新電力は軒並み値上げ!燃料費調整額の上限撤廃で大手電力より高くなる!

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節約

ども!
節約投資家のぱんだマンです。



ついに私が契約している「エネオスでんき」にも燃料費調整額における上限撤廃のお知らせが届きました…orz


これで11月より電気代が値上げされるのがほぼ確定的になったんですが、もう逃げ場がありません。

というのも、燃料費調整額の上限を設けていた他の新電力会社も続々と同様の措置を発表しており、ついに上限ありの新電力がほぼなくなりました。


高騰する電気代を少しでも安くするために契約した新電力ですが、燃料価格の高騰と円安で完全にビジネスモデルが崩壊したようです。

そこで今回は燃料費調整額の上限撤廃についてを紹介したのち、新電力利用者はどうすべきか紹介しようと思います。


知らずにいると皆さんの電気料金もやばいことになりますので、新電力契約者は是非ご確認ください。

またこれから新電力に加入しようとしている人も要チェック!

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電気料金の内訳知ってる?

長野都市ガスでんきより引用


まず燃料費調整額について理解するために、電気料金の内訳について改めて説明します。

電気料金は主に以下の3要素から算出されて、私たちに請求されます(上記イラスト参照)

  1. 基本料金
  2. 電力量料金
  3. 再生可能エネルギー発電促進賦課金


基本料金というのは基本的に契約アンペア数によって決まるやつですね。

新電力の中には「無料」なんてところもありますが、そういうところは電力量料金単価が比較的高いので必ずしも安くなるとは限りません(Looopでんきや楽天でんき等)



ちょっと順番を飛ばして、再生可能エネルギー発電促進賦課金というのは、文字通り再生可能エネルギー発電を普及させて『環境に優しくしようぜ!』って制度。

通常よりかかってしまうコストは国民全員で負担するため、毎年決められた金額×使用量で徴収されます。

ここ数年の単価はこんな感じで増加傾向。

エネオスでんきより



そして今回話題となっている燃料費調整額が含まれるのが電力量料金。

これは「電力量料金単価✖️1ヶ月の使用量燃料費調整単価✖️1ヶ月の使用量」で決まります。


左側の電力量料金単価については基本料金のように各電力会社HPで確認できます。

大体は3段階で単価が変わる料金体系か、一律で単価が決まっている料金体系です。

エネオスでんきはこんな感じで前者。

エネオスでんき 料金プラン


よって例えば一月に200kWh使えば、19.88×120+24.54×80=4348.8円となります。


そしてこの数字に足されるのが、右側オレンジ色の燃料費調整額です。

燃料費調整額は、原油や天然ガスなどの価格変動に合わせて料金に反映されるので、事前に「〇〇円」と決まっているわけではありません。

燃料費が高くなれば燃料費調整額も高くなり、安くなればその分割引して調整しています。


この燃料費調整額は各電力会社が独自に決めていますが、大手電力会社は価格安定のため法律で上限が設定されています。

ちなみに新電力会社については法律にはありませんが、2021年ごろまでは大手電力会社と同じ上限を自ら設定しているところが多かったです。

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燃料費調整額の上限撤廃について


しかし2022年に入って戦争が勃発し、資源価格は爆上がり。

為替が急速に円安に振れたこともあって、かつてないほどの燃料費高騰が日本を襲いました。


そして体力のない新電力会社から続々と燃料費調整額上限を撤廃する動きを見せ、いよいよ上限ありの新電力がほぼなくなったのが先日のことでした。

私が調べた限りでも、エネオスでんきだけでなく

  • auでんき
  • J:COM電力
  • ドコモでんき
  • 北海道ガス
  • ソフトバンクでんき
  • 大阪ガス

など、今まで上限をつけて頑張っていた数多くの新電力がここ1ヶ月で上限撤廃の発表をしました。


また大手電力会社についても今年8月に10社全てが上限に達し、日本を取り巻くエネルギー事情が深刻な状況に陥っていることが判明しています。

Yahoo!ニュース
Yahoo!ニュースは、新聞・通信社が配信するニュースのほか、映像、雑誌や個人の書き手が執筆する記事など多種多様なニュースを掲載しています。

値上げはいくらぐらい?

日テレNEWSより引用


それでは一体いくらぐらい電気代は上がるのか?

各家庭の使用状況、契約アンペア数、契約プランによって異なるので一概に「〇〇円!」とは言えませんが、概ね500円〜2500円程度だと思われます。


上記はエネオスでんきが発表した、「もし10月の料金に上限がなかったら?」という過程で算出された燃料費調整額の差額です(使用量300kWhの場合)


うちは東京電力エリアなので882円料金が高くなる想定ですが、月間300kWhも使わないので値上げは500〜600円程度ですかね。

まぁ、あくまで2022年10月分の燃料費調整単価なので、今後も燃料費が上がれば調整単価も上がりますが。



ですがご覧の通り、上限がなくなったからといって『料金が倍になるほどの値上げ!』というわけではなく、あくまで燃料費調整額という電気料金を構成する一要素の一部分が上がるだけなので、電気料金に与えるインパクトは限定的です。

なので過度に不安がる必要はありません。



ちなみにこちらは「auでんき」で発表された単身世帯と一般世帯で算出された燃料費調整額の差額ですが、概ね私の予想と同じですね。


燃料費調整額は同じエリア内であれば他の新電力だろうとほぼ変わらないので、他社新電力ご利用でも参考になると思います。

まぁ、単身者世帯ならあまり気にならないレベルの値上げですかね。


ただ、それでも最近は食品や日用品が相次いで値上げしてますから、結局辛いことには変わらねぇな…orz

特にこれからの時期は暖房で使用量は増えるだろうし、そもそも冬になれば燃料費はもっと上がることが予想されていますからね。

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新電力契約者はどうすべきか?


先ほど紹介したように、上限が撤廃されたからといって値上げ幅は限定的です(特に単身者や二人世帯)

ただ今後も燃料費が上がり続けると考えると、消費電力の多い家庭ほどじわじわと影響してくるのも事実。


なので個人的には、大手電力会社に戻ることを考えてもいいんじゃないかと思います。

エネオスでんきからのお知らせにある通り、上限が撤廃されれば大手電力会社より高くなる場合がありますから。


ただ予想に反して燃料費の価格が下がると、割高な大手電力会社のプランですから結局料金は上がってしまいます。

また、もし戻すなら「従量電灯Bプランなど上限がまだ設定されている一番ベーシックなプランがオススメです。

現在は電話からしか申し込めないようですが、まだ申し込みは可能なので(東京電力の場合)

ちなみにエネオスでんきのにねんとく2割で2年契約していたとしても、今なら解約手数料なしで解約できるそうですよ。


なので元々不満があったけど乗り換えできなかったって人も、この機会なら無料なのでいいかもしれません。

乗り換える際は今まで契約していた電力会社への連絡は不要で、新たに契約する電力会社に申し込めば自動で解約されるので大丈夫です。



電気代の高騰を最低限に抑えられるよう、1ヶ月のご使用量など見ながらよく考えてくださいね。

それではまた次回。

have a pandaful day

節約
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