自衛隊入隊は人生のレールから外れた人がやり直せる一番簡単な方法

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自衛隊の話

ども!自衛官になって杉、ブタクサ、イネアレルギーになったぱんだマンです。

大学中退、ニート、フリーター、転職失敗、ブラック企業を退職、等々。
人生のどこかの地点で今まで上手くいっていたレールから外れ、崩れ落ち、そこから這い上がれず日々過ごしている人。
そこからやり直せる方法ないかなって思ってませんか?

私もそうでした。
私は大学を2年で中退しました。
その後1年ニートをしていました。
そしてそこから1年遊ぶお金欲しさにバイトを始めました。
22の時、就職しようにも学歴は悪い、職歴もバイトのみ、10社受けて書類選考で全て落ちました。
なかなかのレール外れっぷりじゃないですか?

しかしそれでも今は真っ当な企業に勤め、同い年と同程度の年収は稼いでいます。
そして貯金と投資を活用して1億円の資産を目指しています。

その人生の軌道修正を図れるのが自衛隊への入隊です。

いやいや、無理だよ!
って思った方、意外とそうではないんです。
確かに簡単と言うのはあくまで入るまでで、そこからは大変です。

しかしみなさんが欲しいのは元の順調だったレールに戻れるキッカケではないでしょうか?
だからこそ今日はそのキッカケを教えます。

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理由1 入隊が簡単だから

これを大きな声で言うと現役自衛官に怒られそうですが、基本的に入隊するのはすごく簡単です
自衛隊にはいくつかの入隊方法があるのですが、一番おすすめなのが自衛官候補生試験を受けることです。
この試験は他の試験と比べると、一番簡単で高卒程度の学科試験をパスできれば合格です。
しかも最近は自衛官を募集しても集まらないという状況なので合格ラインも非常に低いです。
だから勉強なんて忘れたよ、覚えてないよ、という方でも高校レベルならノー勉でいけるんじゃないでしょうか。

ちなみに自衛隊には陸・海・空ありますが、私個人のおすすめは陸です。
理由は1任期が2年で短いこと。
募集人数が多く最も合格しやすいことです。
詳しくは過去のブログを参考にしてください。
https://myishiwillgoon.com/jieikan-yamerubeki/20/

理由2 現職自衛官という肩書きで勤務中に職探しができる

晴れて自衛官になったあなた、任期満了1年前になると援護による就職斡旋を受けることができます。
これは転職に関わる知識や面接対応、合同企業説明会のことはもちろんですが、一般常識からお金や保険、年金、民間企業の常識など様々なことを教えてくれます。
これは一般常識がない隊員もいるので行われるのですが、これらの時間は全て勤務時間内です。
もちろんその間に行われる訓練は参加しなくて大丈夫です。

普通の企業ならあり得ませんよね?
仕事中に転職活動できるなんて。
ですが使えるものはありがたく使っておきましょう!

またこれも過去のブログで紹介していますが、自衛官という肩書きは企業の役員クラスにウケがいいです。
下手に民間からの転職を繰り返して上を目指すよりも、企業分析や自分の適性、面接対策などに時間を大量に使って、一気にランクが上な会社にアタックした方が成功率が高いです。

理由3 実社会で必要な社会性を身に付けられる

自衛隊というのは良くも悪くも実社会の縮図であり、またより過酷なことが多いです。
自衛隊は強烈な縦社会ですし、当然厳しいマナー、ルールがあります。
しかしこの厳しい環境で揉まれているうちに不思議とマナーや思いやりが身につきます。

それは怖い先輩に怒られないようにするためだったり、上司に気に入られるためだったりとあまりよくない理由ですが、しかし社交性やその環境への適応力は間違いなく上がります

これは転職した際にあなたの武器になります。
新たな職場へ最も簡単に馴染むためには、そこで働いている人たちに気に入られればいい訳です。
最悪嫌われなければいいと考えれば、自衛隊という組織で身に付けたこの力は強烈にあなたをバックアップしてくれることでしょう。

