つみたてNISA54ヶ月目。8月CPIが予想よりも悪く、インフレの長期化も視野に

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定期経過報告

ども!
節約投資家のぱんだマンです。



今回は毎月恒例のつみたてNISA結果公開回です。

先月、つみたてNISA資産合計がついに300万円を突破しました!!

毎月コツコツやった積立投資がこれだけの資産になることを、多くの人に証明できましたことが嬉しいです٩( ᐛ )و

つみたてNISA53ヶ月目で初の300万円突破!しばらく米国株は安泰かも
非課税制度をたっぷり味わう20代会社員の資産運用!インフレはもうピークアウトしている?!S&P500は上昇続く!


この毎月公開しているつみたてNISA記事自体、

  • 少しでもつみたてNISAをやる人に寄り添えるように
  • これからつみたてNISAを始める人が最初の一歩を踏み出せるように

を目的にしていますから、今後もこんな感じで個人投資家の皆さんと一緒にちょっとずつお金持ちになっていこうと思います。


それでは8月のつみたてNISA結果と、直近の重要ニュースいってみましょう!



このブログではつみたてNISAが開始された2018年からの資産推移を毎月公開しているので、『投資するとこんな感じになるんだな〜』と多くの人に知ってもらえると嬉しいです。

そして少しでも多くの人が投資を始めて、より良い人生にしていきましょう!

つみたてNISAに関する設定はこんな感じです。

投資銘柄:eMAXIS Slim米国株式(運用のみ銘柄が別であり)
投資金額:月33,333円
利用証券会社:楽天証券(2023年から変更予定)
投資方針:30歳・独身・会社員、リスク許容度高く、運用可能年数も長いので米国株インデックスに集中投資派
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結果発表

早速結果ですが、54ヶ月目での資産は298万円になりました!(投資元本は189万円)

300万円台に乗った先月からわずかに減ったものの、正直これだけの減少で済んでいるのは円安によるメリットが大きいです。


というのも、この期間でのS&P500(ドル建て)は8.7%も下落していますが、ドル円は7.7%も円安方向に動いていますから、ほぼ±0%のようになっています。


私が投資している「eMAXIS Slim米国株式(S&P500)」のような投資信託は、日本円でお金を集めているものの最終的には米ドル資産(AppleやAmazonなどの米国株)に変えていますので、為替を考慮しなければ左のS&P500指数のように下落しています。

しかし実際は為替が大きく影響しますので、円安方向に振れればすでに投資していた米ドル資産の円建て評価額が引き上がります。

結果的に、株価下落の影響を円安がいい意味で打ち消してしまったわけです。


ただ、これはメリットだけではありません。


今後新たに投資する分については、円安のせいで現在下落している米国株を多く買い付けることができません

「多く買い付けることができない=これから資産を増やそうと考えている資産形成期の人にとってはマイナス」ですから、一長一短といってもいいでしょう。

しかし、だからといってこれ以上円安が進行しないとも限りませんので『今は円安だから投資しない』というのは論外で、今後もコツコツと積立投資でいいと思います。



ちなみにこれがつみたてNISAを始めてからの資産推移と銘柄別のリターンです。

楽天バンガードは現在運用のみ。
今は全額eMAXIS Slim米国株式に投資しています。


インデックス投資に必要なことは継続力ってことが、この推移を見れば分かりますね。

最初の2年は投資元本からほぼ増えていませんし、2020年3月のコロナショックでは過去一の含み損です。

多くの人がこのような期間を体験すると、「インデックス投資は儲かる」という高い期待からの落胆で投資の意味を見出せなくなります。


実際は積立初期の下落やヨコヨコ相場なんて最高の展開であるはずなのに。。。

いいですか!!
この不遇な期間が長ければ長いほど、抜けた後の爆発力は凄まじいものがあります!

なのでそれを体験したいなら、投資を続けるしかないんですよ。

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8月CPIが予想よりも悪く、インフレの長期化も視野に


米労働省は9月13日、世界中の市場参加者が注目していた「8月消費者物価指数」を発表しました。

結果は前年同月比8.3%上昇と、伸びは7月の8.5%から縮小したものの市場予想の8.1%を上回りました。

変動の激しい食品とエネルギーを除くコアCPIはさらに悪く、前年同月比6.3%上昇と7月の5.9%から伸びが加速し、予想の6.1%も上回りました。


これを受けてマーケットは転落。

S&P500は4.3%下落し、NYダウに至っては今年最大の下げ幅を記録しました。

米国株式市場=2年超ぶり大幅下落、ダウ1276ドル安 予想上回るCPI受け
米国株式市場は急反落。8月の米消費者物価指数(CPI)が市場予想を上回る伸びとなり、近い将来に連邦準備理事会(FRB)がインフレ対応でタカ派姿勢を弱めるという期待に冷水を浴びせた。


『コアCPIは悪かったものの、CPI自体は前年同月比より縮小しているのになんで??』と思われるかもしれませんが、この理由はこれまでのインフレとは違った兆候が見え始めたことが大きいです。


これまでインフレというのは、原油価格の高騰が一番の原因でした。

  • 世界的な脱炭素の動きから、ロシアのウクライナ侵攻、それに伴う欧州への天然ガス供給停止
  • 世界的な景気回復による需要の拡大と世界一の産油国である米国のクリーンエネルギー政策

これらが合わさって原油価格が異常な高騰を示し、ありとあらゆる産業のコストが増大しました。


しかし今回の発表を見てみると、もっと恐ろしいことが起きているんじゃないかと危惧されています。

それが賃金や家賃、教育費など、一度インフレするとなかなか下がりにくい分野のインフレです。


特に家賃はCPIに占める比率も大きいですし、賃金はこのまま高止まりすれば「賃金・物価スパイラル」になる可能性も懸念されます。


そうなると持続的なインフレが予想されますので、FRBによる利上げの波は止まらないでしょう。

今のところ確率は低いですが、1%の利上げも市場では予想されています。

FOMC利上げ幅予想に揺れ動くトレーダー、やはり75それとも100か
米金融当局者らがその気になれば、来週の連邦公開市場委員会(FOMC)会合で政策金利を100ベーシスポイント(bp、1bp=0.01%)引き上げる根拠を細かい状況精査で見つけられるかもしれない。ただ基本シナリオは依然として75bpのようだ。


金利は株式にとって重力のようなものですから、金利が上がれば株価は短期的に下落します。

特にS&P500に最も組み込まれている情報・技術セクターは金利の影響を受けやすいですから、9月FOMCで「どうなるか」は個人投資家も注目した方がいいですよ!!


積立投資を継続するだけだとどうしても相場の急変に慌ててしまいますし、心の準備もなにもできないですからね。

強靭な握力を持つためにも、最近の情勢だけは頭に入れておきましょう!



それでは今回は以上です。

have a pandaful day

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