どうも!
節約投資家のぱんだマンです。
今回は東京電力エリア内の一人暮らしの方が、電力会社を切り替える必要があるのか検証したいと思います。
というのも私は現在千葉で一人暮らししていて、電力会社を切り替えるべきか引越しした4月から悩んでいます・・・^^;
今の東京電力(TEPCO)より「楽天でんきやエネオスでんきなどに切り替えたほうが安くなる」というのは情報で知っていました。
ですが『実際いくら安くなるのか?』というのは各家の契約アンペア数、使用電力量、契約するプランなどによって大きく異なるんです。
また一人暮らしの場合、『そこまで電力を消費しないので、逆に契約を変更しないほうがいい!』という方もいました。
なので今日はそこを徹底的に調べて、東京電力エリアの一人暮らし(具体的には20A以下の契約で従量電灯B)の方に最適の会社、プランを紹介したいと思います。
結論:電力会社を変えた方が若干安くなるが、大きな効果はない

みなさんは今契約しているアンペア数を言えますか?
電力会社を変更するにあたって一番始めに決めなければいけないことは、契約アンペア数です。
分からない方はブレーカーを確認するか、電気使用量のお知らせという毎月届くレシートのようなものを確認してください。
そこに〇〇Aと記載されているのが、契約しているアンペア数です。
アンペア数は一度に使用できる電気の量で、これが大きければ一度に多くの電化製品を使うことができます。
契約している数値を超えるとブレーカーが落ちるので、よく落ちる方は数値を上げるといいでしょう。
逆に契約アンペア数が高すぎると電気を使っていなくても基本料金が高くなりますので、必要ないなら下げたほうがお得です。
東京電力のそれぞれのアンペア数の基本料金
- 10A・・・286円
- 15A・・・429円
- 20A・・・572円
- 30A・・・858円
- 40A・・・1144円
- 50A・・・1430円
- 60A・・・1716円
電気代はこの基本料金に、使った分の電力量料金を足した金額です。(従量電灯の場合)
下記の電力量料金は最も一般的で、ほとんどの一人暮らし家庭が利用している東京電力の従量電灯Bというプランです。
最初の120kWhまで(第1段階料金) | 1kWh | 19円88銭 |
120kWhをこえ300kWhまで(第2段階料金) | 〃 | 26円48銭 |
上記超過(第3段階料金) | 〃 | 30円57銭 |
自分の使った電力量、プランを知りたい場合も、”電気使用量のお知らせ”から知ることができます。
注意して欲しいのが使用電力量は契約アンペア数と違って、電化製品を使えば使うほど高くなるということです。
ですからブレーカーが落ちなくてもずーっと長く電気を使っていれば、電気代は高くなります。
特に夏と冬はエアコンを使うので、春秋よりも使用電力量は増えます。
ですから電力会社を変える、契約アンペアを変える際は、夏と冬の使用量を確認してから変えた方が失敗しないでしょう。

さて、それでは平均的な一人暮らしでシミュレーションしてみましょう。
一人暮らしの場合、15〜30Aが多いと思いますが今回は20A以下で調べます。
理由は楽天でんきなどの大手は30A〜が多く、さすがに調べきれないからです。
逆に20A以下で契約でき、東京電力より安く契約できる電力会社は非常に少ないため、是非参考にしてください。
使用量は人に完全に左右されますが、一人暮らしなら120kWhを超えることはあまりないと思います。
私も実際120kWhを超えたことはありません。
もちろん我慢して質素に暮らしているわけでもなく、エアコンや空気清浄機なども普通に使っています。
今回検証する契約アンペア数は15Aと20Aで、どちらも従量電灯Bでいきます。
理由は、「一番利用されている」「どんな生活スタイルでも左右されないプラン」だからです。
電気使用量は年間を通して第1段階料金上限の120kWhにしました。
この場合は電力会社を乗り換えたほうがお得なのか?検証していきます。
乗り換えず、東京電力を継続した場合
15Aで電力使用量120kWhの場合
429円(基本料金)+2386円(電気量料金)=2815円/月
20Aで電力使用量120kWhの場合
572円(基本料金)+2386円(電気量料金)=2958円/月
H.I.Sでんき
旅行会社のH.I.Sとグループ会社でエネルギーを扱っているHTBという会社が提携して、提供している電気です。
料金プランは東京電力と同じような基本料金+電気量料金ですが、共に東京電力より安いです。
一つ残念なところは15Aの基本料金プランがないので、20A〜となります。
追記:2021年11月現在は、30Aからのプランしかありません。
