ども!
節約投資家のぱんだマンです。
『株式投資などのリスク資産の割合は「100−年齢」にしましょう』と良く言われます。
例えば年齢が30歳の人なら、「100-30」で70%程度のリスク資産を保有し、30%程度の非リスク資産(預金や債券など)を持つ。
これは基本的に年齢が上がる→働いて稼ぐことができる残り期間が短くなる(人的資本の低下)→リスク許容度が下がる
このような流れになるため、リスク資産を保有する割合を年々下げて安定的かつ保守的にいきましょうって考え方です。
イメージとしてはこんな感じ。

これは一見すると正しいようにも思えますが、個人的には一つの目安にはなるが絶対の正解ではないと思います。
そこで今回は、リスク資産5%未満の私の考え方を一つ紹介できればと思います。
リスク資産をどれくらい保有しようか考えている人はぜひ参考にしてください。
リスク資産の割合は自身のリスク許容度次第

2022年8月末時点での私のリスク資産の割合は95.1%。
生活防衛資金と必要最低限の生活費を除いて、私はほぼ全財産を株などのリスク資産に投資しています。
「100−年齢」の式に当てはめると4〜5歳の幼児ってところですが、こんな極端な資産配分で私はずっと生活しています。
理由はただ一つ。
『総資産1億円を目指して最速でFIREしたいから!』
長期での運用利回りがある程度決まっているインデックス投資でFIREを目指す以上、非リスク資産への投資はFIREまでの期間を先延ばしする枷だと私は思っています。
なにせ期待リターンは株式>>>>債券。

これは短期の話ではなく、ここ200年以上の歴史を振り返っても純然たる事実です。
ならば、リスク資産である株式をほぼ100%に近い水準で保有すれば、『少しぐらいFIREが近づくんじゃないか』って考えてこの比率にしています。
非リスク資産と組み合わせてシャープレシオを最大化する効率的フロンティアって考えもありますが、手数料やリバランスする手間、数十年という長期運用のことを考えると、個人的にはどうしても株式ほぼ100%に劣るように思えます。
株式ほぼ100%にする上で1番懸念されることは、株式の値動きリスク(もしくは元本割れリスク)に耐えられるのか?ってことではないでしょうか。
株式は期待リターンが高い反面、暴落が十数年に一度の頻度で発生しています。
ここ100年を振り返っても暴落と言える30%以上の下落は8回もありました(米国株の場合)
- 1929年8月~1932年6月:-86%【世界恐慌】
- 1937年2月~1938年3月:-53%
- 1968年11月~1970年6月:-33%
- 1972年12月~1974年9月:-46%
- 1987年8月~1987年11月:-34%【ブラックマンデー】
- 2000年3月~2002年10月:-49%【ITバブル崩壊】
- 2007年10月~2009年3月:-56%【リーマンショック】
- 2020年2月~2020年3月:-34%【コロナショック】
そして今後も同様の、もしくはこれら以上の暴落が発生する可能性は十分にあり得ます。
その際に精神的ショックで狼狽売りしないか、景気が悪くなり自身の生活も危うくならないか。
それらについては投資割合を決める前に十分に考慮しなくてはいけません。
私は現在の自分の環境(年齢や家族構成、借金の有無、会社での立場、他社でも活きるスキルなど)や投資経験、性格などを考え抜いて上で、生活防衛資金を半年分備えれば95%以上のリスク資産を抱えてもリスク許容度内だと判断しました。
要はこの【リスク許容度内か】、ここが1番重要です。
安直に「100ー年齢」でも一つの目安にはなりますが、それが自分に合っていなければ必要以上にリスクを背負った投資をしたり、目標に対して低すぎるリスク資産の割合になってしまったりします。
自分の思い描く理想の将来を作るため、自分のリスク許容度に見合った適切なリスク資産の割合を設定しましょう。
皆さんがリスク資産の割合を決める一つの参考にしてもらえると嬉しいです。
今回は以上です。
have a pandaful day
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