ども!
ふるさと納税をこよなく愛すぱんだマンです。
先日、ふるさと納税を監督する総務省から自治体へ新たなお達しが2つあったのはご存知でしょうか?

一つ目は返礼品に関わる経費について、従来の寄付額の5割以下とする基準を厳格化すること。
二つ目は加工品の熟成肉と精米の地場産品基準を変更すること。
記事を要約するとこの2つなんですが、どちらも想像以上に私たちに影響がありそうです。
そこで今回は、総務省が新たに定めたルールとその対処法について分かりやすくご紹介しようと思いますので、『今年もまだまだふるさと納税するぞ』って人はご参考ください。
返礼品に関わる経費の厳格化

まず一つ目に関してですが、内容自体はめっちゃシンプルです。
現在、総務省が自治体に課している
- 返礼品の調達にかかる費用の割合を寄付額の3割以下にする「3割ルール」
- 返礼品+送料や事務費なども含めた経費の総額を5割以下とする「5割ルール」
これを厳格化するものです。
具体的には5割ルールのうち、今まではあいまいな存在だった
- 寄付金の受領証の発行や送付にかかる費用
- 住民税の控除に必要な情報の自治体間での共有にかかる費用
- サイトへの掲載料
- システムの保守管理費
などを全て経費に含めるとともに、総務省への報告も求めることにしました。

適用は10月1日から。
これによって自治体によって経費内訳に差が出ることなく公平性を担保し、寄附金のうち少なくとも半分以上は地域のために活用されるようにしました。
まぁ、我々利用者側にメリットになるのかってのはまた別で、残念ながらならないんですが…ww
なぜなら現在まで一部の経費を含めていなかったいわゆるずる賢い自治体=還元率が高い返礼品を届けてくれる優良な自治体であることが多いからです。
そのような自治体は10月から経費を全て含めることでおそらく5割を超えてきます。
そうなると経費を削るか返礼品を削るかしか5割に収める方法はありませんので、利用者にとっては返礼品の質が下がる、もしくは量が減るなどのデメリットが出てくる可能性があります。
加工品の熟成肉と精米の地場産品基準を変更

続いての変更は地場産品基準に関するもので、具体的には「熟成肉」と「精米」についてどのような商品であればそのご当地のものとして認めるかという基準が変更になりました。
というのも現在の地場産品の基準がこんな感じなんですが、
- 自治体で生産されたもの。
- 自治体で原材料の主要な部分が生産されたもの。
- 自治体内で製造・加工などの主要な部分が行われ、付加価値が生じているもの。
- コメなど、近隣の自治体で生産されたものと混じることが避けられないもの。
- 自治体の広報のために生産されたキャラクターグッズ、オリジナルグッズなど。
- 関連ある複数の返礼品をセットで贈る場合、主要なものが自治体の特産品など基準に該当するものであること。
- 返礼品として提供されるサービスの主要な部分が自治体と関係するものであること。
- 以下のいずれかに該当する返礼品。
8-1, 地域的につながりのある市区町村どうしが共通の返礼品とするもの。
8-2, 都道府県が地域内の特産品を都道府県単位の共通の返礼品とするもの。
8-3, 都道府県が地域的につながりのある市区町村の特産品をその地域共通の返礼品とするもの。 - 災害によって甚大な被害を受けたことによってこれまでの返礼品を提供できなくなった場合に、その代わりとして提供するもの。
熟成肉と精米が適用するであろう基準③だと、「付加価値のある加工」がどうされたかが見極めにくいんだそう。
特に熟成肉は輸入した外国産などを地域内で保存しただけ、精米は他地域産の米を地域内で精米しただけ。
『そんなものが横行している今の状況はおかしいでしょう!』ってのが総務省の言い分です。
なのでこれに関しても10月1日から、熟成肉と精米は原材料が同じ都道府県内で生産されたものに限定するとのこと。

まぁ、これに関しても一理あるんですが、熟成肉も精米も2大人気ジャンルな返礼品なだけにショックがでかいですよ…
それに生産地でもない自治体でも熟成肉や精米での販売ができることで価格競争が起きていた面も少なからずありますからね。
安くて、それなりに美味しいお肉がいっぱい食べたい人はどこに行けばいいんだか…泣
今のうちに買っとこう!

10月に控えているこれら2つのでかい改悪。
これの対策はそれまでに買うことしかありません!
しかも今は空前の物価高騰で、返礼品の値段が上がったり中身が減るということまで起きています。
なので少しでも早めに、そして在庫があるうちに購入しておくのが結果的にお得なんじゃないかと思います。
7月中であればふるなびが20%還元キャンペーンをやっていますので、特にまだ利用したことない人はオススメですよ。

それでは今回は以上です。
また次回!
have a pandaful day
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