ども!
節約投資家のぱんだマンです。
今回はeMAXIS Neo vs 世界最強アクティブファンドARKの第2弾で、両者のフィンテックについて比較したいと思います。
このシリーズは個人的にも勉強になるので、是非続けたいと思います。
早くARKの宇宙関連ETFが開始されないかな〜笑
ARKのフィンテックETF:ARKQは正式名称ARK FINTECH INNOVATION ETFです。
第1弾の自動運転・ロボット・ドローン対決はこちらをご覧ください。

フィンテックとは

個人的にフィンテックという言葉自体、あまり聞き覚えがないものなので調べてみました。
FinTech(フィンテック)とは、金融(Finance)と技術(Technology)を組み合わせた造語で、金融サービスと情報技術を結びつけたさまざまな革新的な動きを指します。
出典:日本銀行 FinTech(フィンテック)とは何ですか?
なるほどなるほど。
つまりハイテク✖️金融か。
確かに最近はネット証券、ネット銀行も当たり前になったし、PayPayやLINE Payなどのスマホ決済サービスも一気に普及しました。
またロボットアドバイザーによる投資や、AIによる自動リスク管理もよく見るようになりました。
そういえばeMAXIS Neoシリーズは、AIが銘柄を選んでいるんでしたね。
まさにこれからどんどん成長する分野って感じがします!
基本情報
まずは両者の基本的なところを比較してみましょう。
Neo フィンテック | ARK ARKF | |
---|---|---|
設定日 | 2019年5月28日 | 2019年2月4日 |
運用会社 | 三菱UFJ国際投信 | ARK INVEST |
信託報酬 | 0.792%(税抜 0.72%) | 0.75% |
純資産額 | 14.57億円 | 19.6億ドル(約2068億円) |
銘柄数 | 51(2020年08月17日時点) | 48(2021年02月12日時点) |
設定日も同じぐらいで銘柄数も似ている両者。
果たして両者にどんな違いがあるのか、パフォーマンスはどちらがいいのか。
かなり気になるぜ〜
構成銘柄
まずはARKFが保有するトップ20銘柄を見てみましょう。(2021年2月12日時点)
右側はARKFの銘柄が含まれているNeoフィンテックの比率、本拠地です。
ARK ARKF トップ20銘柄 | 比率 | Neo フィンテック 有無 | 本拠地 | |
---|---|---|---|---|
1 | SQUARE INC – A | 9.13% | 有り 3.9% | アメリカ |
2 | ZILLOW GROUP INC – C | 5.07% | アメリカ | |
3 | PAYPAL HOLDINGS INC | 4.66% | 有り 2.8% | アメリカ |
4 | TENCENT HOLDINGS LTD-UNS ADR | 4.10% | 中国 | |
5 | SILVERGATE CAPITAL CORP-CL A | 3.89% | アメリカ | |
6 | PINTEREST INC- CLASS A | 3.43% | アメリカ | |
7 | SEA LTD-ADR | 3.31% | 有り 2.0% | シンガポール |
8 | MERCADOLIBRE INC | 3.22% | 有り 3.0% | アルゼンチン |
9 | SHOPIFY INC – CLASS A | 3.21% | 有り 2.7% | アメリカ |
10 | INTERCONTINENTAL EXCHANGE IN | 3.15% | アメリカ | |
11 | ADYEN NV | 2.97% | オランダ | |
12 | ALIBABA GROUP HOLDING-SP ADR | 2.58% | 中国 | |
13 | MEITUAN-CLASS B | 2.56% | 中国 | |
14 | TWILIO INC – A | 2.49% | アメリカ | |
15 | YEAHKA LTD | 2.45% | 中国 | |
16 | SNAP INC – A | 2.26% | アメリカ | |
17 | OPENDOOR TECHNOLOGIES INC | 2.18% | アメリカ | |
18 | ZHONGAN ONLINE P&C INSURAN-H | 2.14% | 中国 | |
19 | DOCUSIGN INC | 2.04% | アメリカ | |
20 | AMAZON.COM INC | 2.01% | アメリカ |
ARKFはアメリカと中国の企業が多い印象です。
中国株は成長が著しい反面、どうしても中国共産党の影響を受けますから、特有のカントリーリスクがあります。
それを考慮して投資するなら、全然オーケーですね。
次はeMAXIS Neoフィンテックの構成銘柄をみてみましょう。
最新の月次レポートで公表されているトップ10企業がこちらです。(2021年1月29日時点)
Neo フィンテック トップ10銘柄 | 比率 | ARK ARKF 有無 | 本拠地 | |
---|---|---|---|---|
1 | OVERSTOCK.COM INC | 3.5% | アメリカ | |
2 | MERCADOLIBRE INC | 3.0% | 有り 3.22% | アルゼンチン |
3 | BLACKBAUD INC | 3.0% | アメリカ | |
4 | LEXINFINTECH HOLDINGS L-ADR | 2.9% | 中国 | |
5 | OPEN LENDING CORP – CL A | 2.9% | アメリカ | |
6 | ALLY FINANCIAL INC | 2.9% | アメリカ | |
7 | SHIFT4 PAYMENTS INC-CLASS A | 2.8% | アメリカ | |
8 | PAYPAL HOLDINGS INC | 2.8% | 有り 4.66% | アメリカ |
9 | SHOPIFY INC – CLASS A | 2.7% | 有り 3.21% | アメリカ |
10 | PAGSEGURO DIGITAL LTD-CL A | 2.7% | ブラジル |
Neoのフィンテックはどちらかというとアメリカメインです。
そして南米の企業が2社入っているのが特徴的ですね。
中国より南米でリターンを狙っているのかもしれません。
リターン

