【CXSE】中国株投資33ヶ月目。ハイテク業界ついに復活か?!

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定期経過報告

ども!
節約投資家のぱんだマンです。



先日、アメリカ海軍制服組トップが中国との関係性についてNHKの単独インタビューに応じました。

中国と対峙する“世界最強” アメリカ海軍トップの決意とは? | NHK
米中のせめぎ合いが激しさを増すなか、アメリカ海軍制服組トップが、NHKの単独インタビューに応じました。アメリカ軍は「台湾有事」にどう備えているのか。


記事によると

  • 中国の軍備増強に米国は強い警戒感を持っている
  • 特に中国海軍の艦船数はすでにアメリカを抜き世界1位で、更なる増強も見通されている
  • ただし質・練度においてアメリカ軍の優位性は揺るがない
  • 現時点で台湾有事が起きることを示す兆候はない
  • 戦争が起きないよう抑止することが最優先事項
  • そのための鍵は日本を含めた同盟国との関係強化、外交やホットライン等での意思疎通

など、米中関係の現状認識から今後まで分かりやすくまとめられていました。


なかでも個人的に驚いたこの中国軍と米海軍の艦船数の推移です。


中国の軍事費の伸びがえげつないことは知っていましたが、まさか世界最強の海軍力を誇る米軍の艦船数をすでに超えていていたとは思いませんでした。

今はまだ練度や経験といった面はもちろん、原子力潜水艦数や空母の運用などでも米国に優位性がありますからいいですが、これも時間と共に追いついてくるでしょう。


中国株の行方も今後の中国の動向と米中関係に左右されるでしょうし、引き続き目が離せない状況は続きそうですね。

では今回も毎月公開している中国株ETFの定期報告回をしつつ、中国経済の近況についてご報告しようと思います。



このブログでは、米国株インデックスメインのリスクヘッジとして中国株ETFに積立投資した結果を毎月公開しています。

現在の中国株は政治不安によるカントリーリスクで割安になっているものの、そのポテンシャル自体はかなり高く、中長期的には米国・米ドルの覇権国・基軸通貨の地位に取って代わる可能性があると私は思っています。


なんで一応、米国の覇権が崩れた場合の備えとして資産の一部を中国株にしています。

中国株への長期投資を考えている、もしくは少額でも中国株に投資したいと考えている人がいましたら参考にしてください。

積立設定と投資方針はこんな感じです。

投資金額:約3万円/月
利用証券会社:SBI証券
投資期間:33ヶ月(2年9ヶ月)
投資方針:ポートフォリオの3.3%まで積立投資
投資銘柄:中国のトップ民間企業に分散投資できる米国ETFの「CXSE」
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悪いニュースは多いが、それを上回る良いニュースあり


まずはCXSEの株価の動きですが、この1ヶ月のパフォーマンスは+2.76%と先月に続いて上昇しました。

冒頭の米中関係の悪化もありますし、それ以外にも悪材料がいっぱいあった1ヶ月だったので自分としてはかなり意外でしたね。


例えば、7月10日に発表された6月PPI(生産者物価指数)

これは前年同月比で5.4%も下落し、2015年12月以来最大の落ち込みとなっています。

中国5月物価統計、PPIは予想以上に下落 CPI伸び加速
中国国家統計局が9日発表した5月の生産者物価指数(PPI)は前年比4.6%下落し、ロイター調査の予想(4.3%下落)を上回る落ち込みになった。需要の低迷が製造業に重くのしかかった。下落は8カ月連続。


また同日発表されたCPI(消費者物価指数)の結果も悪く、深刻な需要不足によるデフレスパイラルに陥っている可能性が示唆されています。


以前まではGDPの3割弱を占めていた不動産市場も未だ恒大集団による信用不安が尾を引いていますし、同じく大手の「緑地控股集団」今月償還期限に間に合わなずにデフォルトに陥りました

それ以外にも

  • 国内の若年層失業率が過去最悪を記録したこと
  • 半導体製造装置の輸出規制が今月から強化されること
  • 先月ご紹介した7月施行開始の反スパイ法

これだけの悪材料が直近1ヶ月で噴出していたので『株価も下がるかな』なんて思ったんですが、さすが中国株ですね。

ちゃんと伸びた分野もあったことで救われました。



それこそがCXSEに多く含まれているハイテク企業群です。

というのも今月12日、中国のナンバー2である李強首相がネット大手の幹部達と協議し、同業界に対する支援を表明しました。

中国首相がインターネット大手企業と会談、さらなる支援を約束
中国の李強首相は12日、アリババグループやJDドットコム(京東)など国内の主要インターネット企業幹部らと協議。首相は地方政府に対し、こうした企業にさらなる支援を提供するよう促した。景気が下向く中で当局の締め付けが終わろうとしている兆しが示された。


記事によるとこの協議の参加者にはアリババやJDドットコム、美団などのCXSE構成上位銘柄の幹部もいたようです。


またこれとは別にアリババ傘下のアントグループ並びにテンセントへの罰金が決まり、複数年に渡った中国当局からの締め付けがついに終了したことが示唆されました。

中国、アント・グループに対する調査終了-約1400億円の罰金を発表
中国当局は同国テクノロジー大手のアント・グループとテンセント・ホールディングス(騰訊)に総額約2000億円の罰金を科し、同業界に対する厳しい締め付けの幕引きを示唆した。当局の調査が行われている間、テクノロジー大手企業は巨額の時価総額を失い、世界最大規模になるはずだった新規株式公開(IPO)の計画も頓挫した。


これによってこれまで失った巨額の時価総額が少しずつ回復する可能性や世界最大規模になるはずだったIPOの計画が再始動するかもしれませんから、このニュースは想像以上に大きいものです。

また同業界の他企業にとっても朗報ですし、中国経済を唯一牽引できそうなハイテク業界がようやく息を吹き返すことになるかもしれません。

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まだまだ含み損も多く不安は大きい。でも期待もある

上がドル換算、下が円換算です


私の現在の投資状況はご覧の通り、米ドル建てで▲32%、金額ベースだと2,735ドルもしくは22万円の含み損

依然としてこれまでの積立額に対して元本割れしています。


ですが先月まであった不安な気持ちはかなり薄くなり、反対に少しだけ希望が湧いてきました。

それほど投資対象であるネット大手企業への支援と締め付け終了期待が個人的にはデカかったです。



本当は短期でのニュースに一喜一憂することなく淡々と投資するべきなんですが、久々の心踊るニュースに舞い上がってしまいましたね。

中国関連のニュースは悪いものが多いので、こういった良いニュースは見るだけで不信感が薄らいでいきます。




今後も良いニュースがあればどんどん共有していきますね。

中国株に投資する人に少しでも参考になると嬉しいです。


それでは今回は以上です。

have a pandaful day

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