ども!
節約投資家のぱんだマンです。
つい先日、PayPayアセットマネジメントから米国株式市場に丸ごと投資できるETF「VTI」を買うだけの投資信託が最安コストで登場しました!
その名も、「PayPay投資信託インデックスアメリカ株式」
VTIは、米国市場の大型株から中小型株を含めた約4,000銘柄に投資できるETFとして全世界で3番目に大きなマンモスETF(純資産総額37兆円超)で、その運用開始からのリターンは22年で230%超。
極限まで抑えた運用コストとベンチマークに沿う安定した運用で、間違いなく長期投資すべき最適解ファンドの一つでしょう。

ただ、そうは言ってもETFへの投資は為替手数料がかかったり、指定金額での購入ができなかったり、分配金の再投資が面倒だったりと、長期投資にはそぐわない点があるのも事実。
そこで、「手軽に投資できる投資信託でこの最強ETFに投資する」というのはかなり妙味があると個人的には思います。
そこで今回はこの新たなファンドについて紹介した後に、オススメできるかどうか個人的意見を述べたいと思います。
米国株インデックスに投資している・今後投資しようと考えている人はぜひ参考にして下さい。
ファンド概要について
設定日 | 2023年3月22日 |
---|---|
信託期間 | 無期限 |
連動対象 | CRSP US トータル・マーケット・インデックス 為替ヘッジなし |
販売手数料 (購入時手数料) | なし |
信託報酬 | 0.0506%(税込) VTIの経費率0.03%を加えると0.0806%(税込) |
信託財産留保額 | なし |
主な販売会社 | PayPay証券 |
まずファンド概要は上記の通りで、米国の株式を主要投資対象とした「VTI」に投資することで、「CRSP US トータル・マーケット・インデックス(配当込み、円ベース)」への連動を目指しています。
この指数は時価総額加重平均型の株価指数で、S&P500やNYダウに採用されている大型株だけでなく中・小型も広くカバーしている点が特徴です。
中・小型株を含めるメリットは2つあって、
- 市場での注目度が低く割安に放置されがちな小型株を含めることで、今後の利益成長が期待できる
- 小型・中型も含めることで未来の大型株の成長を取りこぼすことなく反映させることができる
特に二つ目は、過去S&P500が「中型株だったテスラ株が急騰した数年を指数に含めずにその成長を逃す」という大失敗がありましたから、とにかく全部に投資するというのは最適解の一つだと思います。
まぁ、それでも時価総額加重平均なので基本的な組入上位銘柄はS&P500と同じですし、長期のパフォーマンスも組入上位銘柄が同じな点であまり差はありませんけどね(ただし中小型株式も含まれているため、全体的な組み入れ比率は少し低い)

お金の流れ的には以下のような感じで、投資家から集めたお金でバンガード社のVTIを直接買ってると思ってもらって大丈夫です。
この運用方法の良いところは、投資先がすでに素晴らしい運用実績のあるバンガード社のETFなので、おかしなトラッキングエラー(ベンチマークとのズレ)が出ませんし、運用そのものをバンガードにお任せできることです。

運用初期の純資産総額が低い段階だとどうしても指数から乖離してしまいますし、eMAXIS Slimシリーズのように現物株を保有したり先物取引まで使って指数への連動を目指すのは簡単なことではありませんからね。
まだ設立から日が浅いPayPayアセットマネジメントには厳しいかったのかもしれませんし、コストパフォーマンスを見てやめたのかもしれません。
ただ、CRSP US トータル・マーケット・インデックス(配当込み、円ベース)への連動を目指す投資信託としては、PayPayアセットマネジメントの「PayPay・VTI」は最安コストですし、他社の投信もVTIを買うだけなので問題ないかと思います。
信託報酬の差は以下の通り。
- SBI・V・全米株式インデックス・ファンド 税込0.0638%
- 楽天・全米株式インデックス・ファンド 税込0.132%
- PayPay投資信託インデックスアメリカ株式 税込0.0506%
どの投信もこの信託報酬にVTIの経費率0.03%を足したものが、実質的な運用コストになります(実質コストは1年後の運用報告書が出るまで不明)
いずれにせよこれだけ低コストでVTIが保有できるとなると、米ドルでVTIそのものを買うより低コストかつ手間もないため良いですよね。
まぁ、PayPay証券でしか本商品は販売しないらしいですけどね:(;゙゚’ω゚’):
オススメできるのか?

個人的な意見になりますが、多くの人はまだ様子見でいいと思いますし、私も手を出すことはありません。
理由は以下の3つ。
- PayPay証券でしか取り扱っていない
- SBI証券でまとめて管理したい
- ETF投信の弱点
現状、この投信を買うにはPayPay証券の口座が必要なんですが、私はあいにくPayPay証券口座を持っていません。
わざわざこのファンドのためだけに管理の手間を増やすメリットが正直ないですし、今後SBI証券などでも販売されればそっちで買えばいい話ですからね。
ただ今後、どこまで販売会社を広げるかはPayPayアセットマネジメント次第になりますが、SBI証券や楽天証券は自社ブランドのVTI投信を持っているだけに『販路拡大は難航するんじゃないか』と個人的には思っています。
大した純資産額を集めることができなければ運用数年で最悪償還も考えられるので、ここは慎重に考えていきたいと思います。
二つ目の『SBI証券でまとめて管理したい』って理由ですが、これにもちゃんと理由があります。
SBI証券はクレカ積立と投信保有ポイント(投資信託の保有額によってもらえるポイント制度)がありますが、PayPay証券にはどちらもありません。
仮に信託報酬が0.0132%高い「SBI・VTI」をSBI証券で購入したとしても、三井住友NLでのクレカ積立なら購入額の0.5%のポイント付与がありますし、保有額に対して0.022%の投信保有ポイントが付くので実質的には「PayPay・VTI」より割安で購入できるんですよ。
最後はETF投信の弱点ですが、バンガードのETFに投資するだけの投信は第1期(第2期も)の運用コストが高くなる傾向や指数(元のETF)との乖離が起きやすい傾向があります。
「楽天全米株式」や「SBI・V・S&P500」にもその傾向が見られましたし、SBIの方に至っては信託報酬はスリム米国株式より安いのに、基準価額データが示す実際の運用コストはスリム米国株式より高かったです。
この点は他の投信ブロガーの多くも指摘していますので、詳しくはそちらをご覧ください。


以上の理由から、中・小型株を含む全米全体を買えるこの投信や指数は好きなんですが、私は買いません。
今まで通りSBI証券で買えて純資産額も日本一、保有銘柄は現物株なスリム米国株ですかね。
なんだかんだスリム米国株が一番コスパ高いと思いますし、長期で持ってて一番精神的に安心することができます。
理想を言えばこの投信に刺激されて、スリム米国株の信託報酬を下げてくれたら嬉しいんですが、最近は信託報酬の値下げもしなくなりましたからね。
シェアも取れたし、コスト的にもここら辺が頭打ちなんでしょう。
私としてはインデックス投資をここまで牽引してもらったシリーズでもあるので、ここからは安定した運用を望みますよ。
これからもよろしくお願いします!
ってなわけで参考にしてもらえると嬉しいです。
それではまた次回!
have a pandaful day
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