理由4 いくらでも失敗して良い

自衛隊は国の組織です。
そしてそこで働けば公務員です。
何が言いたいかというといくら失敗してもクビにならないということです。

もちろん警察沙汰や犯罪行為を行えば停職や依願退職になることもありますが、そういった行為ではなく仕事中のミスであればクビになることはありません。
私も在籍時は部隊の車を5度ぶつけ、銃の部品は無くし、上司の命令を聞き間違えて全く意味のないことをしたことがあります。

さすがにすごい怒られましたが、クビにはなっていません。

もし私が昇進を目指していたら上記のミスは減点対象になりますが、私はそもそも2任期か3任期で辞めるつもりだったので全く関係ないことです。
このいくらでも失敗はできるというのは、失敗を恐れてできないという方を勇気づけることにはならないでしょうか。

理由5 ある程度のお金が貯まる

自衛隊では基本的に衣・食・住が無料です。
また業績関係なく給与もボーナスも出ます
民間が今回のコロナでボーナス全カットや基本給3割減と言われてる中で、やはり国に守られてるというのは安心できます。
極端な話、給料全額貯金することも可能です。

また自衛官候補生から自衛官になると2年毎に約60万、120万、100万と給料とボーナスとは別でお金が貰えるので、将来の転職や新生活への貯金ができます(陸・海・空で金額は異なる)
また人によってはスーツを数着も買ったり、遠い地方に引っ越すことになるので、お金はいくらあってもいいと思います。
ただでさえ不安になる新生活や新しい職場なので、金銭的な不安は抱えないように自衛隊で貰えるお金は心の安定剤に利用しましょう

理由6 自信がつく

自衛隊で任期を満了するということは自分への自信に繋がります。
だってあなたはあのキツイ訓練や錬成を乗り越えたんですよ!

それはいくつもの困難や苦労を乗り越えてきた証です。
人を一番魅力的に見せる要素はその人の内から出る自信と言われます。
自信は気づかぬうちに表情に、姿勢に、行動に出るからです。

これは転職はもちろん、恋愛や友情にも繋がります
是非入隊前に写真を撮って比べてみてください。
確実にあなたは入隊前より自信に溢れ、より魅力的になっていると思います。

理由7 似た境遇のやつが意外と多い

これは私が入隊してから感じたのですが、意外と元ニートやフリーターが多いです。
私の時は半数ぐらいがそうでした。
また様々な趣味嗜好の人がいて、ミリオタ、アニオタ、ゲーム、フィギュア、漫画と毎日いろいろなネタの話で盛り上がっています。

今まで私は自分と同じ趣味の人を見つけられなかったので、入隊してから毎日楽しかったです。
特に同じように大学を中退して親に強引に入隊させられた奴と『いつか成功しよう』などと将来の話や人生逆転の方法ばかり話していました。
また彼らとの出会い、そして過酷な訓練を共に乗り越えて作られた絆は今までになかった自分を支える大切な柱になりました。

理由8 しゃべりが明るくなる、ハキハキになる

自衛隊では声を大きく、はっきり出すことが日常茶飯事です。
これは命令を正しく伝え、また自身のやる気を見せるためです。

ボソボソ喋る癖がある人でもこの生活を数ヶ月続けると、私生活でも明るくハキハキと喋るようになります。
強くはっきりとした話し方や表情は、自分の言葉に説得力を持たせます
これは面接で非常に有利になります。

面接官は質問の答えより、その人の考え方や表現方法、受け答えを重視するからです。
私も実際に面接官に『ハキハキしゃべるね〜』と言われましたし、入社後に『好印象だった』と評価されてました。

理由9 免許や資格が無料または小額で勤務中に取れる

これも国が任期満了で退職する隊員が困らないようにする援助の一環で、自分が受けたい、取得したい資格や免許を一つだけ基本的には無料で取れるものです。

求人票の採用条件で要〇〇免許や〇〇資格などありますが、これを仕事として取りに行くことができます。
転職では資格の有無は大きいです
なぜなら有資格者なら即戦力として使えるからです。
ですから希望の企業が決まっているのなら、その企業が欲しがる人材になるのが採用までの最短距離です。

