ども！
節約投資家のぱんだマンです。
『プロパンガスの賃貸はガス代が高い！』
そんなことが言われる日が終わるかもしれません。
経済産業省は24日、これまで長年問題となっていた賃貸物件のプロパンガス料金について、ガス供給とは関係がない設備費の上乗せを禁止する方針を決めました。
また記事によると、これまで慣行とされてきたガス会社から大家への設備の無償提供を禁じ、利用者にとって不透明かつ割高な料金体系を「基本料金」「従量料金」「設備料金」の三つに分けて透明性を上げるようです。
具体的な施行は2027年度と少し先になるようですが、これめちゃくちゃありがたくないですか？
というのもプロパンガス物件に住んだことがある人は分かると思いますが、プロパンガス物件のガス料金ってマジで異常と言えるほどに高いんですよ。
地域によっては『都市ガスの2倍ぐらいガス代がかかる』ってことザラですし、元々ガス代が高くなりやすい冬場なんて平気で月2万円とかかかりますからね。
では、なぜこんなにプロパンガス物件は高いのか？
その理由は公共料金の「都市ガス」と自由料金の「プロパンガス」ってこともありますが、それ以外の部分が大きく関与しています。
まず、プロパンガスって存在自体が大家にとってめちゃくちゃ都合がいいんですよ。
なんせ都市ガスが引かれていない地域でもガスを供給することができますし、仮に引けたとしてもプロパンガスの方が都市ガスより初期費用をかなり抑えることができます。
そして契約するプロパンガス業者によっては各部屋のエアコンや給湯器、果てはネット環境まで無償で提供してもらえるんですから。
『えっ、なんでプロパンガス業者がそこまでするの？』ってなりますよね。
実はアパートやマンションなどの賃貸物件って、大家が一括で契約して居住者は大家が契約したガス会社を使うことがほとんどです。
つまり居住者はガス会社を選べませんから、多少割高な料金だろうが払うしかありません。
だからこそプロパンガス業者はカモ（居住者）をいっぱい抱える大家には設備を無償提供してまで契約を取りたいし、カモの我々には高値をふっかけて設備代を回収しようとするわけですよ。
これが集合住宅・賃貸住宅においてプロパンガスの料金が高いカラクリなんですが、経済産業省はこの「ガス供給とは関係がない設備費の上乗せを禁止するよう取り組む」といっているんですね。
違反した業者には罰金はもちろん、立ち入り検査や勧告・命令を行うそうですし、それでも是正しない悪徳業者には事業者登録の取り消しも視野に入れているそう。
これは期待しかないですよね！！
今後新たにルールを定めていく中で、
- 現状の借り手側不利な立場がどこまで改善するのか
- 設備の無償提供のおかげで家賃が比較的低かったプロパンガス物件の家賃が全体的に上がるのか
- それとも家賃は変わらず、相対的にプロパンガス物件の価値が上がるのか
引き続きウォッチして報告していこうと思います。
また追加情報が出てきましたらご報告しますね。
それでは今回は以上です。
また次回！
have a pandaful day
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