ども!
節約投資家のぱんだマンです。
みなさんは自身のポートフォリオに債券を組み込んでいますか?
私自身、まだ20代なこともあって、債券は1%も保有していないですし、今後も投資するつもりはありません。
現在の私のポートフォリオは現金5%で、残りは全て株式です。
資産額は約1300万円で、これからもこれぐらいの割合でいくつもりです。
なので今回は、20〜30代は債券に投資するべきではない理由を説明しようと思います。
利回りが低い
債券で最も有名で人気と言ったら【AGG】と【BND】だと思います。
米国の投資適格債券全体にまるっと投資できる【AGG】と【BND】は、経費率も低く、歴史も長く、取引高も多い、誰もが認める米国総合債券ETFですね。
しかしこれらの利回りは平均して2.5〜3%ほどです。
こちらは各ETFの過去10年分の分配金利回りです。
AGG | BND | |
---|---|---|
2019 | 2.85% | 2.71% |
2018 | 2.64% | 2.73% |
2017 | 2.35% | 2.57% |
2016 | 2.39% | 2.51% |
2015 | 2.41% | 2.52% |
2014 | 2.48% | 2.87% |
2013 | 2.23% | 2.65% |
2012 | 2.97% | 3.26% |
2011 | 3.30% | 3.72% |
2010 | 3.83% | 4.01% |
平均 | 2.75% | 2.97% |
どうでしょうか?
単純な利回りだけを見たら、S&P500のような分散されたインデックスファンドの方が優秀です。
ちなみにこの期間のS&P500の年平均利回りは約18%。
この期間は米国株式の調子が特に良かった10年ですが、今後も債券を持つ旨みが薄いように思われます。
長期的なリターンを押し下げる
今20〜30代の方でしたら、投資期間はかなりの長期を想定していると思います。
そして長期投資の最大の利点は、複利効果です。
その複利効果を0.1%でも大きく効かせるために、少しでも安い信託報酬の投資信託や購入手数料のETFを購入していると思います。
ですがそれだけ僅か数%を気にしているなら、長期リターンを数%も押し下げる債券を買うことをなぜ許容できるんでしょうか?
例えば、100万円を株式50%、債券50%に分けるとします。
翌年のトータルリターンが株式は10%で債券が3%なら、全体で13%しかリターンが出ていません。
株式100%なら20%の利益が出ていたのに、7%もリターンを押し下げてます。
1年でこれですから、これが5年、10年と続けば差は開くばかりです。
そこに複利が効くわけですから、どうなるかは想像に難くないでしょう。
リスクは抑えられるが、低い価格で買い増せない

長期投資を続ける上で避けて通れないのは、暴落でしょう。
この数十年でもITバブル崩壊、リーマンショック、コロナショックなどがありました。
そうした場合に備えて債券を購入している方も多いと思います。
実際、こうしたショックが起きれば株式は暴落し、株価は目も当てられなくなるでしょう。
その点、AGGやBNDといった債券は、価格は少しだけ下落するものの、株式ほど激しくはなく、ポートフォリオ全体でみた評価損もマイルドにしてくれます。
しかし裏を返せば、市場で起きているバーゲンセール中の株を少しでも多く、安く買い増せないことになります。
株式を長期で積立すれば、ドルコスト平均法によって暴落中はスポット購入しなくても、安い価格で買い増すことができるからです。
そして暴落が終わらなかったことは、今までの歴史上ありません。
必ず以前の値を超えるのが資本主義経済です。
その時に以前の価格から少ししか上がらない債券と、上がり続ける株式、どっちが良いでしょうか。
守る力もゴールドより低い
資産を守るために債券の利用していても、債券はゴールドより守る力が弱いです。
守る力とは、資産全体で見た場合の暴落時での耐ショック性です。
下のグラフは2018年から2020年末までの、株式、債券、ゴールドのチャートです。
ご覧になって分かる通り、債券だと株式の暴落のショックをカバーできるほどの防御力はありません。

しかし金の場合は、株式と逆相関の場合が多く、株式の暴落をかなりマイルドにしてくれるでしょう。
実際、株価の下落場面で、金価格は上昇しています。
みなさんが欲している資産を守る力というのはこういうことでないでしょうか?
結論
20〜30代のまだまだ現役世代は、債券に投資するより株の保有率を上げ、将来の資産額の最大化に努めるべきだと思います。
どうしても暴落が怖い、価格の振れ幅が株式だと大きいと考える人は、現金や金を保有することで防御力を上げるのがベスト。
暴落時でも積立はやめず、平均取得単価をできるだけ下げるようにするのが、現役世代の正解ではないでしょうか。
ではまた次回!
have a pandaful day
コメント