ども!
節約投資家のぱんだマンです。
2021年2月から長い下り坂だった中国株が遂に底打ちした可能性があります。
米ブルームバーグによると、16日に中国政府が『株式市場を安定的に維持する』と表明し、劉鶴副首相が主宰した国務院金融安定発展委員会でも『インターネットプラットフォーム企業を「是正」する取り組みは近く終わる方向だ』と報じました。
これによって中国株は全面的に急反発。
中でも香港に上場する中国本土企業からなるハンセン中国企業株(H株)指数は、前日まで続いていた記録的な売りから一転、2008年の金融危機時以来の上昇率を記録しました。

他の株価指数も大幅上昇
ちなみにハンセン中国企業株(H株)指数以外の中国株価指数も大きく上昇しています。
例えば、
- 香港ハンセン株価指数・・・+9.1% (香港市場全体の動きを表す代表的な株価指数)
- CSI300指数・・・+4.3% (上海証券取引所と深圳証券取引所で取引されている上位300銘柄で構成された株価指数)
- 上海総合指数・・・+3.5% (上海証券取引所に上場するすべての株で構成される株価指数)

どの指数も軒並み上昇しています。
もちろん私が投資する中国ハイテク企業ETFである「CXSE」も大きく上昇しています。
なにせ組入第1位のテンセント、第2位のアリババが23%以上上昇してますからね。
CXSEの投資状況は毎月の定期報告で改めてまとめたいと思いますので、もうしばらくお待ちください。
懸念も残る

ただ、そうは言っても東欧ではウクライナとロシアが戦争中で世界の株式相場は非常に不安定な状況です。
それに『中国はロシアを支援している』なんて話もありますから、国際社会から何らかの制裁が課せられるかもしれません。
そうなると米国にADR上場している企業を筆頭に暴落しますから、流石に中国政府も自国の経済を崩壊させてまでロシアを支援するなんてことはないと思います。
一応、中国は最近ロシアへの軍事支援や兵器供与は否定していますからね。
状況的にはまだまだ油断はできないものの、個人的には『ようやく安心できるかも』という感じです。
元々、圧倒的な人口をビッグデータ化し自社サービスに繋げられるテンセントやアリババ、美団などのハイテク企業はもっと評価されるべきポテンシャルを持っていました。
人材も国内で14億人と豊富ですし、外国企業にとっては中国当局からの検閲やデータの流出などが懸念され参入障壁が高い市場です。
それを規制によってセルフ経済制裁していたんですから、見直されれば資金が集まり収益性も改善することが期待されます。
今まで割安価格で仕込んできた中国株がどうなるか、今後の楽しみにしたいと思います。
今回は以上です。
have a pandaful day
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