【CXSE】中国株投資34ヶ月目。中国経済崩壊の危機でどうなる中国株?!

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定期経過報告

ども!
節約投資家のぱんだマンです。



先日、中国株投資家にとって大きなニュースが入ってきました。

それがかつては中国で2番目の規模を誇る不動産開発業者だった「恒大集団」の破産申請と業界最大手の「碧桂園(カントリー・ガーデン」の債務危機。

「恒大集団」破産に続き、最大手「碧桂園」もデフォルト危機! エコノミストが警告「中国巨大不動産ドミノ倒産が、世界金融危機に発展する」
中国の空前絶後の不動産不況が、世界金融危機に発展するリスクが高まってきた。経営再建中の中国不動産大手「恒大集団」が2023年8月17日、米ニューヨークで連邦破産法を申請したのだ。さらに、「恒大集団」よりさらに規模が大きい最大手の「碧桂園」(カントリー・ガーデン)も資金繰りがひっ迫、デフォルト(債務不履行)のリスクが高ま...


連日テレビで報道されているのでご存知の方も多いと思いますが、これかなりヤバいです。

というのも中国において不動産の影響は極めて大きく、GDPの約25%が不動産業によるものと言われています(関連産業含めると約30%とも)


また個人資産の内訳でも約70%が不動産が占め、銀行が担保として預かっているものも約40%が不動産です。

これらが全て不動産という商品で繋がっている以上、不動産セクターの崩壊は中国経済全体に波及します


当然その皺寄せはハイテクセクターへの投資が主で、不動産セクターへの投資割合が少ないCXSEも避けることはできません。

そこで今回は毎月公開している中国株ETFの定期報告に加えて、中国経済の近況についてご報告しようと思います。


このブログでは、米国株インデックスメインのリスクヘッジとして中国株ETFに積立投資した結果を毎月公開しています。

現在の中国株は政治不安によるカントリーリスクで割安になっているものの、そのポテンシャル自体はかなり高く、中長期的には米国・米ドルの覇権国・基軸通貨の地位に取って代わる可能性があると私は思っています。

積立設定と投資方針はこんな感じです。

投資金額:約3万円/月
利用証券会社:SBI証券
投資期間:34ヶ月(2年10ヶ月)
投資方針:ポートフォリオの3.3%まで積立投資
投資銘柄:中国のトップ民間企業に分散投資できる米国ETFの「CXSE」
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あらゆる方面で良くない兆しが…


まずはCXSEの株価の動きですが、この1ヶ月のパフォーマンスは-6.0%とかなりの下落。

原因としては冒頭に紹介した不動産セクターの崩壊から来る中国経済全体の先行き不安でしょう。


特に最大手の「碧桂園(カントリー・ガーデン」の債務危機は負債総額が大きいですし、業界1位の企業が今後資産を投げ売りすることで不動産市場はさらに悪化することが予想されます。

そうなると他の企業も連鎖的に債務危機・債務不履行になる可能性がありますから、不動産セクター全体に暗雲が立ち込めると言っても良いでしょう。

日本経済新聞より引用

また2022年末に発表された「不動産開発大手10社+恒大集団の負債総額は10兆億元」中国のGDPの1割近くにもなる危険水域に入ってますから、中国政府の対応次第では経済が長期で停滞することも考えられます。

仮に上手くいったとしても中国経済成長の柱である不動産セクターはしばらく回復しないでしょうから、それが他のセクターにどのように波及して中国経済全体にどれだけ悪影響をもたらすのかは未知数ですからね。


このようなこともあって欧米のヘッジファンドや海外ファンドはセクターに関係なく中国株を手放しているみたいです。

実際、中国本土株市場では12営業日連続で計93億ドル(約1兆3500億円)相当の資金が引き揚げられるなど、2016年にデータ追跡を開始してから最長の資金流出が続いています。

海外投資家の中国株売り止まらず、総額1.4兆円に-優良株さえ売却
海外投資家が中国の優良株を手放している。中国株の下落が加速する中、同国の業界リーダーでさえ人気が低下している。


また経済指標を見ても小売売上高鉱工業生産は失速が見受けられますし、CPI(消費者物価指数)とPPI(生産者物価指数)もデフレの兆候どころかデフレ領域入り。

若年層の失業率は何度も過去最高を更新していますし、これまで稼いできた輸出まで落ち込んでいるのが今の中国経済の実情です。

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回復の道はあるのか?

このように中国経済全体に向かい風が吹いている状況ですから、いくらハイテクメインなCXSEといえど状況は非常に厳しいです。

ですが幸か不幸か冒頭でも紹介したように、CXSEの不動産セクターの割合はたった3.42%と低いです。


なので不動産セクターの混乱が収まれば上昇の余地はあると個人的には思っています。

実際、構成銘柄トップ5のここ1ヶ月の推移は悪くありませんし、これまで苦しかったハイテク企業への締め付けも予想通り一転しました。


中国政府としても不動産セクターに変わる成長エンジンは必要ですし、それがないと経済成長できませんから人民を抑えられなくなります。

そうなるとやはりハイテク分野しか選択肢がありませんから、この分野への支援をせざるおえなくなると思います。


なので短期的には含み損が増えることを覚悟しつつ、その先を見据えて引き続き投資していこうと思います。


現在の投資状況は米ドル建てで▲34%、金額ベースだと2,948ドルもしくは22万円の含み損

円安のおかげで円建てでは含み損が膨らんでいませんが、ドル建てだと大分膨らんできました。

上がドル換算、下が円換算です


ですが投資目的がそもそもリスクヘッジなので、損してるのは悔しいですがこのまま継続するつもりです。


中国経済は世界経済の牽引役でもありますから、この問題が世界的なショックにならないうちに早く立て直して欲しいものです。

また続報がありましたら報告しますね!


それでは今回は以上です。

have a pandaful day

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