S&P500のトップ10銘柄に投資するS&P10ファンド誕生!

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ども!
節約投資家のぱんだマンです。



格安インデックスファンドシリーズ「Tracers」を運用する日興AMから、超面白いファンドが誕生しました。

その名も「Tracers S&P500トップ10インデックス(米国株式)」

名前の通り、S&P500のトップ10銘柄に投資するファンドです。

【日興アセットマネジメント】「Tracers S&P500トップ10インデックス(米国株式)」の設定について
日興アセットマネジメント株式会社のプレスリリース(2024年5月1日 13時16分)【日興アセットマネジメント】「Tracers S&P500トップ10インデックス(米国株式)」の設定について


ここ最近、大和アセットの「US テック・トップ20インデックス」や三井住友トラストの「M7」など、超大型テック銘柄に集中投資するファンドが相次いでリリースされてましたが、遂に来ましたよ!

正真正銘、時価総額加重平均で構成された米国トップ企業にまとめて投資できるファンド。


長期投資ができて高いリターンを狙いたい私にはドンピシャなファンドでしたので、今回はこのファンドについて『どんな商品なのか』深ぼっていきたいと思います。

私と同じくリターンを狙いたい投資家やハイテク株好きの方はぜひ参考にしてください。

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ファンド概要

設定日2024年5月16日
信託期間無期限
連動対象S&P500トップ10指数
(税引き後配当込み、円換算ベース)
為替ヘッジなし
販売手数料
(購入時手数料)
なし
信託報酬年0.10725%(税込)
リバランス年4回
主な販売会社SBI証券
マネックス証券
楽天証券(2024年5月17日より)
新NISA対応成長投資枠のみ


ファンドの概要はご覧の通り、S&P500トップ10指数への連動を目指すインデックスファンドです。

この指数はS&P500の上位10銘柄で構成され、2024年2月時点での構成銘柄と構成比率はこんな感じ。


アルファベットは2社上場、ケンビューはJ&Jからがスピンオフされた後も採用されているので、10銘柄ピッタリってわけではありません。

ただその他の銘柄はS&P500と全く同じですし、ナスダック100には入っていない「バークシャー」や「ユナイテッドヘルス」、「J&J」などが入っているのは魅力ですね。

業種もS&P500をベースにしているだけに幅広いですし、時価総額加重平均なので成長が鈍化した銘柄は自動的に排除される仕組みとなっています(採用銘柄の見直しは年1回)


これで信託報酬は年0.10725%、かなり安いと思いますね。

ライバルになるであろうテック株集中ファンドと比べてもそのコストは圧倒的ですし、銘柄選定もS&P500の上位銘柄なので信頼できます。

 iFreeNEXT FANG+US テック・トップ20米国大型テクノロジー(M7)
設定日2018年1月31日2024年3月13日2024年3月22日
信託期間無期限2050年3月10日無期限
連動対象NYSE FANG+指数
(配当込み、円換算ベース)
FactSet US Tech TOP20指数
(配当込み、円換算ベース)
なし
販売手数料
(購入時手数料)
なしなしなし
信託報酬0.7755%0.495%0.594%
リバランス年4回年2回年2回
新NISAつみたて投資枠
成長投資枠
成長投資枠のみ成長投資枠のみ



最大の懸念としてはS&P500はもちろん、ナスダック100よりも1銘柄あたりの構成比率はバチクソ高いので、値動きが非常に激しくなること。

実際、過去10年の推移を見てみると、年率リターンは16.17%とS&P500の10.29%をアウトパフォームしていますが、2022年の下落相場ではS&P500より激しく下落しています。

赤線で区切られた期間が2022年の相場


これはこの期間、S&P500を下支えしたエネルギーセクターや公益事業セクターの銘柄がS&P10には一つも入っていないことが要因なんですが、集中投資が故にこのようなことは今後もあり得るでしょう。

さすがに10銘柄では全セクターをカバーできませんし、カバーできたとしても全体のリターンが落ちてしまいますからね。


なのでこのファンドに投資する場合は、S&P500にある幅広いセクターによる相互互助関係は期待できないと考え、落ちる時は一気に落ちると覚悟しておきましょうね。

まぁ、仮に下落しても長期ではS&P500をアウトパフォームする可能性が高いですから、一時的な下落に耐えられるなら投資妙味はあると思いますけど。

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リスクを承知すればかなり良いファンド


このファンドですが、個人的にはかなり気に入っています。

というのも前述の「iFreeNEXT FANG+」、「US テック・トップ20」、「米国大型テクノロジー(M7)」ってどうしても好きになれなかったんですよね。


FANG+は6銘柄原則固定で、その他の銘柄はガバナンス委員会が独自に決めるなど選定基準が曖昧ですし、時価総額関係なく均等ウェートなのも気になります。

米国USテック20は、時価総額加重平均と言いつつ5つのテーマに合致しない銘柄は時価総額が莫大でも外されますし、1銘柄あたりの上限も原則8%と決められています。

M7は原則7銘柄固定で、こちらも時価総額関係なく均等ウェートですからね。

テック系投信が続々登場!大型テック20銘柄ファンドとマグニフィセント7ファンド
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長期投資を前提としている私としては

  • どんな企業が成長・衰退するかは予想できないから銘柄の固定はなし
  • 採用銘柄はシンプルに時価総額順に上から採用
  • 1銘柄あたりの投資比率は時価総額加重平均で決定
  • 銘柄入替は年1回以上で新陳代謝がある
  • それでいて採用銘柄は20〜30程度に集中

こういうファンドの誕生を望んでいたんですよ。


今回できたファンドは一番下のを除いて全て私の要望を満たしていますから、本当良いファンドができたと思います。

S&P500のトップ10銘柄を持ってくることで世界の投資マネーが一番集まる銘柄に集中投資できるし、時価総額加重平均なので時代が移り変わってもその時代の勝者の成長に乗れる


投資家にとって一番大事な「ミスしないこと」、「成長を続ける企業に投資すること」を仕組みで解決してますから、長期でも安心して保有できるファンドだと思います。


ただTracersというと指数の標章使用料を投資家負担にしていたり、指数からの乖離が目立ったりなど不安なところもあるので、自分的には1年ほど運用状況と実質コストを見てから買うつもりです。

【Tracers S&P500配当貴族】指数との乖離は酷いが実質コストは最安だった
Tracers S&P500配当貴族の運用報告書から分かった実質コストと運用結果。もう少し様子見が必要かも?!


またその際は改めて記事にしますので、気になる方は引き続きご愛読よろしくお願いいたします。

以上、日興アセットさんから登場した新ファンド情報でした。



皆さんの参考になると嬉しいです。

それではまた次回!

have a pandaful day

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