ども!
節約投資家のぱんだマンです。
皆さん大好き全世界株式インデックスの代表的な指数である「MSCIオール・カントリー・ワールド・インデックス(ACWI)」の組入銘柄が一部変更になるとの発表がありました。
入替実施日は2024年2月29日の取引終了時点。
具体的かつ大きな変更点としては以下の通り。
- インド最大の自動車会社「タタ・モーターズ」やインドネシアの資源大手「アンマン・ミネラル・インターナショナル」など24銘柄を新たに追加
- 中国不動産開発の「金地集団」や「緑城中国」のほか、日本の「住友化学」や「東ソー」など101銘柄を除外
総評としては経済発展著しいインドやインドネシアなどの新しい風を入れるとともに、経済が衰退している中国や日本の銘柄は排除している感じですね。
国別で採用/除外銘柄数を見てみるとこんな感じ。
地域 | 国 | 新規採用 | 除外 |
---|---|---|---|
アジア太平洋 | オーストラリア | 1 | 1 |
日本 | 1 | 8 | |
香港 | 0 | 3 | |
マレーシア | 2 | 1 | |
台湾 | 0 | 1 | |
韓国 | 2 | 5 | |
タイ | 0 | 3 | |
インド | 5 | 0 | |
中国 | 5 | 66 | |
シンガポール | 0 | 1 | |
小計 | 16 | 89 | |
欧州 中東 アフリカ | スペイン | 0 | 2 |
フランス | 1 | 0 | |
ドイツ | 0 | 2 | |
トルコ | 1 | 2 | |
サウジアラビア | 1 | 2 | |
ポーランド | 0 | 1 | |
小計 | 3 | 9 | |
北・南アメリカ | アメリカ | 4 | 2 |
カナダ | 0 | 1 | |
ブラジル | 1 | 0 | |
小計 | 5 | 3 | |
合計 | 24 | 101 |
やはり経済が深刻な中国の除外数が尋常ではありませんね。
ただ、除外される=時価総額が低い(正確にはコレ以外の理由もあるが)ということなので、ACWIのパフォーマンスに影響を与えるほどのインパクトはありません。
入替自体も投資不適格な銘柄を除外して有望銘柄を採用することで、指数の健全性と持続的な成長を保つためですからね。
なので一応、中国株といっても成長を続けている白物家電世界最大手の一角「美的集団」や遺伝子解析大手の「MGI Tech」などは新規採用されています。
このように各国の栄枯盛衰に合わせて指数が適切な新陳代謝が行うことによって、いつ・いかなる時に投資を始めたとしても世界の潮流に乗ることができるのがインデックス投資の良さです。
その中でもオルカンは世界の株式時価総額比率に応じて国別の組入比率が自動的に変わっていきますから、投資先を最適化してくれる究極の分散投資と言っても良いでしょう。
なので銘柄入替によって多少株価に変動があったとしても、私たちインデックス投資家は自身の選び抜いたファンドを信じてバイ&ホールド戦略を取り続ければいいんです。
新たに入った銘柄たちが今後成長して、ACWIの上昇を牽引してくれることを期待しましょう。
今回は短いですが以上です。
また次回!
have a pandaful day
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