メタ(旧フェイスブック)陥落から分かるインデックス投資の素晴らしさ

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ども!
節約投資家のぱんだマンです。



先日、ブルームバーグの記事で面白いものがありました。

メタ、世界の時価総額トップ10から陥落-ピーク時から5130億ドル減
メタ・プラットフォームズ(旧フェイスブック)は17日の米株式市場で4.1%安となり、時価総額トップ10から陥落した。同社の今月これまでの株価騰落率は月間ベースで過去最悪だった。


記事の内容は、「Meta(旧フェイスブック)」の株価が下落し、世界の時価総額ランキングトップ10から陥落したとのものです。

2021年9月時点は6位でしたから、半年で5つ順位を落としたことになります。


これを見て、皆さんはなにか感じましたか?

個人的にはこの記事から、「時価総額加重平均の良さとインデックス投資の強み」を改めて確認することができました。


なので今回はこれらに関して、改めて説明させてください。


そして今自分がS&P500や全世界株式などの王道のインデックス投資をしているなら、さらにその自信を深めてほしいと思います。

逆に特定の個別銘柄への長期投資をしている方は、今一度自分のリスク許容度と見直してから投資することを勧めます。

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時価総額加重平均は弱肉強食の算出方法


まず最初に指数の算出方法に関してですが、これには一般的に以下の2種類があり、それぞれ特徴があります。

  • 株価平均型(NYダウや日経平均など)・・・構成銘柄の株価の平均であることから、株価の高い銘柄の株価変動が指数に与える影響が大きくなる

  • 時価総額加重型(S&P500やナスダック100など)・・・時価総額の大きな銘柄の株価変動が指数に与える影響が大きくなります。


どちらが有利・不利というわけではありませんが、個人的にはより競争原理が働く時価総額加重平均の方が市場により即していると思います。

なにせ時価総額ですから、その企業のリアルタイムの規模や価値、世界中の投資家からの評価が全てその数字には凝縮されています


なので結果として、上位には常に時価総額が大きい今を象徴する選ばれた企業のみが残り、指数は持続的な成長が期待できるというワケです。


もちろん時には過大評価されたり過小評価されますが、そのブレはインデックス投資家以外の投資家によって修正されますから、指数の持続的な成長には差し支えありません。



加えて一部指数を紹介すると、S&P500なら四半期毎に銘柄入替を検討し、ナスダック100は毎年12月に銘柄を入れ替えます(これは他の指数であっても定期的にやっています)

これにより謂わばダメな企業と新進気鋭の企業をターンオーバーさせ、徹底的に時価総額レースを強いているんです。

この強力な企業間生存競争レースに片手間感覚で投資できるのが、時価総額加重平均型インデックスに投資する強みだと思います。

個別銘柄へ長期投資するリスク


昨年末までの右肩上がりの上昇相場を受けて、分散された指数ではなく個別銘柄に投資してインデックスファンドのアウトパフォームを狙う投資法が一部では流行りました。

例えば、人気のGAFAMFANG銘柄への集中投資です。


しかしこれら銘柄への投資は超大型株といえど、リスクはインデックスファンドとは比べられません。

個別株投資であるがゆえにインデックスファンドのように銘柄入替もありませんし、時価総額加重平均によって比率が変わることもありません。


なので最悪、「腐った企業に足を引っ張られてインデックスをアンダーパフォームする」
なんてことも普通に可能性があります。



これは過去30年の世界の株式時価総額ランキングトップ10です。

1989年2000年2010年2022年
1日本電信電話MicrosoftExxon MobileApple
2日本興業銀行CiscoPetro ChinaMicrosoft
3住友銀行GEAppleSaudi Aramco
4富士銀行Intel中国工商銀行Alphabet
5第一勧業銀行NTTドコモMicrosoftAmazon.com
6IBMボーダフォンChina MobileTesla
7三菱銀行ExxonBerkshire HathawayBerkshire Hathaway
8Exxon MobileNTT中国建設銀行NVIDIA
9東京電力WallmartWallmartTSMC
10Royal Dutch ShellNokiaNestleTencent


これを見ると一目瞭然ですが、この30年トップ10に居続けた企業はいません。

時代の潮流や技術の進歩もありますが、大きくなりすぎた企業は次第に成長性を失い没落していきます。

これが個別銘柄への長期投資最大のリスクではないでしょうか。



実際、ブルームバーグの記事にあったようにMetaは2月の決算が悪く株価は暴落し、時価総額が1日の減少額として過去最大の2,300億ドル減少しました。

同じくFANG銘柄の一角であるとNETFLIXも決算発表後に暴落し、3月8日に直近高値から51%の株価下落を記録しました。


もちろん、この2社が今後も下がり続けるかは不明ですし、逆に大きく反転してさらに時価総額上位に入るかもしれません。

しかし仮にこのまま復活しなくても、新たな企業がその穴埋めをしてくれるのがインデックスファンドの強いところだと思います。


個別で長期で勝ち続けるというのは本当に大変なことですし、身に付けなければいけない知識もテクニックも並みのものではありません。

やるとしても自分のリスク許容度内での投資を心がけてくださいね。

まとめ

王道と言われる指数へのインデックス投資は、王道と言われるだけの歴史と実績があります。

市場平均をアウトパフォームしたいという気持ちはわかりますが、GAFAMやFANG銘柄がいつまで覇権を取っているかは誰にも想像できません。


数十年前、「GE」や「エクソンモービル」が覇権を握っていた際は、このどちらも『衰退することはあり得ない』と言われていました。

しかし今はどちらもNYダウ指数から排除されるくらい落ちてしまった企業です(それでも世界的大企業ですが)


なので普通の個人投資家ほど、時価総額加重平均のインデックス投資がいいと思います。

むしろ脳死で積立できるインデックス最強というのが私の結論でした。



今回は以上です。

have a pandaful day

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