この間の訓練はもちろん出なくて大丈夫です。
私の後輩はこれで運転免許を、別の後輩はボイラー技師を取得していました。
普通に考えたらあり得ないサービスですので、是非自分の転職に必要な資格や免許を取得しましょう。

理由10 退職も容易

任期制隊員は任期が陸が2年、海・空が3年と決まっていますから、基本的に昇進試験を受けなければどこかのタイミングで任期満了、退職になります。

民間企業のように退職届を書く必要すらありません
ですから精神的にも非常に楽です。

民間企業だと退職届を出すのも気を使うし、上司には受け取ってもらえるか不安になるしで、心理的な負担が大きいんですよね。
その点自衛隊は非常に簡単です。

理由11 仲間ができる

正直これまで様々な理由を紹介しましたが、人生の軌道修正・復活を成功させるために一番大事なことはコレだと思います。
苦楽を共に過ごし、自分のことを誰よりも理解してくれる理解者
あなたにはいますか?

私は恥ずかしい話、自衛隊に入隊する前まではそんな存在いませんでした。
だから全てのことを自分で決め、勝手に失敗して、勝手に底辺まで落ちたのです。

しかし自衛隊にはそんな自分と共に苦痛を耐えて、壁を乗り越えた仲間がいる。
自分一人では絶対に耐えられなかった辛い時間を、仲間と一緒なら耐えられた。
それがどれだけ力になったか。
どれだけ支えられたか。

そんな奴らと出会えたことが私にとって一番の宝物になりました。
今でも彼らとは会いますし、お互いに励まし合っています。

まとめ

今回は人生のレールから転落してしまった人が復活する一番手取り早い方法を紹介してみました。
もちろんこの方法が簡単だとは思いません。
訓練はきついですし、超えるべき壁もたくさんあります。

しかし他の方法よりずっと再現性が高くないですか?
底辺の会社から転職を繰り返しキャリアアップする必要もなければ、高難度の資格を取得する必要もない。

高卒程度の試験をパスしたら、あとは仲間と共にきつい訓練を乗り越えるだけ。
しかも肉体的にも精神的にも成長し、資格も取れて、仲間もいる。
そして時期が来れば自衛隊から大金と共に今までは入れなかった企業に入る。

みなさんが想像していたレール復活ではないでしょうか?

やってみる価値は十分にあると思います。
この世は行動した者にのみチャンスが訪れるのです。
そしてこれはチャンスを最も掴みやすい方法です。
最初の一歩さえ踏み出せばどん底からでも這い上がれます!

昔底辺だった男が少しでも同じような境遇の人を減らせればと思います。

ではまた

have a pandaful day

コメント

  1. プレーン より:

    私が自衛隊に入隊する前に元自衛隊員のブログ等で情報を集めていた時に感じたことなのですが、陸上自衛隊と比べて海上自衛隊と航空自衛隊は隊員数が少ないため、情報を得ることが困難でした。
    そのため、私が海上自衛隊に入隊した理由を参考までにコメント欄に書かせていただきます。

    海上自衛隊は陸上勤務・艦艇勤務・航空基地勤務の割合が陸・海・空の3自衛隊の中で最もバランスよく配置されており、心理適性検査の結果が職種に色濃く反映されます(私は航空機の整備をする職種です)
    そのため、どんな仕事が自分に向いているか分からない、やりたい事が見つからないといった人には海上自衛隊はオススメできるかもしれません。

    • ぱんだマン より:

      コメント、それから貴重な体験談を教えていただきありがとうございます。
      なるほど。確かに海自と空自は合格者数も少ないことから、情報が確かに乏しいですね。

      それに心理適性検査がより重視されるのは知りませんでした。
      陸上にしろ海上にしろ、どんな仕事が向いているか分からない、やりたいことが見つからないという人こそ、自衛隊は合っているのかもしれませんね。

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