ども!
節約投資家のぱんだマンです。
今回は毎月公開している中国株ETFの定期報告回ですが、最近になって急速に米中間の緊張が高まっていますね。
今月頭には米国の本土上空を中国の偵察気球が飛行し米国がミサイルで撃墜する事件がありましたし、つい数日前には中国がロシアに対し軍事支援を行おうとしていると話題になりました。
米国の国家安全保障担当であるサリバン大統領補佐官は『中国がロシアに武器を供与すれば米国は制裁に踏み切る』と警告していますが、おそらく中国は止まらないでしょう。

そうなると心配なのが中国株の動向ですよね。
ここ最近になってやっと株価が上がってきたというのに、また水を差されてしまう状況かもしれません。
そこで今回はこの1ヶ月の投資環境と私の投資状況を紹介しようと思います。
このブログでは、米国株インデックスメインのリスクヘッジとして中国株ETFに積立投資した結果を毎月公開しています。
現在の中国株は、政治不安によるカントリーリスクで割安になっているもののポテンシャルはかなり高く、中国という国自体も中長期的には米国・米ドルの覇権国・基軸通貨の地位に取って代わる可能性があると私は思っています。
なんで一応、米国の覇権が崩れた場合の備えとして資産の一部を中国株にしています。
積立設定と投資方針はこんな感じです。
投資金額:約3万円/月 利用証券会社:SBI証券 投資期間:28ヶ月 投資方針:ポートフォリオの3.3%まで積立投資 投資銘柄:中国のトップ民間企業に分散投資できる米国ETFの「CXSE」
それではよろしくお願いします。
中国株の上昇は3ヶ月で終了

まずはCXSEの株価の動きですが、この1ヶ月のパフォーマンスは▲17.5%と大きく下落。
昨年11月の+16.2%、12月の+8.2%、今年1月の14.2%と続いた上昇相場はついに終了してしまいました(;ω;)
下落した要因として考えられるのは、冒頭でも紹介した米中の緊張状態です。
マーケットは今、
- 米国が本気で制裁を行うのか
- 制裁を行うとしてどのような内容・程度になるのか
- それに対して中国はどう対応するのか
これらを注視しているでしょうから、このような状況下では機関投資家は中国株には手を出さない、むしろ保有比率を下げるよう動いているでしょう。
加えて米国が制裁を課せば、欧州のNATO加盟国も同様の対応をしてくることも予想されますからね。
そんなタイミングで米国の利上げが長期化される懸念が出てきましたから、2月は利益確定売りが優勢でした。

ここ1ヶ月のCXSE構成銘柄上位の動きはこんな感じで、全体的に下落しています。
特にひどかったのは米国にも上場している「アリババ」と「JD.com」。

この2社は中国向けeコマース事業における二大巨頭ですが、最近は拼多多(Pinduoduo)やバイトダンス等の急成長している新興企業との競争激化が懸念されていて、成長も一時期ほどの勢いはなく鈍化傾向が見られます。
ここ数年は中国政府による激しい規制の波にも飲み込まれましたんで、ちょっと可哀想ではあるんですが…
ただし、市場が盛り上がること自体は長期的に見て株価にプラスですし、CXSEはそれら新興企業も構成銘柄に含まれているので、個人投資家はそこまで心配する必要はないと思いますけどね。
現在の保有状況は米ドル建てで▲30%、金額ベースだと2,270ドルもしくは18万円の含み損となっています。
先月と比べると含み損が約10万円膨れました∑(゚Д゚)


っとこんな感じでまた含み損が膨れた1ヶ月でした。
個人的には上昇トレンドが終わってしまったことはショックですが、目先のトレンドで取引しているわけではないので致命的な出来事が起こるまではバイ&ホールドでいきます。
今後、ロシアへの軍事支援がどうなるか、また米国の利上げが長期化するのかはまだ不透明ですが、市場の動向を注視しながらも『そのうち上がってくれれば良いや』って気持ちで投資を続けようと思います。
もし『中国株に少しでも投資したいな』と考える人の参考になると嬉しいです。
というわけで今回は以上です。
また次回!
have a pandaful day
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