リターンはどちらの方がいいのでしょうか。
結果はこちらです。
前回の比較同様、それぞれの期間で一番パフォーマンスが良かったものに赤色をつけています。
騰落率 | 1ヶ月 | 3ヶ月 | 1年 | 設定来 |
ARKF | 6.91% | 25.85% | 108.07% | 62.34% |
Neo フィンテック | 5.5% | 22.3% | 35.8% | 51.5% |
全ての期間においてARKのARKFが勝っています。
前回の自動運転やロボット・ドローン分野では、Neoシリーズが勝っている期間もありましたが、フィンテック分野は弱いのでしょうか?
個人的には成長著しい中国株を取り入れているのが勝因ではないかと思っています。
あとはARKFの組入1位のスクエアはビットコイン事業にも携わっている企業で、最近のビットコイン急騰の影響で更に株価が上がっているので、それも関係するかと。
比較するとARKFの勝利でしたが、Neoフィンテックも悪い結果ではないです。
設定来リターンも50%超えてますし、素晴らしい結果だと思います。
まとめ
いかがでしたでしょうか。
個人的に調べてみて分かったことは、同じフィンテック分野に投資をしていても、組入銘柄は両者でかなり異なるという点です。
ARKのETFは最新の組入銘柄が全て公開されているので、全ての銘柄をNeoフィンテックと比較しましたが、それでも3〜5社程度しか被りませんでした。
また投資対象国も両者は少し違うので、そこも投資する上で自分に合う方を選べばいいと思います。
個人的にこのようなテーマ型の投資信託やETFには、投資するつもりはありません。
理由は以前紹介しています。

ですがどうしても投資しろって言われたら、ARKのARKFに投資します。
リターンも全ての期間で高いですし、中国株をバランスよく入れているのも好きです。
中国というカントリーリスクは、ARKの凄腕機関投資家達なら大丈夫でしょう。
逆にeMAXIS NeoシリーズのAIは、このような事態が起きた際はどれぐらいの早さで対応してくるのかが読めないので、そこが少し怖いかな〜と思います。
今回は以上です。
ではまた次回!
have a pandaful day
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