2022年はバリュー株の時代?そんなの関係ねー!

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投資

ども!
節約投資家のぱんだマンです。



最近多くの金融アナリストや著名な個人投資家が口を揃えて『2022年はグロース株よりバリュー株』、『ハイテク比率が高いインデックスファンドも今年は良くない』言っているのを目にします。

その背景には米FRBによる利上げや金融引き締め(QT)、新型コロナウイルスによる需要の先食いなどがありますが、要は去年までのように一本調子で上がっていかない相場になるから堅実な企業が多いバリュー株の方が稼げるって話だと思います。

特にこの10年ほどはグロース株ブームがあったせいで、かなり割安に放置されているバリュー株も多いですからね。


ゆえにこの機会にグロース株からバリュー株に乗り換えようと考えている個人投資家もいるかもしれませんが、本当にそれで大丈夫なの?と個人的には思います。

私はバリュー株の時代が来ようと、グロース株を今後も積み立てるつもりです。

その理由について深く説明しようと思いますので、よろしくお願いします。

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バリュー株は買うタイミングが重要


そもそもインデックス投資とバリュー株投資は投資方法が全く異なります。

バリュー株投資とは一般的にPER(株価収益率)やPBR(株価純資産倍率)が市場平均より低い割安な銘柄に投資する手法です。

つまり割安に放置されているけど、財務が健全で業績が安定している良い企業を見つける目が必要です。


これはよほど投資のプロでない限り、個人投資家には難しいです。

割安に放置されている株の多くは割安に放置されるだけのワケがあります。

  • 業績が悪く回復が見込めない
  • 経営陣の能力が低い
  • 財務体質に問題がある
  • コングロマリット・ディスカウント….等

それを見抜く目をあなたはお持ちですか?


やみくもに下落中の低PER株を買ったり、万年株価が上がらない高配当株を買えば良いと言うわけではありません。

明確な意思のもとに企業分析を行って、企業価値が割安な真のバリュー株を見つけなければいけないのです。

売り時がわからない


投資の格言に「天井三日、底百日」という言葉があります。

これは株価が高値にある期間は短く、底値にある期間のほうが長いということなんですが、皆さんはその「売り」の一瞬のチャンスを捉えるだけの出口戦略は考えていますか?

ただ持っていれば良いというわけではないのがバリュー株投資です。


これから訪れるだろうバリュー株の上昇相場はいつ終わるのか、それは誰にも予想できません。

  • QT(量的引き締め)が始まり、悪材料出尽くしの状態になったら相場は終わる
  • グロースとバリューの時代が数年おきに入れ替わっているから、数年はバリューが続く

どう見るか、そしてどうなるかは誰にも分かりません。


含み益が増えている状態だと『もっと利益が増える、こんなもんじゃない』と思ってしまいますし、売り時を逃せばインデックス投資のリターンに劣後するかもしれません。

それを冷静に見極めるのはプロでも難しいですし、そもそも我々個人投資家が情報戦では勝てないことは周知の事実です。

機関投資家より安く買って高く売るには投機的要素が多くなり、『結局なにもしない方が良かった』という結果にしかなりません。

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将来的にリターンが期待できるのはグロース


バリュー株投資を考えている人の中には、『VTVやIWDのようなバリュー株ETFでバリュー株にまとめて投資しよう』と考えている人もいると思います。

ただこれらETFの長期的パフォーマンスはよろしくありません


以下はグロース株ETFのVUGと比較したグラフですが、結果は一目瞭然ですね(VTVが運用開始した2004年2月から)


1.5倍以上の差をつけられているのがバリュー株です。

ちなみに同期間のS&P500にも完全敗北しています。


長期でなく短期であればグロース株をアウトパフォームする可能性が高いのは事実です(特に利上げやQTが始まればバリュー株の圧勝でしょう)

ですがそれは先ほどと同じく、売却する時期をキチンと見定めて利益を出さなけば意味がありません

家に帰るまでが遠足。売却して利益確定するまでがバリュー投資です。

私自身がグロース株のことを信じられる


私はグロース株の中でも、とりわけハイテク株が大好きです。

ゆえにQQQ連動の投資信託(iFreeNEXT NASDAQ100)をポートフォリオの半分近く保有しているわけなんですが、それは将来もっとハイテク技術が進んで私たちの生活により不可欠なものになっていると信じられるからです。


確かに2022年は大方の予想通りグロース株が下落し、オールドエコノミーのバリュー株が持て囃されるかもしれません。

しかし5年、10年、15年と長い目で見れば、変化が乏しいバリュー株とイノベーションが期待できるグロース株では圧倒的な差があると私は信じています。

15年前このような世界になると信じられなかったように、今から15年後の世界も信じられないような光景が広がっています。


それが信じられるからこそ、私はグロース株が暴落してもバーゲンセールだと思って購入し続けようと思います。

まとめ

最近のバリュー株推しは、ちょっと危ないと個人的には思いますね。

特に最近インデックス投資を始めた個人投資家にとって、投資とは投資額に応じて利益が増えると思われていますし、アクティブ運用の難しさはまだ未体験でしょう。

そんな人が安直にバリュー株に手を出せば、せっかくインデックス投資で出した利益が全て吹っ飛びかねません。


「今年だけバリュー株を買って高値で売り抜ける」といった意見もあるかもしれませんが、それがどれだけ難しいかは売るタイミングになって分かると思いますよ。

興味のある人は本当に少額での投資を、そこまでの人は今まで通りインデックス投資で良いと思います。


今回は以上です!

have a pandaful day

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