変わりませんから、少額であっても投資を始める意義はあります。
そして投資に慣れて利益の絶対額を増やしたくなったら、積立額を少しずつ上げていけば良い話ですから。
また以下は、つみたてNISAの年別取引履歴です。

今年ももう終わりになりますが、皆さん2022年分のNISA枠使い切りましたか?
一般NISAなら120万円、つみたてNISAなら40万円。
この非課税枠は来年には持ち越せないため、使いきれなければ消滅します。
まだ枠が残っている場合は、受渡日が年内となるよう早めの買付日を設定をしてくださいね。
だいたいのファンドは受渡しまで5日〜6日かかりますから!
2023年の米国株はどうなる?

『来年の米国株がどうなるか』
その見通しを発表している人は多くいますが、どちらかというと悲観的に考えている人が多い印象ですね。
理由は今なお高いインフレと度重なる利上げによる失業率増加と景気後退懸念。
実際、失業率が23年末までに4.6%に上昇する見通しとなっていて、これはここ数回のFOMCでも増加傾向にあります。
ニューヨーク連銀のウィリアムズ総裁も11月28日のスピーチで、『成長は減速しつつあり、失業率は今の3.7%の水準から来年末までに 4.5-5%に上昇すると想定される』と述べていますしね。

失業率が上昇すれば米国のGDP約7割を占める個人消費が減少し、企業業績が急速に悪化。
そして景気後退へと繋がっていきます。
このことからも個人的には2023年の米国株については弱気ですね。
10年国債利回りと2年国債利回りの逆転現象「逆イールド」も1981年以来最大の幅を記録していますし、景気後退はほぼ確定と言っても良いでしょう。
あとはそれが
- いつ来て、いつ終わるのか?
- その時どう動くのか?
ここを今のうちから考えた方が、景気後退が訪れた時に慌てないと思います。
つみたてNISA利用者であるなら特に投資戦略の変更は必要ありません。
今まで通り、毎月積立投資でOKです。
ただ一般NISAであるなら、個人的には少し投資対象は考えた方が良いと思います。
具体的には「金」や「金鉱株」、「公共」、「ヘルスケア」などのセクターを持っていた方が景気後退時は有利に働きます。
また米国・先進国・中国以外の新興国・フロンティア市場も来年以降熱くなるという見方が強いので、それらもポートフォリオに少し入れておけばショックを和らげてくれるかもしれません。
いずれにせよ来年も引き続きストレスがかかる展開が予想されますから、リスク許容度を超えないように管理するのが良いと思います。
それでは今回は以上です。
それではまた次回!
have a pandaful day
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