追記:2022年6月現在、新規の申し込みを一時停止しています。
20Aで電力使用量120kWhの場合、基本料金は560.56円(572円)で電気量料金が1kWh19.48円(19.88円)です。*カッコ内は東京電力料金
20Aで電力使用量120kWhの場合
560.56円(基本料金)+2338円(電気量料金)=2899円/月
https://www.his-j.com/denki/service/price.html
CDエナジーダイレクト
中部電力と大阪ガスが共同出資して設立した会社で、首都圏の顧客獲得を狙う新会社が「CDエナジーダイレクト」です。
料金プランは東京電力と同じような基本料金+電気量料金ですが、H.I.Sでんきと同様に東京電力より安いです。
しかもこちらは10Aからあるため、かなりの節約家にもお勧めできます。
基本料金は15Aの場合で401.49円(429円)、20Aの場合で535.32円(572円)です。
電気量料金が1kWh19.78円(19.88円)です。*カッコ内は東京電力料金
15Aで電力使用量120kWhの場合
401.49円(基本料金)+2373.6円(電気量料金)=2775円/月
20Aで電力使用量120kWhの場合
535.32円(基本料金)+2373.6円(電気量料金)=2909円/月
https://www.cdedirect.co.jp/personal/denki/plan.html
イワタニでんき
カセットコンロのガスで有名なイワタニの電気です。
料金プランは東京電力と同じような基本料金+電気量料金です。
電気料料金は1kWhあたり19.88円で同じですが、基本料金が東京電力より安いです。
15A・・・407.55円
20A・・・543.40円
だいたい20〜30円違います。
15Aで電力使用量は120kWhの場合
407.55円(基本料金)+2386円(電気量料金)=2794円/月
20Aで電力使用量120kWhの場合
543.40円(基本料金)+2386円(電気量料金)=2930円/月
https://www.iwatani-kanto.com/denki/
ドリームでんき
ドリームでんきは株式会社エクスゲートという通信会社が行っており、モバイルWiFiの”よくばりWiFi”などのサービスを提供しています。
料金プランは東京電力と同じような基本料金+電気量料金です。
最も特徴的なサービスは、ドリームでんきを利用していると年に2回宝くじがもらえることです。
電気だけだと年10枚、電気+ガスで年20枚の宝くじがもらえます。
宝くじは1枚300円ですから、これだけですごくお得ですし、もし当たったら一攫千金も夢ではありません。
基本料金、電気量料金、共にイワタニでんきと同じなので、下記になります。
15Aで電力使用量は120kWhの場合
407.55円(基本料金)+2386円(電気量料金)=2794円/月
20Aで電力使用量120kWhの場合
543.40円(基本料金)+2386円(電気量料金)=2930円/月
https://www.dreamdenki.jp/
まとめ
20A以下だと元々大した量の電気を使っていないので、電力会社を変えることで得られるメリットも小さいことがわかりました。
月100円以下の節約のために変えるのが面倒だと思う方は、そのままでもいいと思います。
また上記でだした金額についてはあくまで概算で、その金額にさらに消費税なども足されるので、必ずその金額になるというわけではありませんのでご注意ください。
また使用する電力量が減れば電気量料金が下がりますので、上記の金額よりも安くなります。
しかし年間1000円ほどの節約が電力会社を変えるだけで可能ですし、電力会社によってはキャンペーン等でギフト券などをもらえることもあります。
ですのでその時期に変えるのがベストだと私は思います。
私は個人的にドリームでんきが面白そうだと思ったので、これから検討しようと思います。
宝くじって自分では買わないけど、話のネタにもなるし当たればそれこそ一攫千金ですからね。
30A以上の契約をしている方は、間違いなく電力会社を切り替えたほうがお勧めですよ。
今回調べた会社の中にも面白そうなキャンペーンやプランを持っているのに、20A以下がないから諦めた会社がいくつもありました。
ですが20Aに下げられるのに30Aで契約するのはもったいないので、そこはよく検討してください!
『20A以下で120kWh以上使う方のお得なプランを知りたい!』って方はコメントください。
今回書ききれなかったので、次回まとめます。
ではまた!
have a pandaful day
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